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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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「3月文化講演会」@神戸
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2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを
2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_115159100.jpg
 朝は10度と冷え込んでいましたが、今日は18度くらいまで気温があがりました。夜まで晴れていたので「今週は雨」の予報が外れたかと思いきや、その後は急に土砂降りです。

 いつもの朝食とエクサイズと原稿書きで午前中は終始。東京にいると本業があるため、こういう時間は休日以外に持てません。それだけでもニューヨークにいると気分転換になります。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11521391.jpg
 お昼はアパート近くのコーヒーハウス「Townhouse」で、目先を変え、エッグ・ホワイトのオムレツを作ってもらいました。

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 あとは野菜サラダも注文。これ、結構な量です。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11524078.jpg
 その後は、ニューヨーク在住のドラマー新井田孝則さんと初対面。ぼくが昔プロデュースしたアダム・ホルツマンと共演していることから連絡を取り合うようになり、今回初めてお会いしました。このひと、かなり凄いキャリアの持ち主です。詳しくは本人のWeb Site⇒こちらをごらんください。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_1153385.jpg
 これは新井田さんのCD。

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 その後、日本にいるときから興味を持っていたピカソ展に行ってきました。21丁目のウエストサイドにある「Gagosian Gallery」(522West 21st Street)で開催されているものです。

 昔はこのあたり、物騒な場所として知られていましたが、Chelsea Pierができたことからこの数年でかなり開けました。周辺にはギャラリーや洒落たレストランや気鋭のデザイナーによるブティックなどがあって、流行に敏感なニューヨーカーが集まるエリアのひとつになっています。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11533359.jpg
 今回のピカソ展で展示されていたのは1963年から73年にかけての晩年の作品が約100点。かなりの規模の展示で、ギャラリーだから入場は無料。落ち着いた雰囲気でいい午後のひとときが過ごせました。

 夜は、ブランフォード・マルサリスが「Jazz Standard」(116East 27th Street)に出演中なので表敬訪問です。彼から、Which set? Which day? とメールをもらっていたので、それではと今日のファースト・セットを観せてもらいました。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11535528.jpg
 いつもならジャズ・クラブのように暗い場所で食事はしません。でもここはバーベキューが売り物なので、たまにはいいかな? と思いましたが、隣のテーブルを見てやはり遠慮しておきました。それでシーザース・サラダだけ注文。クルトンはもちろんひとつも食べません。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11541431.jpg
 ということで、ライヴ終了後、目と鼻の先にあるヴェジテリアン御用達インド・レストランの「Pongal」(110 Lexington Ave.)でミックス・ベジタブル・ビリヤニを。今日は野菜づくしでした。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11543430.jpg
 思えば、ブランフォードとの付き合いも25年以上になります。最初のころはお互い若かったです。アパートが隣だったことで、彼と弟のウイントンとは仲良くしてもらいました。ベビーシッターをときどき頼んだ娘も昨年長女を産み、その写真を見せたところ、彼も大喜び。ぼくたちもいつの間にかそういう年代になったんですね。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_115456100.jpg
 話はぜんぜん違いますが、このところまたよく聴くようになったのが竹内まりやさんの『デニム』というアルバム。その中に入っている「人生の扉」に、「満開の桜をこの先いったい何度見ることになるだろう」という歌詞があります。あと何度ブランフォードには会えるんでしょう。そんなことをフト思ってしまいました。年に一度会えるか会えないかの友人や知人との再会。これからはそういうひとたちとの再会がこれまで以上に大切なものになっていくでしょうね。

 さらに脱線しますが、まりやさんのこのアルバム、ぼくの世代の女性の視点で歌った曲がいくつも入っています。「人生の扉」をはじめ、「みんなひとり」や「スロー・ラブ」とか、男のぼくが聴いても共感できる歌が沢山入っていて、ニューヨークでも毎日のように聴いています。

 ときどきですが、ぼくは刹那的に「もう死んでもいいや」という気分になります。裏を返せば、自分なりにやりたいことをやったから、これ以上面倒くさいことはしたくないし、先のことなんかどうでもよくなってしまうんですね。

 そんなときにこのアルバムを聴くと、「人生、まだ楽しいことがあるみたいだ」と思えてきます。別にいまはへこんでいないんですが、落ち込みそうになったりへこみそうになったときに聴くと、気持ちを持ち直すことができます。ぼくにとっての応援歌がたくさん詰まったアルバムといえばいいでしょうか。これも音楽が持つ素晴らしい力です。いや、まりやさんの力でしょうね。

 ブランフォードが気をきかせてくれたんでしょう。ど真ん中の最前列の席をリザーヴしてくれていました。目の前で彼の演奏を聴くのはちょっと気恥ずかしかったですが、これも好意の表れと、有り難く思いました。

2009-05-06 今日はブランフォード・マルサリスを_e0021965_11551483.jpg
 カルテットは、ドラムスがジェフ・テイン・ワッツから新人のジャスティン・フォークナー(Justin Faulkner)に交代しています。演奏前に、ブランフォードがドラマーの交代についてやけに自信ありげだったんです。その意味が、ジャスティンのプレイを聴いてわかりました。

 まるで若いエルヴィン・ジョーンズです。演奏終了後に聞いたらまだ高校生で、今度の9月に卒業する18歳とのこと。フィラデルフィア在住のこの若者、今後の活躍に期待したいと思います。

 マンハッタンの夜、今日はいつもより少し暖かです。暖かいと気分も晴れるんでしょう。ブランフォードの笑顔と、心の中に流れている「人生の扉」を聴きながら家路を歩いていたら、なんだか妙な高揚感に包まれてしまいました。

 ザンキュー、ブランフォード。もちろん君の演奏も素敵だったよ。
 Thanks for inviting us, Bran. I am knocked out by your music as usual.
by jazz_ogawa | 2009-05-07 11:56 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(4)
Commented by ゆっぴー at 2009-05-07 22:16 x
>まるで若いエルヴィン・ジョーンズです。

わぉ~~!聞いてみたいです!!
エルヴィンは、アルバムを持っていて今も時たま聞いています。
18歳で、そんなに才能のある方がいるなんて、さすがアメリカですね!!
日本はどうなんでしょう?居てもヒューチャーされないだけなのでしょうか???

Commented by jazz_ogawa at 2009-05-08 03:50
ゆっぴーさん、アメリカでも才能のあるひとが必ずしも陽の目を見るわけじゃありませんから、才能にプラスして運がないと認められない世界かもしれませんね。これは音楽に限りませんし、世界中どこでも同じだと思いますが。
Commented by 浦島 at 2009-05-08 06:44 x
小川さん、驚きました。新井田さんの顔が出ているではありませんか。アダム・ホルツマンとの共演を聞いて、すっかり気に入りました。毎年のように私の町に来ているので、次回も行きたいと思っています。強烈なドラムの音。今でも耳に残っています。竹内まりあを聞いているのですね。実は私も。恥ずかしくて人には言えませんでした。私は「シングルアゲイン」を聞くと、目頭が熱くなってしまいます。
Commented by jazz_ogawa at 2009-05-08 07:45
浦島さん、新井田さんと知り合ったのは浦島さんのお陰です。彼とアダムのライヴのことをコメントしてくれたと思いますが、それで新井田さんからぼくのところに連絡があったんです。というわけで、浦島さんが縁結びの神様でした。
竹内まりやさん、ぼくたち同世代の男性にとっても、ちょっと気恥ずかしいですがシンパシーを感じさせる歌が多いですよね。それも、ほんと、涙が出るくらい共感できる歌が。
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