これまでエルヴィン・ジョーンズのジャズ・マシーンやカサンドラ・ウィルソンのバンドで来日したことのあるピアニスト、エリック・ルイスが初のリーダーとなって来日中です。
昨日は六本木ヒルズのTSUTAYAでデモンストレーション・ライヴ。夜の9時からというのに大勢のひとが集まっていました。
このひと、スタンディングでピアノを弾きます。遠くから、しかもiPhoneで写したためピンボケですが、こんな感じ。
来日に合わせてリリースされたデビュー作『Rock Jazz Vol.1』のタイトルからもわかるように、ロックの要素を取り入れています。といってもエリック流ですが。ザ・キラーズ、ニルヴァーナ、リンキン・パーク、それにストーンズの曲なんかもカヴァーしています。
これに先立ち、「Jazz Conversation」でもインタヴューさせてもらいました。どうして、いすに座らず、スタンディングでピアノを弾くのか?
あるとき、自分がピアノを弾いている写真を観て、感じたそうです。「なんてダサいんだろう」。
そのときからスタンディングでピアノを弾くようになったそうです。すると本人も思わなかったほどの反響が。これで気をよくしたルイスは、スタンディングでピアノを弾くことに専念するようになります。
「これ、ぼく流のロック・ジャズ。ロックのギタリストの気分でピアノを弾くんだ。1時間半スタンディングでピアノを弾くのは大変だよ。音楽は格闘技だ。ぼく、格闘技の道場にも行ってるからね」
袖のところに銀色のプロテクターをつけているのも、格闘技家の証だとか。
わかったようなわからんようなことをいうエリック。なので、ヘッドロックをかましておきました。