何のことかといえば、「Jazz Conversation」です。2日に新年最初の放送を行ないました。そしてあさっては早くも2回目。
2年目を迎えた「Jazz Conversation」です。番組だけじゃなくて何事についてもそうですが、ぼくの性格からいくと「いつもと同じが一番」という気持ちがある一方で、「同じじゃつまらない」というへそ曲がりの面もあります。
人間、誰にだって二重人格のところがありますから、これもいたって普通のことだと思っています。「変化しない」ことと「変化を求める」気持ち。このふたつを自分に都合のいい形で使い分けるのが、心地よく日々を過ごす知恵かもしれません。
というわけで、今年も去年同様で、「Jazz Conversation」はいままでどおりの内容+ときどき「誰もやらない企画」を盛り込めればいいなぁ、なんて思っています。
そんな思いの中で、あさっては2回目の放送がオンエアされます。
Jazz Conversation #054(2011.1.9.放送)
①【16:00:テナー・サックスで聴くバラードの名演】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第54回:ポーギーとベス)】
③【17:00:Meet The Star(第47回:KANKAWA)】
④【17:30:楽器別特集(第13回:フルート編)】
最初の特集は「テナー・サックスで聴くバラードの名演」。夕方に連続してバラードを聴くとどんな感じでしょう? ちょっといいかもしれません。
「マイルス・デイヴィスの真実」は2年目に突入。ようやくここまで来ましたが、今年はこれまで以上にじっくり、ゆっくりやっていこうかと考えています。最初のころは演奏時間も3分前後と短かったのですが、50年代以降はLPの登場により、長い演奏が多くなりました。話もしたいし音楽も聴きたい。となれば、じっくりやるしかないでしょ。
ゲストは、ぼくも楽しみにしていたオルガン奏者のKANKAWAさん。
12月に出た新作『ORGANIST』のお話や、ニューヨーク時代のことなどで盛り上がります。
KANKAWAさん、普段は帽子にサングラス姿ですが、素顔の写真は珍しいとのこと。恩師でもあるジミー・スミスの話も面白かったです。
最後のコーナーは「フルート特集」。ヒュバート・ロウズのところでは、演奏内容とは関係ないことですがちょっとしたトリヴィアも登場します。
前回は最初の30分がニューヨークからの音声配信でした。ぼくは聞いていないので音質がどうだったか心配です。そして、今回はいつものように天王洲のスタジオからお送りします。
ストレート勝負が好みですが、ときどき変化球も混ぜたいと思います。そんな「Jazz Conversation」、今年もどうぞよろしくお願いします。