明日の放送では、7日の月曜日に「Step Corporation 日本橋ショールーム」で収録した【トリビュート・トゥ・ニカ男爵夫人】が冒頭の30分を飾ります。
二カ男爵夫人については番組で話をしましたが、ぼくはトミー・フラナガンに紹介され、一度だけ彼女に会ったことがあります。1987年のお正月、ニューヨークの18丁目にあった「ジョアンナ」という大きなジャズ・クラブでのこと。
そのいきさつや彼女から聞いたエピソードは『愛しのジャズメン』に書きました。とにかくお元気で、いろいろなミュージシャンとの思い出話をしてくれました。彼女は翌年この世を去ってしまったため、このときが最初で最後の出会いになってしまいましたが。
それはともかく、明日のラインアップです。
Jazz Conversation #059(2011.2.13.放送)
①【16:00:トリビュート・トゥ・ニカ男爵夫人】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第59回:『カインド・オブ・ブルー』セカンド・セッション)】
③【17:00:Meet The Star(第52回:ハクエイ・キム)】
④【17:30:楽器別特集(第14回:クラリネット編)】
【マイルス・デイヴィスの真実】は1959年4月22日に行なわれたセカンド・セッションの様子を紹介する予定です。
そして【Meet The Star】では、先月『トライソニーク』でメジャー・デビューしたピアニストのハクエイ・キムさんが登場。
実家がお医者さんなので医学部に入ることを期待されていたようですが、ミュージシャンになってしまったとか。ぼくはミュージシャンになりそこないましたから、羨ましい限りです。
でも、そんなこんなでかなり意気投合しました。ルックスもいいですけど、ハートも熱い好青年でした。もちろん演奏もご機嫌。目下超売れっ子のピアニストです。
もともとはプログレ・ロック少年だったというので、次回はそちらで盛り上がりましょう。
サイン入りのポスター・プレゼントもあります。サイズはB2なのでかなり大きいです。ご希望の方は番組までメールを。
そして最後は【楽器別特集:クラリネット編】です。日米のトップ・クラリネット奏者の演奏を聴いていただく予定です。
それでは13日の日曜日(どうしても13日の金曜日といいたくなってしまいますが)、いつものInter FMで16時にお会いしましょう。