駒場東大前の「Orchard Bar」で開催した「ONGAKUゼミナール」も無事に終了することができました。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
昨日の特集はグループ・サウンズ。「60年代音楽」では絶対に落とせないテーマです。あっという間のブームで消えていったGSですが、彼らが残した足跡はその後の日本における音楽ムーヴメントを考えると、とてつもなく大きなものとなりました。
そのあたりを掘り下げるつもりでいたんですが、始まったらすっかり忘れてしまい、久々の大脱線。歌謡曲の1ジャンルではあるものの、GSにはそれだけにとどまらない何かがあります。その何かについて話をしたかったんですが、表面的な出来事をお話するだけで時間が超過してしまい、後半は大幅に曲目をカット。
次回はマニアックな選曲を希望される方もいたので、そちらでさらに本領を発揮しようかと思っています(苦笑)。それと演歌特集も考えています。演歌を語らせたらジャズより詳しいですから。日本で生まれて住んでいれば、自然と邦楽に親しみ、それをマニアックに聴きこんでいたのが1960年代から70年代にかけてのぼくです。
昨日の選曲はこんなものを予定していました。
2012-04-21 ONゼミ(60年代音楽~グループ・サウンズ特集)@Orchard Bar
1 安岡力也(ザ・シャープ・ホークス)/遠い渚(2:39)1966年/2001年
2 ザ・スパイダーズ/フリ・フリ(2:11)1965年
3 ザ・スパイダーズ/ノー・ノー・ボーイ(2:44)1966年
4 ザ・スパイダーズ/夕陽が泣いている(2:29)1966年
5 ブルー・コメッツ/青い瞳(2:40)1966年
6 ブルー・コメッツ/青い渚(2:21)1966年
7 ブルー・コメッツ/ブルー・シャートゥ(2:44)1967年
8 ザ・タイガース/僕のマリー(2:25)1967年
9 ザ・タイガース/モナリザの微笑み(2:23)1967年
10 ザ・タイガース/君だけに愛を(3:15)1968年
11 ザ・タイガース/スマイル・フォーミー(3:01)1969年
12 ザ・テンプターズ/忘れ得ぬ君(2:52)1967年
13 ザ・テンプターズ/神様お願い!(2:12)1968年
14 ザ・テンプターズ/エメラルドの伝説(3:02)1968年
【休憩】
15 ザ・ワイルド・ワンズ/思い出の渚(3:02)1966年
16 ザ・ワイルド・ワンズ/青空のある限り(2:49)1967年
17 ザ・サベージ/いつまでもいつまでも(3:33)1966年
18 ヴィレッジ・シンガース/ばら色の雲(2:14)1967年
19 ヴィレッジ・シンガース/亜麻色の髪の乙女(2:58)1968年
20 ザ・カーナビーツ/好きさ好きさ好きさ(3:18)1967年
21 ザ・ジャガーズ/君に会いたい(2:59)1967年
22 ザ・ジャガーズ/キサナドゥの伝説(2:56)1968年
23 ザ・ハプニングス4/あなたが欲しい(3:03)1967年
24 ザ・ゴールデン・カップス/いとしのジザベル(2:52)1967年
25 ザ・ゴールデン・カップス/長い髪の少女(2:48)1968年
26 オックス/スワンの涙(2:51)1968年
しかし、ザ・タイガーズが終わったところで前半が終了。後半は、複数曲のアーティストは1曲に減らし、なんとか9時15分くらいに終わることができました。
次回は「音楽ゼミナール」の番外編で、作曲家の佐藤礼央さんとの「音楽よもやま話」。5月26日(土)に銀座の「le sept」で開催します。ぼくは「ビートルズ・メジャー・デビュー50周年」を記念し、ビートルズもしくはソロの映像作品から面白そうなものを選んでみようと思います。ただし珍しいものはありません。こちらもよろしくお願いします。
05.26. 『音楽よもやま話 小川隆夫X佐藤礼央』
@Bar le sept銀座 18:00~20:00 チャージ3000円(w/1 drink)
予約・お問い合わせは「le sept」(Tel:03-5537-2388)まで。