考えてみたらまだ一度もヴィレッジには行っていません。こんなことは初めてです。以前なら初日の晩からイースト・ヴィレッジで食事をしたり買い物をしたりして、ほぼ毎日一度か二度はヴィレッジに行っていたのに。
変われば変わるものです。最大の理由はレコード屋さんとCD屋さんが激減したこと。まだいくつかは残っていますが、内容は惨憺たるもの。となるとどうしても足が遠のいてしまいます。
アパートからはイースト・ヴィレッジのセント・マークス・プレイスまで歩いて25分くらい。
今回はバス、地下鉄、それにタクシーを使っていません。すべて歩きでことを済ませています。前回はバスに何度か乗ったと記憶していますが、このままだとそのときに購入したMetroCardが無効になってしまいます。どこかで乗らねば。
などと考えつつ、今日は2番街を下ってイースト・ヴィレッジへ。行きたい場所の当てはないですけど、やることないですから取り敢えず南下しましょう。今日も快晴です。
9時過ぎのセント・マークス・プレイスは閑散としたもの。
そのままなんとなく歩いていたら「Think Coffee」(248 Mercer Street)にぶつかりました。
この界隈に何軒かあるチェーン店で、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。スタバより価格はちょっと割高。
店内はかなりゆったりしていてスタバより居心地はいいです。
この目と鼻の先に昔住んでいたアパートがあるので入口をパチリ。奥(というかとなり)に写っている茶色いひさしの出た建物がウイントンとブランフォードが住んでいたアパート。
「Think Coffee」はWiFIが繋がっていなかったので近くのスタバ(Bleecker & Bond Streets)に移動。
結局お昼もここで。いつの間にかパニーニがメニューに加わっていたんですね。何種類かあったんですが、選んだのはハム&チーズ。これ、340キロ・カロリーで一番ロー・カロリーのパニーニでした。
そのあとは、これまた目と鼻の先にある「john valvatos」(315 Bowery)へ。
この店内で4月28日にチープ・トリックが『チープ・トリック at 武道館』の35周年ライヴをやったというのですが、真ん中のステージは小さいし、大変だったんじゃないかしら。
ほしい服はなかったので何も買わずに今回はオシマイ。
その後はブラブラとバワリーを北上し、5丁目を何気なく右に曲がったらレコード屋さんが。この「Good Records NYC」(218 East 5th Street)はいつオープンしたんでしょう?
ロックやジャズを含めてさまざまなジャンルの中古LPを扱っていますが、それほど珍しいものはありません。コレクター初心者なら欲しいものがほどほどの金額で買えますけど。
あとはそのまま3番街を歩き、途中で2番街に移って帰宅。
これはアパートの入口。綺麗でしょ。
いつもだとMapMyHykeは一時停止にしておくんですが、間違ってストップ・ボタンを押してしまいました。なので、ここまでの歩行時間は92分。
さて、夜ご飯です。今日はピザが食べたくなり、いくつかの候補から久々にヴィレッジの「Arturo's」(106 West Houston Street)へ。
朝と同じように2番街を下り、14丁目を右折して、ユニバーシティ・プレイスへ。9丁目の「Knickerbocker Bar and Grill」(33 University Place)では相変わらず週末にライヴをやっていました。
留学していたころはハンク・ジョーンズ、レイ・ブライアント、バリー・ハリスなんかを格安のチャージでよく聴いたんですけど、その面影はいまやなし。当然といえば当然ですけど。
そのままワシントン・スクエアを抜け、ラ・ガーディア・プレイス経由でウエスト・ハウストンへ。
これはラ・ガーディア・プレイスにいたメキシコ人?
そしてお目当ての「Arturo's」。7時ですけど外はまだこの明るさ。
食べたかった生ハムのピザ。スモール・サイズですがかなり巨大で食べきれません。
「Arturo's」はジャズの生演奏も聴かせるお店で、出演していたのは日本人ピアニストのKAYOさん率いるトリオ。
ぼくはバーに座ってピザを食べていたんですが、休憩時間にKAYOさんから声をかけていただき、お互い自己紹介。聞けば彼女はニューヨーク生活が19年で、毎年春と秋に日本でもツアーをしているとのこと。「Arturo's」には毎週月曜から金曜まで出演していますからハウス・ピアニストですね。
いただいたCD。あとで聴いてみます。
帰りはハウストン・ストリートを1番街まで歩き、寒くなってきたので今回初めてのバスに。
アパートの前でふと見上げたらエンパイアが赤色でした。これは珍しい。
そして夜のウォーキングは70分ほど。