今回はぼくが大好きなレーベル=スリー・ブラインド・マイス(TBM)の創立者でプロデューサーの藤井武さんをお招きしての「証言で綴る日本のジャズ」を19時台の1時間を使って放送します。
本人はそんなこと意識していなかったようですが、TBMは日本のブルーノートとぼくは思っています。さしずめ藤井さんはアルフレッド・ライオン。
TBMは、藤井さんの音楽感を反映させたレーベルですし、ジャケットと音にもこだわりをもっていました。レーベル名の由来もここにあるのですが、プロデューサー、アート・ディレクター、エンジニアの3人がチームとなってアルバムを発表し続けたのがTBMです。この点もブルーノートに通じています。
そんな藤井さんをお招きしての1時間、どんなお話が登場するでしょうか?
番組の冒頭では「隠れた日本の名ピアニスト」を特集します。ご本人が聞いたら「俺は隠れたピアニストなのか」と怒られてしまいそうですが、その心は「もっと評価されるべきピアニスト」ということでお許しいただければと思います。でも当の本人はひとりもこの番組、聴いていないと思いますが。
この特集は時間が30分しかありませんからあまり紹介できないところが残念ですけど、このパートも合わせて、次回は日本のジャズの大特集と思ってください。
ということで、こんな内容でやってみます。
Jazz Conversation #184(2013.8.11.放送)
①【18:00:楽器別特集(第33回:隠れた日本の名ピアニスト)】
②【18:30:マイルス・デイヴィスの真実(第158回:クロスビー・スティルス&ナシュの曲を録音)】
③【19:00:証言で綴る日本のジャズ(9)~藤井武】(1時間)
お時間のある方は8月11日の18時にInterFMでお耳にかかりましょう。
【追悼】
番組でもお馴染みのジョージ・デューク氏が8月5日、慢性リンパ性白血病で亡くなりました。享年67。
1年前に奥様を亡くしていたのに、先月新譜の『Dreamweaver』を出したばかりなのに・・・。
今年になって闘病生活を送っていたようですが、慎んでご冥福をお祈りします。
(写真は2010年3月12日にインタヴューしたときのものです)
合掌