残念というか、仕方ないというか、やるせないというか。
4月20日の「Jazz Conversation」はお休みです。
InterFMが土曜から日曜にかけてライヴ特番「InterFM 24 HOUR LIVE RADIO!」を放送することになり、それのあおりを食らったわが番組は日曜の明け方、4時すぎ(正確なスタート時間も未定=そのときにならないとわからないそうです)からの2時間を割り当てられました。
この放送時間にはガックリきました。聴いてくれるひとはいるんでしょうか? しかしグチっても仕方ありません。
それなら「Jazz Conversation」はお休みにして、違う企画でいつも以上にやりたいことをやっちゃおうじゃありませんか。この「InterFM 24 HOUR LIVE RADIO!」は「CDやレコードになっていない音源を使用すること」が条件です。幸いなことに、「Jazz Conversation」には未発表音源が豊富にありますし。
それをバンバン流しちゃいます。2時間全部が未発表演奏。ぼくの邪魔な喋りも、それぞれのコーナーの最初にちょこっと出てくるだけ。
この特番の番組名は「小川隆夫の夜明けのジャズ・スキャット」。
スキャットは歌いませんが、「Jazz Conversation」以上に内容は濃いです。
まずはマイルス・デイヴィスが1970年4月9日に「フィルモア・ウエスト」で残したライヴ(予告では11日としていましたが、気が変わって9日の演奏にします)。日付に注目です。翌日の10日に残された演奏は『ブラック・ビューティ』として発表されています。その前日の演奏をノーカット&コンプリートで紹介します。時間にして67分。一部でちょっとノイズが入りますが、そんなことを気にしてはいけません。
マイルスが「フィルモア・ウエスト」に登場したのは4月9日から12日まで。その初日のステージは「Jazz Conversation」でこれまで紹介していなかったものです。
そして次のコーナーでは、「STB139」で2011年11月29日に実況録音したスウィート・ジャズ・トリオの演奏。番組ではこのときの一部を紹介したことがありますが、もちろんそれとは違う演奏を4曲ほど。
そして最後のコーナーは「ミート・ザ・スター」と同じ趣向で、代官山にある「レザール」でのトーク&ライヴ。
ゲストはクオシモードのリーダーでピアニストの平戸祐介さん。
まだ先のことですが、9月ごろにぼくの「トーク&ライヴ」イヴェントを平戸さんと「レザール」でやることになっています。なので、つい数時間前のことですが、予行演習の感じで収録してきました。
クオシでの平戸さんもいいですが、ソロ・ピアノを弾く平戸さんもご機嫌です。
ということで、そんなこんなの2時間。一応午前4時スタートとなっていますが、こういう時間帯は少しルーズでもいいらしくて、スタートの時間もエンディングの時間も後ろにずれるかもしれません、
ぼくの番組も正味2時間ではなく、平戸さんとの「トーク&ライヴ」が長くなれば、延長される可能性があります。おまけの未発表ライヴもありますし。それはこれからの編集次第ということで。
無理してまで起きて聴く必要はありません(それじゃ聴視者が限りなくゼロに近づいちゃいますが)。こういう時間に普通では聴けないものを流すところがぼくらしくていいのでは? と。
そいうことで、内容はこんな感じ。
「InterFM 24 HOUR LIVE RADIO!~小川隆夫の夜明けのジャズ・スキャット」(2013.04.20.放送)
①【04:00:Miles Davis Live At Fillmore West - Unissued Live Performances】
②【05:10:Sweet Jazz Trio Live At STB 139 - Unissued Live Performance】
③【05:30:平戸祐介ライヴ・アット「レザール」】
④【おまけ:松浦俊夫HEX/スイート・フォー・ザ・ヴィジョナリー】
眠れないひとはどうぞ聴いてください。