おとといの土曜日(7日)に学生時代の友人たちと行ってきました。母校の成城大学アメリカ民謡研究会OB OGによるコンサートです。創部50周年を記念してのもので、50名くらいの先輩・後輩がステージに登場。
シングアウト形式のコンサートはぼくらの世代には懐かしいスタイル。創部当時によく歌われていたフォークソングから最新の曲まで、学芸会のような楽しさで無邪気に皆さんが歌っている姿は微笑ましい限りでした。
ぼくは大学が違ったので「アメ民」には入れませんでしたが、もしそのまま大学にも進んでいればぜったい「アメ民」に入っていたでしょうね。
当時はアマチュアのフォーク・グループが大人気で、ほぼ毎週末、「厚生年金大ホール」とか「渋谷公会堂」とか、都内の大きなコンサート・ホールで満員の聴衆を集めてコンサートが行なわれていました。そこから生まれたスターがわが先輩のブロードサイド・フォーや森山良子さんたちです。
そもそも「アメ民」は、記憶が正しければヴィレッジ・シンガーズの小松久さんが友人たちと作ったクラブでした。中・高校生のぼくから見たら、あのころのクラブ員はまぶしくてかっこよかった。
そういうひとたちがいまや70歳くらいになって、ステージで嬉々として歌ったり踊ったり楽器を弾いたりしている姿を観ると、問答無用で「いいなぁ」と思ってしまいます。プロのレヴェルではありませんが、そんなことより心に残るものを覚えた土曜のひとときでした。