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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2006-04-12 シカゴのダリル・ジョーンズ
 ストーンズ・フィーヴァーからようやく立ち直りつつある小川ですが、彼らのステージに触れて、今日はダリル・ジョーンズのことを思い出してみました。

e0021965_0232.jpg ダリルの存在を知ったのは1983年の6月です。マイルス・バンドに抜擢された直後の彼を「クール・ジャズ・フェスティヴァル」(現在の「JVCジャズ・フェスティヴァル」)で観たのが最初です。マイルスがカムバックしてから、マーカス・ミラー、トム・バーニーを経て、ベーシストはダリルに代わりました。その彼が参加しただけで、マイルス・バンドのサウンドが随分ファンク寄りになったなと感じたことを覚えています。
 ダリルは、2年後にブランフォード・マルサリス、ケニー・カークランド、そしてオマー・ハキムとスティングのバック・バンドを結成します。以来ポップス畑をメインに歩き、ブルース・スプリングスティーンやマドンナのツアーを経てストーンズに参加しました。

e0021965_021584.jpg そんなダリルと知己を得たのは、マイルス・バンドに在籍中のことです。やがてぼくはプロデューサーになって、その時代のマイルス・バンドにいたメンバーをリーダーにしてアルバムを作るようになります。そのシリーズ・プロダクションで最初に起用したリーダーがアダム・ホルツマンです。ベーシストはダリル以外に考えられません。
 アダムから、シカゴに住んでいるダリルの電話番号を聞いて連絡をとりました。すでにマドンナ級のアーティストと共演しているので、ノーといわれる覚悟でしたが、話してみたらいとも簡単にOKしてくれました。安いギャラにもかかわらず、ミュージシャンとして興味を示してくれたのです。もちろんアダムとの友情も大切に思っていたのでしょう。ちなみにこのときのアルバム・タイトルは『イン・ア・ラウド・ウェイ』です。マイルス・ファンならおわかりでしょう。『イン・ア・サイレント・ウェイ』をもじったものです。
 アダムのレコーディング中に、ぼくはダリルのシカゴ仲間を集めてアルバムを作りたいと持ちかけました。マイルスが長い療養からカムバックする際に、リハーサルにつき合っていたのがダリルやロバート・アーヴィングでした。彼らふたりをフィーチャーしようと考えたのです。
 すると思いがけない答えが返ってきました。実はそのふたりに、やはりマイルス・バンドに参加したことがあるギタリストのボビー・ブルーム(この間のソニー・ロリンズ・ツアーでも来日していました)、そしてドラマーはカーティス・メイフィールドのバンドにいたトビー・ウィリアムスの4人でESPというバンドを作っているというじゃありませんか。
 ESPも、考えてみればマイルスのアルバムのタイトルです。これはもう作るしかないでしょう。かくしてぼくは1992年の2月にシカゴに行きました。

 このころはバブルが真っ盛りで、レコード会社にも余裕がありました。スタジオ代が安かったこともあり、メンバーの希望どおりレコーディングは約4週間という、ジャズやフュージョンではちょっと考えられない規模になりました。
 ところがぼくのプロデューサー・フィーでは、そんなに長期のホテル滞在は無理です。ニューヨークならアパートがあるので航空運賃だけで経費は済みますが、シカゴではそうは行きません。そこでロバートに頼んで下宿のような格安のホテルを世話してもらいました。
e0021965_055094.jpg レコーディングは毎日夕方から明け方、予定の曲が終わらなければ朝の10時くらいまで続きます。疲れてホテルに戻っても、お風呂のお湯が時間外で出ないようなところに泊まっていたので、これには参りました。1週間もすると気分が落ち込んで、自分でもこれじゃ駄目だなという感じになってきました。そこで自腹を切ることにして、かなりいいホテルに移り、これで気分はぐっと楽になりました。
 メンバーがいろいろと気を使ってくれたのも嬉しかったですね。オフの日には、ぼくのカレー好きを知っていたダリルがシカゴで一番おいしいカレー屋さんに連れていってくれました。帰りには、彼の車で『ブルース・ブラザーズ』の撮影に使われた有名なレストランの前を通ったり、彼なりに面白い場所を案内してくれたんですが、これもひとりでアメリカ人相手にスタジオで苦労しているぼくを気遣っての彼なりの優しさでした。
e0021965_044698.jpg
 ダリルでおかしかったのは、音楽の世界で大成功していたにもかかわらず、両親の家に住んでいたことです。アメリカ人で、こんな大人は珍しいといえるでしょう。しかも自分の車は持っていなくて、スタジオに来るときやぼくと遊びにいくときは、母親のボルボか父親のベンツ(といっても中古のオンボロでしたが)を借りてきます。親離れしていないんだと、メンバーにからかわれても嬉しそうにしていたダリルです。
 あと、このレコーディング中に彼は初めてのコンピューターを買ったんですね。そのマッキントッシュを何とかレコーディングで使いたかったようですが、うまく作動しません。休憩時間にずっといじっていましたが、思うようにならず、結局エンジニアにプログラミングしてもらって使えるようになったのが1週間くらいあとのことです。

 いろいろあったレコーディングでしたが、振り返ってみるとみないい思い出ばかりです。そのほかのメンバーにもこのときはよくしてもらいました。その話は、またいずれということにしましょう。
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by jazz_ogawa | 2006-04-13 00:16 | 愛しのJazz Man | Trackback(2) | Comments(7)
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ボルボV70に乗った感想です。いろいろとメリットとデメリットをあげてみました。... more
Commented by Sugar at 2006-04-13 09:47 x
懐かしいです。パイオニア・レーザーディスクですね。土倉さん元気なのかなぁ。この盤にはこういうバックグラウンドがあったんですね。この続きはぜひお書きください。
Commented by forcek at 2006-04-13 17:50 x
カァー小川さんダリル・ジョーンズとはそんな関係でしたか、ホントに小川さんの音楽人生はまさに「驚きの連続(So Cool!)」ですねー(笑)そんな人生経験ができるならビンボウでも(今も十分ビンボウですが笑)なんでもしますので、小川さん是非弟子入りさせて下さい(笑)この前のスートンズのライブを思い出すと何か「親離れしていないんだと、メンバーにからかわれても嬉しそうにしていたダリル」が演奏は凄くてもかわいらしく思えますね。しかし小川さんカレー好きなんですね、これまた奥の深いカレーの話もありそうですね(笑)
Commented by jazz_ogawa at 2006-04-13 23:29
Sugarさん、土倉君が仙台でコーヒー豆屋さんをやっているのは知ってますか? 最近は連絡も途絶えがちですが、自分の生き方を見つけたみたいですね。
Commented by jazz_ogawa at 2006-04-13 23:31
forcekさん、弟子などといわずに、対等の付き合いでいきましょうよ。カレーは体のことも考えて、たまにしか食べられなくなりました。ちょっと悲しいですね。
Commented at 2006-04-14 00:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by decoppati at 2006-04-20 15:43
マイルスのバンドに居たときのダリル・ジョーンズは
ずっと若くてかっこよくてすごくステージ映えしてました。
まだナイーブで人がよかったのをよく覚えています。
ストーンズのベースが決まったっていうニュースで
久々ダリルの名前を聞いてびっくりしてからもかなり年月が経ちました。
太っててびっくりしましたが。懐かしいなあ。
Commented by jazz_ogawa at 2006-04-21 00:05
decoppatiさん、コメントありがとうございます。そうなんですよね、ぼくがプロデュースしたときも、まだいまよりはかなり痩せていましたね。
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