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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
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小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
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TEL: 078-265-6595

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2006-11-18 渋さ知らズ@渋谷O-EAST
e0021965_112858.jpg このところ入れ込んでいる渋さ知らズを15日に「渋谷O-EAST」で聴いてきました。9月にも「東京JAZZ」で観ましたし、その前は、同じ「渋谷O-EAST」で1月に観ていますす。これはぼくにしては珍しいことで、それだけこのオーケストラに興味を持っているってことです。

 どこが面白いかといえば、何でもありのごった煮的なサウンドに魅かれています。フリー・ジャズによる集団即興演奏がベースなんですが、その中にロックもあれば、何がなんだかわからない響きの音楽も盛り込まれていて、おまけにダンスも舞踏も登場するといった按配です。
 混沌としていて祝祭的。ひたすらテンションの高い音楽は、お祭り騒ぎと形容するのがぴったりかもしれません。それも夏祭りの乗りですね。子どものころにテントの中で見たサーカス。そんな、どこか懐かしい気分にもなります。ですから、オーケストラというより「一座」といったほうがしっくりします。
 お客さんも音楽を楽しむひと、パフォーマンスを楽しむひと、何だかわからないけれどこの狂乱状態を楽しむひとと、目的はさまざまなようです。
e0021965_11283473.jpg 感心するのは、そうしたアナーキーに近い展開をしているようで、きちんとステージを完結させてみせる点です。計算はあまりされていないと思うんですが、メンバーの意思疎通がいいんでしょうか。このオーケストラを観ていると、サン・ラのアーケストラを思い出します。
 太陽の神=サン・ラは、フリー・ジャズを中心にしながらも、ありとあらゆる音楽要素を盛り込んで、「アーケストラ」と名乗るオーケストラで独自の音楽を聴かせてくれました。それに通じているのが渋さ知らズです。カオスの中から顔を覗かせる音楽性がしっかりしたものであることも似ています。ぼくが魅了されるのもそういう面があるからでしょう。
 行き当たりばったりで面白いことを追求するだけならそれほど魅力は感じません。それなら1回観れば充分です。繰り返しこのオーケストラを聴きに行くのは、毎回似たような演奏をやっていながら、どんなことが起こるかわからないところに期待が持てるからです。いつも違う演奏を聴かせてくれる点ではアート・アンサンブル・オブ・シカゴにも通じています。
 それと、ずっと以前にニューヨークの「シンフォニー・スペース」で聴いたリチャード・エイブラムスのオーケストラも渋さ知らズみたいな形で演奏をしていました。このときは総勢40名くらいのシカゴ派が結集して、それぞれがやりたいことを順番にやってみせたんですね。さまざまなバック・グラウンドのミュージシャンが思い思いに楽器を持って集まってきました。代わるがわるにソロを取りながら、残ったメンバーが見事なアンサンブルを聴かせます。いくつかのアンサンブル・パターンが用意されていたんでしょうけれど、それを巧みに組み合わせてソロイストを盛り上げてみせるところがエイブラムスの手腕でした。
 似たような試みをスモール・オーケストラで同じころにやっていたのがジョン・ゾーンです。「パブリック・シアター」で聴いたトラック&フィールドと名づけられたコンサートでは、ミュージシャンが半円形に並び、中央でジョンが指揮者よろしく番号を書いたボードを提示します。メンバーはそれにしたがって演奏していくわけです。
 そういえば晩年のマイルスも、番号を書いた紙をメンバーに示し、それによってリズムの変更をさせていました。渋さ知らズはそういうことはやりませんが、メンバーの並べかたがリチャード・エイブラムスやジョン・ゾーンと似ています。通常のオーケストラのようにはホーン奏者を並べず、横に広がるセッティングです。ジョン・コルトレーンが『アセンション』を録音したときも、そういう並べかたをしていました。この一致は興味深いですね。

e0021965_112942.jpg
 渋さ知らズで重要なのは、リーダーの不破大輔さんの存在です。彼はベーシストですが、オーケストラでは「ダンドリスト」を名乗り、指揮者の役割をします。とはいっても、全然指揮者らしくなくて、たまに指示は与えますが、それ以外のときはミュージシャンのほうに向けた椅子にすわって煙草を吸ったりしています。しかし、彼が音楽の方向を次々と変えていくことで、コンサートは実にまとまりのいいものになっていくのですから、やっぱり指揮者なんでしょう。

e0021965_11292830.jpg コンサート終了後、舞台裏で不破さんと少し話をすることができました。ばたばたした中でのちょっとした会話でしたが、それでも彼がいろいろな音楽を聴いていることはすぐにわかりました。欧米のジャズも聴き込んでいるようです。だからこそ、渋さ知らズは独自のサウンドが生み出せるのだと思います。

 ぼくはこのオーケストラからとても日本的なものを感じています。子どものころのお祭りが情景として浮かんでくる音楽。こういうのはヨーロッパで絶対に受けるんじゃないでしょうか。事実、渋さ知らズはヨーロッパで大受けと聞いています。こういう音楽を野外のフェスティヴァルなんかでやったら、受けないはずがありません。
 日本的といっても、妙な日本情緒はありません。むしろ国籍不明です。そもそも不破さん自体がいったいどこのひとかわからない感じですから。その無国籍風が、ステージも終わりに近づくころにはいつの間にか強く日本を感じさせるものになっています。これはぼくの感想ですが、おそらくヨーロッパのひとも「なんだかわからないけれど日本」みたいな印象を覚えるんじゃないでしょうか。
 こういう表現ができるところに、このオーケストラならではの強みと創造性を感じます。もし不破さんやメンバーがこの文章を読んだら、「とんちんかんなことを書くやつだなぁ」と呆れるかもしれません。当事者でもないのに勝手なことを書いてすいません。でも、ぼくはそう感じ、そしてそう感じさせる彼らの音楽にとても興味を持っています。
 そうそう、渋さ知らズは一度でもメンバーに加われば永久にメンバーとして登録されるそうです。というわけで、「ぼくもそのうち白衣を着てギターを弾かせてね」と図々しく不破さんにお願いしておきました。
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by jazz_ogawa | 2006-11-18 11:37 | ライヴは天国 | Trackback(2) | Comments(2)
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Commented by forcek at 2006-11-19 13:43 x
小川さん、1月の渋さ知らズのライブから1年近く経ったんですね、早いなー(笑)話変わりますが「愛しのJazzMan」でのホレス・シルヴァーの「GUIDES TO GROWING UP」はビル・コスビーも参加しているみたいですが、小川さん80年代にSilveto(←これがホレスの自主レーベルですか?)から数枚出しているみたいですが(サックスはエディーハリスで)この時期なぜホレスは大手レーベルからリリースせず自費出版していたんですか。
Commented by jazz_ogawa at 2006-11-19 14:51
forcekさん、ほんと、ときが経つのは早いものです。
Silveltoですが、ブルーノートが79年に活動を休止し(レーベル最後のレコーディングもホレスでした)、この時期のホレスの音楽を他のレーベルが理解してくれなかったっため自費出版でレコードを出すようになったみたいです。
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