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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
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小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
3.26: 関西国際文化センター
コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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2005-09-14 My Heavy Rotation~『The Rolling Stones/A Bigger Bang』
 待ってましたの新作です。このところライヴ盤やベスト盤が続いて、ストーンズの新曲から遠ざかっていました。ベスト盤の『フォーティ・リックス』に4曲だけ新曲が入っていて、その「ドント・ストップ」がよかっただけに、今回の『ア・ビガー・バン』にはおおいに期待していました。
2005-09-14 My Heavy Rotation~『The Rolling Stones/A Bigger Bang』_e0021965_055512.jpg
 最初に聴いた印象は、ストーンズが『スティール・ホイールズ』のころまで誇っていたロック・バンドとしての力を取り戻した、ということです。よかった、よかった。
 とにかくオープニングの「ラフ・ジャスティス」から飛ばしっぱなしです。8年前の『ブリッジズ・トゥ・バビロン』、その前の『ヴードゥー・ラウンジ』(何とあれから11年も経っているんですね)に感じていた煮詰まり感が払拭されて、ストレートなロック、そう、かつてのブリティッシュ・ロックが持っていたシンプルなバンド・サウンドが復活した感じです。
 もちろん「昔の名前でやってます」ではありません。現役ばりばり、もっとも新しいロックンロール、ストーンズにしかできないロックが満載です。バラードもあればファンキーな曲もある。キースが2曲歌っているのも嬉しいことこの上ありません。

 それにしてもミックの存在感は圧倒的です。決して上手くはないヴォーカルですが、何とも言えない味わいが、一層の個性となって迫ってくるんですね。独特の表現力とでも言うんでしょうか。こんな歌を聴かされてしまうと、このひとが過してきた年輪を感じずにはいられません。
 ストーンズの素晴らしさはライヴ感にあると思います。そこが、ビートルズのように作り込まれたサウンドとは違う魅力を生み出してきました。そうしたスタイルが、今回は久々に切れ味鋭い輝きを放っています。
 ストーンズ・サウンドの真髄が聴ける「オー・ノー、ノット・ユー・アゲイン」とか、ブルースの雰囲気に溢れたラストの「インフィニティ」なんか、最高にストーンズしているナンバーだと思います。ボブ・ディランの曲みたいに聴こえる「レット・ミー・ダウン・スロウ」もいいし、バラードっぽい「ストリーツ・オブ・ラヴ」も強い印象を与えてくれます。

 ストーンズ健在はわかっていましたが、これだけ充実した内容のアルバムをつきつけられると、こちらもうかうかしてはいられません。何がうかうかしてはいられないかといいますと、10月3日にワシントンDCで彼らのライヴを観るからです。やりました! ネットで発売日にチケットを買ったんです。
 これまでにもドジャース・スタジアムやマディソン・スクエア・ガーデンで、あるいは日本でも東京ドームや武道館で彼らのライヴは観てきました。いつもコンサート前から胸がおおいに高鳴っていたものですが、今回はこれまで以上に早くもがんがん高鳴っています。それも、この新作を聴いてしまったからです。
 すでに彼らのHPなどでは、全米ツアーの模様がレポートされています。それらを見ても、ストーンズは快調そのものようです。

 こんなアルバムが聴けたりライヴが観れたりするのですから、人生っていいなぁとつくづく思います。ストーンズにしろ、同じ時期にアルバムを出したポール・マッカートニーにしろエリック・クラプトンにしろ、還暦を過ぎたロッカーが元気です。彼らが今後どうなっていくのか、それを見守っていくのも楽しみです。
by jazz_ogawa | 2005-09-14 00:13 | MHR | Trackback(2) | Comments(15)
Tracked from ”Mind Resolve” at 2005-12-03 20:22
タイトル : ツアー中の Rolling Stones、 Free C..
November 25, 2005 http://ameblo.jp/badlife/entry-10006397131.html     このページからスタートして・・・   November 26, 2005 http://ameblo.jp/badlife/entry-10006494336.html ?   このページの内容で すっかり読者が引いてしまっ... more
Tracked from ”Mind Resolve” at 2005-12-23 20:46
タイトル : TheRollingStones リオのロック・カーニヴ..
                                 http://ameblo.jp/badlife/entry-10007158450.html  December 18, 2005    この記事 は後日 改めて書き直すことにするけど (・・・なんか、この情報をGETしたら、そんなのどうでもよくなってきた... more
Commented by t_gomez at 2005-09-14 08:21 x
最近J-WAVEとかでかかるのを聴いて、こんな私でも一発でローリング・ストーンズの曲だと分かるくらい、ローリング・ストーンズらしいアルバムなのかなと思っていました。小川さんの絶賛に、ついに初iTunesで購入してしまいました! アメリカのiTunesでアルバム1枚$12.50位でした。 安い!と思いましたけど、どうなのかな? アマゾンとかだともっと安いのかしら? 購入してすぐに聴けるのは良いですが、ジャケットやライナーノーツなどがないのは、ちょっと淋しい、かも。
Commented by ogawa at 2005-09-14 23:59 x
そうなんですね。ネットで買うとブックレットがついてこないので、そこがちょっと、というか大の問題ですね、ぼくみたいなコレクション好きには。しかも、これだとEU盤もUS盤も日本盤も関係ないし。便利を取るか、物を買う楽しみを取るか、というハムレットの心境ですか、ね。ぼくの場合は結論が出ていますが。
Commented by ehs at 2005-09-15 15:10 x
僕はRolling Stonesの新作はEXCITEの先行DLで入手しました!アルバム買う前にシングル盤がほしくなったりするときにはDLって便利なサービスだと思いますが(ちょっと贅沢な気もしますが)。
Commented by ogawa at 2005-09-16 00:09 x
ehsさん、たしかに気になるアーティストや曲は一刻も早く聴きたいですよね。ぼくがいま早く聴きたいと思っているのは、10月に出る未発表演奏満載のザ・バンドのボックスとクリームの再結成ライヴですね。ああ、待ち遠しい。
Commented by namita at 2005-09-16 10:21 x
プロデューサーって誰なんですかね?
気になるところです
Commented by ogawa at 2005-09-16 11:57 x
プロデューサーはいつものようにGimme Twins(ミックとキース)です。
Commented by kiku at 2005-09-18 21:52 x
小川さん、こんばんは。ストーンズの新譜、僕も大好きです。小川さんが大絶賛されていたのでとてもうれしくなってしまいました。今回の彼らは、「捨てるべきもの」と「残すべきもの」を明確に判断し、とても潔くサウンド造りに反映させていると思います。ストーンズの新譜って、いつも昔のアルバムと比べられがちですが、毎回、以前にはなかったような新境地ともいえる曲が入ってますよね。僕は基本的に、ストーンズの新譜は毎回OKなんですが、今回は特に「やってくれた!」という感じです!
Commented by jazz_ogawa at 2005-09-18 23:55
kikuさん、まったくその通りですね。最近のロックは一部の隙もないように音を詰め込んでいるものが多くなりました。けれど、ストーンズは適度に「すかすか」なところが好きです。そういうサウンドに、ぼくはイマジネーションを掻き立てられるみたいです。
Commented by Watt at 2005-09-21 03:03 x
ついに買いました!ストーンズ!最近の曲はBPMがすごく早くなっているのに、彼らの曲のBRMって本当にかわりませんよね(ほんとの初期はしりませんが)。日本にも来日してくれるのでしょうか?
Commented by jazz_ogawa at 2005-09-21 07:12
Wattさん、コメントありがとうございます。ストーンズって不思議で、昔のサウンドを維持しながら、ちゃんといま風になっているんですよね。
それと、来年、日本に来る方向で話が進んでいるらしいですよ。
Commented by kiku at 2005-09-30 00:09 x
こんばんは。ストーンズのニューアルバムのEUアナログ盤を入手しました。CDをヘッドホンで聴いたときに、高音が少し耳障りかなと思っていたのですが、アナログ盤ではそれが若干和らいでいるように感じました。このまろやかさ加減がアナログの魅力ですね。ところで、キース師匠も実はジャズをよく聴いていることは知られていますが、リックスツアーで「ザ・ニアネス・オブ・ユー」を演ったのを知ったときは「さすが、ロマンチスト!」と、感激いたしました。(アレンジはとてもソウルフルでした。)
Commented by jazz_ogawa at 2005-09-30 00:15
ぼくも昨日LPを入手しました。kikuさんの意見と同じで、CDとは若干音質が違っていて、ぼくはLPのほうがストーンズらしい音になっていると感じました。これって、アナログ派の偏見かもしれませんが。
Commented by ジェリコ at 2005-10-29 20:30 x
小川さんはじめまして。じつは私、ストーンズのアルバムをまだ一枚ももっていません(汗)。興味はあるのですが何から聴いてよいかわからなくて…。そこでお願いなのですが最初に聴くべきアルバムを3枚ほど教えていただけないしょうか。
Commented by jazz_ogawa at 2005-10-30 01:17
ジェリコさん、ご質問ありがとうございます。お気に召すかどうかわかりませんが、『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』、『スティッキー・フィンガーズ』、『メイン・ストリートのならず者』あたりから入るがいいかと思います。いずれも1970年前後に録音されたもので、ストーンズならではワイルドなロックンロールが聴けます。
Commented at 2005-10-30 21:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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