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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「ジャズメン、ジャズを聴く」

「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
TALK EVENT■
小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
3.26: 関西国際文化センター
コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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e0021965_23552337.jpg 気になっていたので、昨日渋谷の「アミューズCQN」で観てきました。初めて行った映画館ですが、小ぢんまりと落ち着いた雰囲気の映画館でした。椅子もゆったりで座り心地がいいし、全席指定で、最後のほうでチケットを買ったため、後方の壁際でしたが、それほど見にくい印象でもなかったです。

 映画を観て思ったのは、やっぱり司法制度の問題点というか、それを取り巻く状況や認識の劣悪さですね。冤罪が作られる方程式みたいなものが描かれていました。すべて想像の範囲というか、逮捕されたら「こういう扱いや、言葉遣いをされるんだろうなぁ」と思っていたことが、順序正しく表現されていった感じです。
 痴漢という行為に対して、世間も含めてですが、官憲が最初から差別しているんですね。ですから犯人に対する扱いも粗雑です。当然尊敬されなくていいんですが、でも犯人でない場合だってあるわけですから、犯人とされている人物の言い分をまったく無視して、自分たちの思い描くストーリーに当てはめていくことしかしないお粗末な思考や行動は何とかしてほしいものです。

e0021965_23553726.jpg それで思いました。こういうことを改善してもらわないうちは、裁判員制度なんか始めないほうがいいんじゃないしょうか? 痴漢のような軽犯罪には裁判員制度は適応にならないようですが、重罪を犯したひとであっても、裁判員の前に出てくる以前に、この映画のような取調べを受けて、いい加減な捜査や調査で何らかの罪状を課せられたひとに対して、ひとりの市民として、ぼくはそのひとに対して何かを判断したくありません。ぼくが判断するならば、自分が納得できる形できちんと処理された事件にしてもらいたいですね。
 被告に対し理不尽なことが行なわれていて、検察に不都合な証拠は出されていない、あるいは反対に弁護側に不都合な証拠が隠匿されているような裁判には関わりたくありません。ゲームじゃないんですから、隠し事は一切なし、情報はすべてオープンにするくらいのことは最低限してほしいです。
 裁判員制度を実施するなら、そこがクリアできるような方策をまずは考えてほしいと思います。不十分な証拠を提示されて、何かを判断をしろといわれるのはごめんです。すべての経過をビデオで撮っておいて、それを必要なときは関係者だけ閲覧できるとか、何か方策を考えるべきです。体制や準備が不十分なうちは、というかぼくの場合は、ぼくが納得できない状態では、裁判員に指名されてもやだなぁというのが本音です。

e0021965_23555348.jpg それはそうと、逮捕されると大変ですね。ぼくだって、自分では意識しなくても、何かの犯罪に巻き込まれたり加担することだってないとも限りません。あってはいけないことですが、医者ですからそちらで事故を起こすことだってあり得ます。無実の罪で起訴されることだってあるかもしれません。生きていれば何が起こるかわかりませんから。
 ぼくは、この主人公のように否定し続けることができるかどうかわかりません。すぐに挫折してしまうかもしれません。耳を貸さない捜査官、検事、判事ばかりではないでしょうが、それにしてもこの映画に出てくるひとたちはひどすぎます。でも、おそらくは似たり寄ったりなのが現状なんでしょう。この映画に対する反論もぼくは聞いていませんし。
 プライドがないんでしょうかね。どういう思いで、彼らは自分の仕事をしているんでしょう? 正義を履き違えているのかなぁ?

e0021965_2356863.jpg 話は違いますが、そのまんま東さんが知事に就任したときの、役人の態度も予想通りひどいものです。どうして、一緒に最良の方法を考えようとしないんでしょうか? 彼がシステムもルールも知らないのはわかっているんですから、たとえばヘリコプターがあることなんかも教えてあげればいいのにと思います。みんがそうじゃないのはわかっていますが、宮崎県庁にもやっぱり意地悪なひとがいるんですね。なんてかっこ悪いんでしょう。
 これから議会でも意地悪をされそうですが、東さんだって、県会議員だって、県庁の職員だって、みんな宮城県をよくしたいんでしょう? それだったら、方針や考えは違ったとしても、協力できるところはすればいいじゃないですか。個人の喧嘩なら相手の邪魔をしたっていいですが、これは公のことなんですから。その前には、個人のねたみや僻みは押さえたほうがかっこいいですよ。
 知っていることを「聞かれなかったから言わなかった」というのは、そのひとがどれだけ頭が悪いかを自分が認めていることになります。ちょっと機転の利くひとなら、先んじていろいろアドヴァイスができるんですから。その程度のこともできないひとを税金で雇うのは問題でしょう。
 また話は妙な方向に行ってしまいました。これまでに多くのひとがいろいろなところで言ってきたことですが、税金で給料を払われいるひとは、もう少し自分の仕事にプライドを持ってほしいですね。
 『国家の品格』という本が売れていますが、いつから日本人はプライドを失ってしまったんでしょう。見栄を張らなきゃかっこよくないですよ。給食費を払わないのだって、プライドがないからじゃないでしょうか? 『あるある大事典II』もそうでしょう。
 といいつつ、わが身を振り返れば、ぼくだってさまざまな場面でプライドのないことをやっているので、偉そうなことはいえません。ですが、勝手気ままなブログです。言いたいことを言わせてもらうと、こういうことになりました、ってところです。
 
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by jazz_ogawa | 2007-01-29 23:56 | 映画&DVD | Trackback | Comments(14)
 今月も総集編の時期になりました。単行本のほうは再校まで来ましたので、あと一歩です。2月下旬の発売を目指していますが、ぎりぎりセーフというところでしょうか。
 2月24日に銀座で行なう「ONGAKUゼミナール」は、この出版に因んで「愛しのジャズ・マン」をテーマにするつもりです。こちらは単行本や小僧comの連載とは違った話をするかもしれません。文章にはならない小さなエピソードでも、話すことができますしね。
 ということで、以下は1月分の総集編です。今月は正月明けの回が休みだったため、3回分です。


#027:Benny Golson ベニー・ゴルソン(ts)
e0021965_045099.jpg マイルス・デイヴィスのグループを1960年4月に退団したジョン・コルトレーンは、しばらくして初のレギュラー・カルテットを結成する。メンバーはピアニストのマッコイ・タイナー、ベーシストのジミー・ギャリソン(当初はスティーヴ・デイヴィス)、ドラマーのエルヴィン・ジョーンズという面々である。カルテットは、マイルスが1964年に旗揚げするニュー・クインテットと並び、のちに1960年代を代表する名コンボと呼ばれるまでになった。
全文はhttp://www.kozocom.com/entertainment/music/a00027.html


#028:McCoy Tyner マッコイ・タイナー(p)
e0021965_0452140.jpg 前回に続いて、今回はジョン・コルトレーンのカルテットに晴れて参加したマッコイ・タイナーの話を紹介しよう。

 「1964年12月、タイナーとコルトレーンはひとつのピークに達していた」
これは『マッコイ・タイナー・プレイズ・エリントン』(インパルス)の原盤ライナーノーツの書かれている言葉だ。この作品が録音された日づけに注目していただきたい。1964年12月7日と8日、これは何を意味しているのか。
 タイナーはこの作品をレコーディングした時点で栄光のジョン・コルトレーン・カルテットのピアニストだった。そしてコルトレーン・カルテットが残した最高傑作の1枚として知られているのが、この作品と同じインパルスに吹き込まれた『至上の愛』である。そのレコーディングが行なわれたのは、1964年12月9日、すなわちこの作品が吹き込まれた翌日のことだった。
全文はhttp://www.kozocom.com/entertainment/music/a00028.html


#029:Bruce Landvall ブルース・ランドヴァル(ブルーノート社長)
e0021965_0453792.jpg 今回からしばらくは、ジャズ・マンではなく関係者の話を紹介しようと思う。1985年にブルーノートが活動を再開するにあたり、社長に就任したのがブルース・ランドヴァル(写真中央の人物)だ。彼は1970年代に大手のコロムビアで社長を務め、その後はエレクトラ傘下でジャズ・レーベルのエレクトラ/ミュージシャンを立ち上げ成功に導いている。辣腕経営者として尊敬されていたランドヴァルを迎えたのだから、親会社であるEMIアメリカのブルーノートに対する気合いの入れようも並ではない。
 ランドヴァルは、ブルーノートを創立したアルフレッド・ライオン同様、業界人の中では珍しいほど熱心なジャズ・ファンだ。14歳のときに初めて買ったレコードがブルーノートの出したセロニアス・モンクの<クリス・クロス>だったことからもそれはわかる。1954年にブルーノートが実況録音した『アート・ブレイキー/バードランドの夜』の現場にも、未成年者が入れる同店のミルク・バーに陣取ってその模様をつぶさに見ていた。
全文はhttp://www.kozocom.com/entertainment/music/a00029.html
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by jazz_ogawa | 2007-01-28 00:47 | 愛しのJazz Man | Trackback | Comments(10)
e0021965_225475.jpg 今日はアカデミー賞のノミネートが発表されました。結果は1ヵ月後だそうで、どうなるんでしょうね? 『硫黄島からの手紙』も作品賞や監督賞などでノミネートされていますが、役者はひとりも候補にあがりませんでした。これは残念。
 ところで、ひとつ疑問が。朝のテレビを観る限り、誰も『父親たちの星条旗』に触れていなかったようです。あちらは箸にも棒にもかからない作品ということでしょうか? それともコメントするひとたちは、早くもこの映画を忘れてしまったんでしょうか? たしか、封切前は散々騒いでいましたよね。あの、興奮はどこへ? ですね。
 ぼくは『父親たちの星条旗』あっての『硫黄島からの手紙』だと考えています。そのことについてひとことも触れないのは(触れているコメンテーターもいるとは思いますが)、アンフェアというか、映画に対する誠実さみたいなものが欠落している気がしてなりません。

e0021965_22542075.jpg さて、それはそれ。今日は渋谷の「シネ・アミューズ」で観た『ラッキーナンバ・セヴン』のことを書いておきます。先週の土曜日、『ONGAKUゼミナール」が始まる前の時間に観てきました。モーガン・フリーマンのファンですから。
 でも彼の悪役はぼくのイメージじゃないんで、ちょっとつまらなかったです。どちらかといえば『ミリオンダラー・ベイビー』のトレーナーみたいな役が好みですから。それにしても、この映画、よくひとが殺されます。それも簡単に殺しちゃうんで、これってどうよ? という印象ではありました。最後にすべての謎解きをやってくれるので、懇切丁寧といえば懇切丁寧な映画ではあります。

 最近の映画は、ぼくが鈍いのかもしれませんが、意味がよくわからないものが増えてきました。誰かに説明してもらって、ようやく「そういうことなの」と理解できるものが多くなってきたのは、こちらの頭がぼけかかっているからでしょう。
 小説を読んでいても、何度か前のページに戻って確認しないとわからないようなことが増えてきました。そういえば、何年も前から物忘れはひどくなっています。ぼけの前兆かもしれません。日常的にしょっちゅうあるのは、薬の飲み忘れです。朝食後に飲む薬を、30分後には飲んだか飲まなかったか思い出せないことなんてしばしばです。週に何度もあります。
 もっとひどいのは、お風呂に入ったかどうかを忘れてしまうことです。これはちょっと問題でしょ? ただし、ウォーキングをしたあとの午前中とか午後とかに入った場合のことではありますが。普段は夜に入るので、いつものように入って出てきたところでバスタオルが濡れていることに気がつき、「そういえばさっき入ったっけ」ということになります。
 あとよくあるのは、すでに持っているCDや本を買ってしまうことです。これはほかのひとも同じことをしているようなので、まあそんなものかなと思っています。
 ここまで書いて、ひょっとしてこの話題も前に書いたのでは? と思い始めました。自分が書いたことを忘れることもあります。それも、多々あるんです。ですから、同じような文章をいままでにも、それからこれからも読まされるはめになるかもしれません。
 このブログは個人的なものですから、同じ内容を繰り返しても文句はいわれないでしょう。困るのは、お金をもらって書いている原稿です。同じテーマの場合は同じ事を書くのは自然です。これは問題ありません。ところが、結論や話の内容がまったく違うものになっていたりすると困りますよね。
 ぼくの場合、お金をもらっている文章も思いつきで書いています。そのため、書いた途端に忘れていきます。そういうことですから、これまでにも矛盾することやまったく違うことを書いていたこともいろいろあったと思います。読まされるほうはたまったものじゃありません。もしそういう文章に出くわしたときには、無責任で申し訳ありませんが、「しょうがないなぁ」ということでお許しください。

 それで、まだこれは忘れていないので書きますが、『父親たちの星条旗』に誰も触れないのも、まさかみなさん忘れてしまったからじゃないでしょうね。このぼくですら覚えているんですから、そういうことはありえないでしょう。となれば、無視ですか? 瑣末なことでしょうが、今日の朝、テレビを観ていて気になったのがこのことでした。忘れるくせにしつこい自分がいやになりますが、これもお許しください。

e0021965_22543826.jpg さてさて、『ラッキーナンバー・セヴン』です。ブルース・ウィリスも元気だったんですね。ぼくは久しぶりにお目にかかりました。それから主役のジョシュ・ハートネット。ぼくはジョシュ・バーネットが出ているの? と一瞬勘違いをしてしまいました。格闘技ファンなら、この大ぼけ、わかりますよね。このひと『ブラック・ダリア』にも出ていたんですね。
 『ブラック・ダリア』も観たかったんですが、観に行こうと思ったときにはもう終わっていました。そのうちDVDで観ようとは思っています。そいえば、ボブ・ベルデンが何年か前に架空のサウンドトラックとして『ブラック・ダリア』というアルバムをブルーノートから出しています。それで、グラミー賞にノミネートされたはずです。とてもいいアルバムでした。
 そのライナーノーツをぼくは書いたのですが、これも「そうだっけ?」と、この瞬間から疑問に思い始めました。そもそも『ブラック・ダリア』なんていうアルバムもあったのかなと思うくらい、記憶が曖昧になっています。調べればすぐにわかりますが。
 救われるのは、調べればすぐにわかることです。そのうち、調べかたもわからなくなったらどうしましょう。
 ということで、いつものことですが、今日も妙な話になってしまいました。
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by jazz_ogawa | 2007-01-24 23:01 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(23)
e0021965_114527100.jpg
 昨日は駒場東大前の「Orchard Bar」で「マイルスの遺伝子たち」たちと題し、マイルス・デイヴィスとその周辺のミュージシャンによる演奏を聴きつつ、フュージョンの黎明期を振り返るトーク・イヴェントをやってきました。ご来場くださったみなさん、どうもありがとうございます。
 選曲しているうちに、あれも聴きたいこれも聴きたいとなって、2時間ではとても収めきれない内容になってしまいました。トータルすれば、演奏時間だけで2時間以上なんですから、なんと無計画なことかと自分でも呆れています。
 ところどころ、マイルスの演奏を参考、もしくは比較用に聴きながらの進行です。あげくの果てに、いつものように脱線もしてしまいましたから、最後は大慌てで何とか予定時間をちょっとオーヴァーしただけで辻褄を合わせることはできましたが。
 聴いたのはこんな曲です。

1. Miles Davis/Shhh~Peaceful from『IN A SILENT WAY』(Sony)
Miles Davis(tp) Wayne Shorter(ss) Chick Corea, Herbie Hancock(elp) Joe Zawinul(org) John McLaughlin(g) Dave Holland(b) Tony Williams(ds) 1969.2.18.
 オープニングはマイルスのエレクトリック路線を紹介しつつ、ここからライフタイム、ウェザー・リポート、リターン・トゥ・フォーエヴァー、ヘッド・ハンターズが誕生したことなどに触れました。

2. Tony Williams Lifetime/Vashkar from『EMERGENCY』(Polydor)
Tony Williams(ds) John McLaughlin(g) Larry Young(org) 1969..6.26.
 前半のキー・パーソンはジョン・マクラフリンです。ライフタイムはオルガン・トリオながら歌のないハードロック的な演奏で、マクラフリンの存在が大きかったと思います。

3. Miles Davis/Right Off from『A TRIBUTE TO JACK JOHNSON』(Sony)
Miles Davis(tp) Steve Grossman(ss) Herbie Hancock(org) John McLaughlin(g) Michael Henderson(elb) Billy Cobham(ds) 1970.4.7
 マイルスが『ローリング・ストーン』誌に、「オレなら世界最高のロック・バンドだって作れる」と豪語した解答がこれですね。このセッションでマクラフリンとビリー・コブハムが出会ってマハヴィシュヌ・オーケストラが結成されます。

4. Mahavishnu Orchestra/The Noonward Race from『THE INNER MOUNTAIN FLAME』(Sony)
John McLaughlin(g) Jerry Goodman(vln) Jan Hammer(key) Rick Laird(elb) Billy Cobham(ds) 1971.8.14.
 この曲、前の「ライト・オフ」の18分40秒くらいから登場するマクラフリンが弾くリフをテーマ・メロディにしたものです。

5. Billy Cobham/Quadrant 4 from『SPECTRUM』(Atlantic)
Billy Cobham(ds) Tommy Bolin(g) Jan Hammer(key) Lee Sklar(elb) 1973.5.14 & 15
 マハヴィシュヌの音楽性はコブハムのグループに受け継がれています。

6. Jeff Beck/Led Boots from『WIRED』(Epic)
Jeff Beck(g) Jan Hammer(Syn) Max Middleton(clavinet) Wilbur Bascomb(elb) Narada Michael Walden(ds) 1976
 ここではジェフ・ベックとマクラフリンの関係を紹介しました。ジャズ・ファンはご存知ないかもしれませんが、このアルバムはロック版マハヴィシュヌ・オーケストラというべき内容になっています。プロデューサーはジョージ・マーティンです。

7. Wayne Shorter/Super Nova from『SUPER NOVA』(Blue Note)
Wayne Shorter(ss) John McLaughlin, Sonny Sharrock(g) Miroslav Vitous(b) Jack DeJohnette(ds) Chick Corea(vib & ds) Airto Moreira(perc) 1969.8.29.
 そろそろウェザー・リポートに話はシフトしていきます。マクラフリンの参加と、ウェザーのメンバーとなるミロスラフ・ヴィトゥスとアイアート・モレイラに注目です。

【休憩】
 中途半端なところでしたが、ここでで5分間の休憩をしました。
e0021965_11455115.jpg

8. Weather Report/Umbrellas from『WEATHER REPORT』(Sony)
Joe Zawinul(key) Wayne Shorter(ss) Miroslav Vitoous(b) Alphonze Mouzon(ds) Airto Moreira, Burbara Burton(per) 1971.2.17. & 3.17.
 『IN A SILENT WAY』で出会ったザヴィヌルとショーターに、ヴィトウスが中心になって1970年末に結成されたのがウェザー・リポートです。そのデビュー作から1曲聴きました。この時点ではかなり実験的な演奏になっています。

9. Weather Report/Black Market from『BLACK MARKET』(Sony)
Joe Zawinul(key) Wayne Shorter(ss) Jaco Pastorius(elb) Chester Thompson(ds) Alex Acuna(perc) 1976
 ジャコ・パストリアスの参加によって、ウェザー・リポートはポップなサウンドを獲得します。

10. Wayne Shorter/Ponta De Areia from『NATIVE DANCER』(Sony)
Wayne Shorter(ss) Milton Nascimento(vo, g) Herbie Hancock, Wagner Tiso(key) Jay Graydon(g) Dave McDaniel(elb) Roberto Silva(ds) Airto Moreira(perc) 1974.9.12.
 ウェザー・リポートは15年くらい存続しましたが、その合間にウエイン・ショーターが残した唯一のアルバムから1曲。ワールド・ミュージックのはしりで、この曲によってミルトン・ナシメントが有名になりました。ここにもアイアートが参加しています。マイルスの遺伝子の中でもっとも重要なミュージシャンがマクラフリンとアイアートだったのかもしれません。

11. Miles Davis/Inamorata And narration from『LIVE=EVIL』(Sony)
Miles Davis(tp) Gary Bartz(ss, as, fl) Keith Jarrett(key) John McLaughlin(g) Michael Henderson(elb) Jack DeJohnette(ds) Airto Moreira(perc) 1970.12.19 live at The Cellar Door, Washington D.C.
 キース・ジャレットはこのライヴを最後に退団します。半年強の在籍期間でした。ここにもマクラフリンとアイアートがいます。

12. Keith Jarrett/Sundance from『EXPECTATIONS』(Sony)
Keith Jarrett(p) Dewey Redman(ts) Sam Brown(g) Charlie Haden(b) Paul Motian(ds) Airto Moreira(perc) 1972

13. Chick Corea & Return To Forever/Beyond The Seventh Galaxy(3:14) from『WHERE HAVE I KNOWN YOU BEFORE』(Polydor)
Chick Corea(key) Al DiMeola(g) Stanly Clarke(elb) Lenny White(ds) 1974.7-8

14. Herbie Hancock/Chameleon from『HEAD HUNTERS』(Sony)
Herbie Hancock(key) Benny Maupin(sax) Paul Jackson(elb) Harvey Mason(ds) Bill Summers(perc) 1973
 以上3曲は、マイルス・バンドを去来したキーボード奏者3人の演奏です。現在「3大ピアニスト」と呼ばれているのが彼らですから、無名時代にこの3人を起用していたマイルスの慧眼には改めて感心させられます。

15. Herbie Hancock/Rock It from『FUTURE SHOCK』(Sony)
Herbie Hancock(key) Bill Laswell(elb) Grand Master(turn table) D.ST(turn table) Sly Dunber(ds) etc. 1983
 これはおまけです。

16. Miles Davis/Calypso Frelimo from『GET UP WITH IT』(Sony)
Miles Davis(tp, org) Dave Liebman(fl) John Stubblefield(ss) Reggie Lucas, Pete Cosey(g) Michael Henderson(elb) Al Foster(ds) M'tume(perc) 1973.9.17.
 これは、次のサンタナの演奏と比較してもらいたくて、冒頭の部分を聴きました。

17. Santana/Free Angela from『LOTUS』(Sony)
Carlos Santana(g) and his band 1973.7.3. live at Osaka Koseinenkin Hall
 ジェフ・ベックと同じで、ジャズ・ファンは知らないかもしれませんが、マイルスのサウンドそっくりの演奏です。サンタナのギターはマイルスのワーワー・トランペットを模したように聴こえます。ちなみに、サンタナは「IN A SILENT WAY」も吹き込んでいます。

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 以上、聴きたい放題、いいたい放題の2時間強でした。文章にするとあまり面白くない話でも、喋ってみると面白いものになることがあります。今回は文章で紹介していないエピソードもいろいろと話しました。ご来場されたみなさんにそんな与太話も楽しんでいただけていたら幸いです。
 次回のトーク・イヴェントは2月24日に銀座で開催します。そのころに『愛しのジャズ・マン』を出版しますので、それのトーク版を考えています。プライヴェートな写真もいろいろ用意しますのでご期待ください。
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by jazz_ogawa | 2007-01-21 11:55 | ONGAKUゼミナール | Trackback(2) | Comments(8)
 ニューヨークの往復で観た映画を、自分のために整理しておきます。今回は自分でも驚くほどよく観ました。行きに3本半、帰りに5本半です。それでは行きの分から。

①『UDON』
e0021965_22515513.jpg 映画館に行ってまで観るつもりはなかった作品ですが、たまたま観れたので観ました。予想どおりの内容で、こういうのを批判するのは簡単でしょうが、ぼくは結構楽しめました。でも、上映時間の割に奥が深くありません。作ったひとには申し訳ないですが、時間潰しにはなっても、繰り返して観るほどではありません。

②『イリュージョニスト』
e0021965_22521786.jpg これは面白かったです。19世紀のウィーンが舞台のラヴ・ストーリーで、主役が奇術師なんですね。いまでいうならMr.マリックみたいなひとです。アイゼンハイムというこの奇術師が見せるさまざまなトリックが面白くて、最後まで楽しく観ました。ほとんどのトリックが当時のものを再現したというのですが、CGを使わずにどうやってあんなことができるのか、まさにMr.マリックの世界です。

③『ただ、君を愛してる』
e0021965_22523898.jpg こういう映画は普段なら観ませんが、これも旅行ゆえです。でも面白かったですね。さわやかで、ほろ苦さも味わいました。ありがちな青春映画ですが、自分の学生時代とオーヴァーラップさせながら観ていました。最後は舞台がニューヨークです。『UDON』でもニューヨークのシーンが出てきますが、ニューヨーク便ということも関係しているのでしょうか?

④『34丁目の奇跡』
e0021965_22525819.jpg これもニューヨークが舞台の映画です。10年くらい前の作品でしょうか。映画の中ではコールスという店名になっていますが、メイシーズのクリスマス・パレードを基にしたファンタジーです。
 実はこれ、観たことがなかったので、ほかに見たい映画も残っていなかったため、ニューヨークにもうすぐ到着するころから観ました。というわけで、30分くらい進んだところで機内上映が終わってしまい、そこでおしまい。リチャード・アッテンボローがサンタクロースそっくりで面白かったです。中心人物の男性と女性が美男・美女じゃないところがちょっと物足りなかったかなと。



以下は帰りの飛行機で観た映画です。

⑤『フラガール』
e0021965_22531887.jpg 今年の日本アカデミー賞を受賞したんでしたっけ? 面白い話で結構泣けました。ぼくはバンドをやっていたので、フラガールより、一緒に演奏しているハワイアン・バンドが気になりました。彼らも炭鉱で働いていたひとたちなんでしょうか? それにしては巧いので、どんな特訓をしたのか、そっちのストーリーも少しは紹介してほしかったなぁ、なんて思いました。










⑥『守護神』
e0021965_22533374.jpg 久しぶりに観たケヴィン・コスナー主演の映画です。海難救助隊員のストーリーで、コスナーは伝説の救難士役で登場します。しかしある事故がきっかけで教官に転進し、最後は現役に復帰して事故死してしまいます。ケヴィン・コスナーって何歳になったんでしょう? 体力あるなぁと感心しながら観ていました。『海猿』+『愛と青春の旅だち』みたいな部分もありますが、救難活動のシーンなど迫真の演技と場面展開で、もう一度大きなスクリーンで観たいと思いました。

⑦『ステップ・アップ』
e0021965_225353100.jpg ダンス・ムービーです。ストリート・ダンサーの不良男子高校生が、ひょんなことからクラシック・ダンスの女学生とコンビを組み、彼女の卒業発表会に出演するというお話。反発したり仲たがいしたりしながら最後は恋に落ち、不良高校生も真面目になるというお決まりの展開です。
 この不良高校生役を演じたチャニング・テイタムのストリート・ダンスは見事でした。でもここは黒人にこの役を回したら、もっと意味の深いものになったかもしれません。が、そういうことはこの映画の狙いではないので、無意味でしょう。年を取ると、変なところで社会性を考えたりして、これは悪い癖です。

⑧『キンキーブーツ』
e0021965_22541168.jpg 話題になっていたのに観逃していた映画です。老舗の靴工場が倒産の危機にされされ、二代目社長が思い切って女装の男性向けに奇抜なブーツを作って起死回生を図るという、現実にはあり得ない物語。女装をする男性の悩みは、自分の体重が支えられるハイヒールの靴がないこと。そこに目をつけて、昔のモッズやヒッピーもびっくりの靴を開発するのですが、そもそもそんな靴にビジネスとしてどれだけ需要があるのか。それから、ぼく的にはデザインがまったくださいこと。そこが興ざめでした。

⑨『ブラダを着た悪魔』
e0021965_22542859.jpg この辺から眠くなってきたのですが、中途半端に寝ると時差ぼけになりそうだったので、頑張って映画を観ることにしました。とくに観たいものはなかったので、前回ニューヨークから帰ってきたときにも観たこの映画をもう一度観ることにしました。今度は、街の景色や服に注目しようかな、というわけです。
 メリル・ストリープがステーキを食べたいとわがままをいって、アン・ハサウェイが頼み込んでステーキを焼いてもらうレストランが出てきます。これが39丁目とサード・アヴェニューの角にある「Smith & Wollensky」で、そういえば20年くらいここには行ってないなぁなんて思い出しました。








⑩『34丁目の奇跡』
e0021965_22544249.jpg 帰りの便でもこの映画をやっていたので、残りを観ることにしました。これで中途半端な思いもすっきりです。

 UAの直行便がなくなったため、今回はANAを利用しました。ANAのいいところは、自分が観たいときに映画をスタートさせられることです。UAはビデオが個々で独立していないため、スタート時間が選べません。そんなこともあって、今回はいろいろ観てしまいました。
 往復で9本、ニューヨークで2本、それと日本から持っていったDVD3本(『オーシャンズ11』『アマデウス』『ブリット』)を2週間で観ました。全部で14本。われながらよく観たものです。
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by jazz_ogawa | 2007-01-18 23:05 | 映画&DVD | Trackback(3) | Comments(2)
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 悲しいニュースが届けられたのは昨日の午後のことでした。レコード会社のひとが、休日にもかかわらず電話で教えてくれたのです。
 実は、ニューヨークにいたときからマイケル・ブレッカーが危ないことは耳にしていました。しかし、医者のくせにぼくは奇跡が彼に訪れることを祈っていました。多くのひとがそう願っていたことでしょう。
 以下は、2月に出版予定の『愛しのジャズ・マン』からの引用です。この文章をもう一度読みながら、自分なりにマイケルの冥福を祈りたいと思います。

 ぼくが1990年代初頭にプロデュースした作品で、テナー・サックス奏者のボブ・ミンツアーをリーダーにしたものがある。彼とは2枚のアルバムを作ったが、2枚目では歴代のテナー・サックス奏者にトリビュートしようということになった。そこで、同じテナー・サックス奏者のマイケル・ブレッカーにゲストとして入ってもらい、テナー・バトルをやってみようではないかと提案してみた。
 マイケルはインパルスの契約アーティストである。レコード会社から許可を取らなくてはならない。ジャズの世界でも、彼のクラスになれば他社でのレコーディングはおいそれとは許してもらえない。そこは同じ世代で同じ楽器、長いこと一緒に苦労してきたボブがマネージメントと交渉してくれて、3曲ならOKの返事をもらう。そうして『ジャイアント・ステップス~フィーチャリング・トゥー・ティーズ』(BMG)という作品がニューヨークでレコーディングされることになった。

e0021965_22104246.jpg マイケルとは留学時代からの知り合いである。ボブの1枚目『アイ・リメンバー・ジャコ』(同)を作るときに、彼のグループでピアノを弾いているジョーイ・カルデラッツォを起用することになり、その了承を得るため挨拶をしにいったことがある。そのときに、「タカオがプロデュースするなら何でも協力するから遠慮なくいってくれ」とはいわれていた。社交辞令だろうが、そういういきさつもあったので、今回はぜひともマイケル本人に参加してもらいたいとお願いしたのである。
 マネージメントがレコード会社の了解を得てくれたので、晴れてマイケルも交えてボブと具体的な企画を練ることにした。ピアニストには何人かの候補を考えていた。ぼくが挙げた中から、最終的にこのひとがいいと選んでくれたのはマイケルだった。彼はゲストであるにもかかわらず、仲のいいボブのレコーディングということから、積極的にこの企画に参加してくれた。
 そのピアニストとはドン・グロルニックである。当初はフュージョン派として注目を集めていたが、ぼくは彼が弾くアコースティック・ピアノにも魅了されていた。ただしグロルニックはマドンナのプロデュースなども手がけていて多忙だし、ギャラもそれによって跳ね上がっている。こちらは低予算に泣かされている身だから、そこがちょっと引っかかっていた。
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 しかし、それもマイケルが解決してくれた。かくしてレコーディングは、彼とボブがジョン・コルトレーンの代表曲「ジャイアント・ステップス」などで創造的なバトルを繰り広げる素晴らしいものになった。

 発売を目前に控えたある明けがた、家のファクスが1枚の紙を吐き出した。この時間帯に届くのは大半がアメリカからだ。そして眠い目をこすりながらその紙片を見たぼくは、いっぺんに目が覚めてしまった。マイケルの所属レコード会社から送られた警告書だったからだ。
「当社専属のアーティストを無許可でレコーディングに起用したことに対し、当社はそれに該当する作品の発売中止を要請すべく弁護士と協議中である」
 こんな内容のファクスが届けば誰だってびっくりする。気が弱いぼくは、それだけで腰が抜けそうになった。しかしマネージメントを通してレコード会社の許諾は取っているのだから、どうしてこうなったのかがわからない。マイケルのマネージャーと交わしたこの件のやりとりはファクスで記録に残っている。
 そのままボブに国際電話をかけ、ファクスも転送する。彼の意見では、マネージャーからOKの返事をもらったファクスさえあれば問題はないから大丈夫ということだった。しかし、心配な気持ちは一向に晴れない。アメリカは訴訟社会だし、向こうには専門の弁護士がついている。こちらはレコード会社からの請負いなので、個人で対応するしかない。そんなことを考えていたらすっかり憂鬱になってしまった。
 しかしその直後に電話のベルが鳴る。ボブからだろうと思ったが、受話器の向こうから聞こえてきたのはマイケルの声だった。彼がしきりに謝っている。ボブから電話をもらってことの顛末を知ったという。
 彼がいうには、マネージャーがレコード会社の担当者に了解は取っていたものの、それを書類の形で提出しなかったため、事情を知らない会社の上層部が問題視して、法務部経由でぼくのところにファクスが来たということだった。
 マイケルに非はもちろんない。ぼくが最後まできちんと確認しなかったのが悪いのだ。しかしこの一件があって、彼とはますます親しくさせてもらえることができた。そのマイケルが、いま死の病と闘っている。何とか生還してもらいたいと願っているが、祈ることしかできない自分がもどかしくてしょうがない。

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 マイケルとは同じ世代でした。数年前には、やはりぼくが企画したレコーディングに参加してくれた同世代のボブ・バーグも交通事故死を遂げています。あとは日野元彦さんも病で失ってしまいました。年齢の近い、そしてぼくにとっては個人的にも親しくさせてもらったミュージシャンの死に接するのは辛いです。でも、ぼくにとってはいつまでも心の中で生きている永遠の彼らです。
 ここ数年、死について真剣に考えるようになりました。生があるから死がある。死ぬために生きている。そんな気持ちが強くなっている昨今です。マイケルの悲報を聞いて、だからこそ、きちんと生きていこうという思いをますます強くしました。
 マイケルは昨年の夏にレコーディングしています。パット・メセニーとブラッド・メルドーをバックにしたふたつのセッションです。その場に居合わせた友人によれば、薬で痛みを和らげながらのレコーディングだったそうです。かなりしっかりとサックスは吹いていたとのことですが、終わると見るのが辛くなるほど苦痛の表情を浮かべていたといいます。そして2週間前にも最後のレコーディングをしたそうです。春ごろにはこのアルバムがリリースされるようですが、平常心で聴けるかどうかわかりません。
 そしてもうひとり、アリス・コルトレーンも12日にこの世を去ってしまいました。彼女とは面識がほとんどなかったですが、ふたりの悲報に接して、歴史がどんどん動いていることを実感しました。
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by jazz_ogawa | 2007-01-15 22:25 | 平凡な日々 | Trackback(7) | Comments(8)
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 ここ数年、着実に実力と人気を高めてきたのがスウェーデンのピアノ・トリオe.s.tです。とくに昨年ユニバーサルに移籍して発表した『TUESDAY WONDERLAND』がよかったので、今回のライヴはおおいに期待していました。昨日は同じ渋谷で渋さ知らズのライヴもあって、究極の選択を迫られたのですが、散々悩んだ末にe.s.t.を選んでしまいました。不破さんと竹内さん、申し訳ありません。

 e.s.t.はリーダーのピアニスト、エスビョルン・スヴェンソン・トリオの略です。あえてe.s.t.と名乗っているのは、トリオとしての音楽を追求しようとする姿勢の表れでしょう。昨日のライヴでも、トリオとしての表現に独特のものを感じました。3人が一体となった演奏、と書けば簡単ですが、この3人、それぞれが曲者で、いずれもありきたりのプレイでお茶を濁そうなどとは微塵も考えていない様子です。それでいて、特別に奇を衒った内容でないところに好感が持てました。
 編成はアコースティック・ピアノ・トリオですが、そこにプリペイド・ピアノの要素を持ち込んだり、エフェクターをかけたり、ベースも何かのエフェクターをたまに用いたりと、サウンド面での変化も適度に認められます。ただし、これだって別に新しいことではありません。すでに60年代にこういうことをやっていたひともいましたから。
e0021965_11463035.jpg 新しいこともやっていないし、奇を衒ったこともやっていない。それでも飛び出してくるサウンドはもっとも新しいピアノ・トリオによるものでした。重要なのは、3人がジャズの伝統をきちんと踏まえた上で、自分たちの感性を素晴らしい形で披露していたことです。
 ただし、それも現代を生きるジャズ・ミュージシャンなら当たり前のことです。きちんとかどうかはわかりませんが、誰だってジャズの伝統は踏まえた上で演奏しています。いまを生きているんですから、素直に自分の感性が表現できるなら、e.s.t.と形の上ではなんら変わることはありません。それでもこのグループが傑出しているのは、どうしてなんでしょう?
 こういうものに答えはありません。そう感じるのだからしょうがいないっていうことでしょう。そう感じないひとだっているわけですし、これはまったく個人的な感想でしかありません。でも、いろいろなひとの評価を聞くと、やはりほとんどのひとが「新しいピアノ・トリオ」みたいな捉えかたをしているようです。そして、それぞれが、そのことに対して理由を述べています。

e0021965_11464616.jpg ぼくは音楽のことを書いてお金をもらっていますから、こんなことをいうと自分の仕事を否定することにもなりませんが、音楽に理屈をつけて無理に説明することはしないようにしてきました。いいものはいい。それでいいじゃないですか。ただし、それじゃあ音楽の物書きとしては失格なんでしょうね。ぼくは評論家じゃないんで、そいうことは評論家を名乗っているひとに任せればいいやと、居直っていますが。
 ですから、e.s.t.がなぜ素晴らしいのか、自分なりにその理由を考えはしますが、それはそれです。それより、いい音楽が聴けた喜びとか、嬉しさを伝えたほうが、自分としても楽しいかな、と。これまでにもそうしてきましたし、極端なことをいえば、そういうことしかしてきませんでした。それしかできないからです。だからぼくは評論家じゃないんです。e.s.t.のライヴを観て、昨日は改めて自分の立ち居地を確認していました。

 そういうことなので、ぼくは滅多にコンサート・レポートみたいなものは書きません。ところが、今回はスイングジャーナル誌のコンサート・レポートを引き受けることにしました。それは、彼らの音楽がいかに楽しめたかを書きたくなったからです。
 どんなことを書くかはわかりません。いつものように思いつきを即興で書くことになりますが、そういう行為が楽しめる自分も幸せものだなと感じます。なんだか、今日はいつも以上にとりとめのない内容になってしまいました。

 そうそう、今度の土曜日は「ONGAKUゼミナール」です。「マイルスの遺伝子たち」をテーマに、マイルス・バンドの出身者によるフュージョン作品を中心に聴く予定です。このあたりのミュージシャンには全員にしつこいほどインタヴューをしてきましたから、話しているうちに面白いエピソードを思い出すかもしれません。というわけで、いつも以上に脱線する予感があります。お時間があるかたはぜひいらしてください。
@駒場東大前Orchard Bar 21:00~23:00 チャージ1500 円(w/1 drink)問い合わせ:03-5453-1777
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by jazz_ogawa | 2007-01-14 11:51 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(8)
e0021965_21323846.jpg 今年最初のMHRはカーリー・サイモンの新譜です。70年代の彼女はジェームス・テイラー絡みもあって大好きな女性シンガーのひとりでした。彼女とキャロル・キングのレコードがなければ夜も昼も明けない、というのは大袈裟にしても、ロックというかポップスというか、そういう音楽についてのイメージをぼくの中で大きく変えくれたのが彼女たちでした。
 シンガー・ソングライターというには、あまりにも存在感が大きかったといえばいいでしょうか。それまでのシンガーソングライターには、男性にしろ女性にしろ、どこか4畳半的というか家内工業的というか、あるいは自己満足的というか、好きなことをやっていればそれだけでいい、といったなりふりを構わないイメージがありました。

 しかし彼女たちの登場によって、もっと職業的っていうんでしょうか、スケールの大きなものが感じられたんですね、音楽的にもビジネス的にも。全米ナンバー・ワン・ヒットになった「うつろな愛」が、ぼくにはひとつの突破口でした。どちらかといえば、当時はジェームス・テイラーのほうがしこしこと好きなことをやっている印象で、それはそれで素晴らしいことなんですが、それとは違った表現もあるんだなということをカーリー・サイモンは示してくれたように思います。このあたりのことは、いまとなってはうまく表現できないのですが、とにかくそう感じたんですね。
 あのころは音楽に関する情報も、いまのように裏の裏まで入ってきませんから、純粋に音楽そのものを楽しんでいました。そのほうがよかったな、と思うこともあります。なぜ、そんな昔のことを思い出したかといえば、2曲目に「オー・スザンナ」が入っていたからです。ジェームス・テイラーもカントリー・ロック調にアレンジして、この曲をあのころ歌っていました。そのギターのアレンジがかっこよくてコピーしたんですけれど、これが難しい。結局は完全コピーができなくて、一部を適当に誤魔化して、何とか最後まで弾けるようにしたんですけれどね。でも、こういう誰でも知っている小学校唱歌のような曲でも、アレンジ次第でこんなにかっこよく弾けるんだと教えてくれたのがこの曲でした。
 脱線しますが、これ、フォスターの曲ですよね。ジャズでも、もう少しあとに佐藤允彦さんのアレンジでニューハードだったと思いますが、フォスター集が出ています。これもかっこよかったですね。ビッグ・バンドをやっていたら、物まね小僧(もう大人でしたが)のぼくは絶対にコピーしていたでしょうね。

e0021965_2133012.jpg 別にこのアルバムの紹介をするつもりはないんで話はさらに脱線していきます。カーリー・サイモンに浮かれていた熱も80年代に入ると醒めてしまいます。そのころから、彼女はシンガー・ソングライターというより、ヴォーカリストの印象が強くなってきました。ジャズのスタンダードを取り上げた作品も何枚か発表しています。気になる存在だったので、発表されるアルバムのすべてをきちんと聴いてきたわけではありませんが、それでも大半は買っていると思います。
 今回の作品もニューヨークで売っていたんですが、そのときは買いませんでした。そのうち日本で機会があれば買おうかな、程度の気持ちだったんです。ところが、日本に帰ってみたら、有難いことにレコード会社からサンプル盤が届いていました。
 こういう仕事をしていると、あちこちのレコード会社から毎月サンプル盤が送られてきます。これはこれでとても有難く嬉しいことです。でも、こういう形でもらったものって、何か違うんですね。気に入ったものは、自分でお金を出してもう一度買います。まったく同じものなんですけれど、そこがぼくのお馬鹿なところで、こうやって無駄使いをしてしまいます。
 でも、もらったもので事足れりと思うような音楽生活はしたくありません。音楽のことだけで食べている評論家なら、それもいいでしょう。でも、ぼくはそれ以前に音楽ファンですし、本業も別にあります。ですから、評論家と自分から名乗ったことは一度もありません。というわけで、音楽ファンであるぼくは、当たり前のことですけれど、聴きたいものは自分で買います。
 このカーリー・サイモンも、サンプル盤を聴いた途端にAmazon.comでワン・クリックしてしまいました。こうしてまた物が増え、お金が減っていきます。物が増えるのは問題ですが、音楽にお金を使うのはおおいに結構なことと考えています。
 音楽で得た収入はすべて音楽に使う。これをモットーにしてきたのは、そうすることで結局は回りまわってまた自分に何らかのものが跳ね返ってくるからです。音楽で稼いだ分は音楽業界に戻します。それで今日も気持ちよく仕事ができるなら、それに越したことありません。

e0021965_21332070.jpg そうそう、「オー・スザンナ」で懐かしい思いに耽っていたら、4曲目には「ユー・キャン・クローズ・ユア・アイズ」も入っているじゃないですか。タイトル曲はキャット・スティーヴンスの曲ですし(『父と子』なんてアルバム、どのくらいのひとが知っているでしょう?)、カーリー・サイモンがぼくと同世代であることをつくづくとこのアルバムで感じさせてもらいました。
 ほかの曲も懐かしかったり、思い出の多いものだったりで、彼女が同じ時代を生きてきたひとだなぁということを強く感じました。こういうアルバムと出会えるから人生は楽しいし、このアルバムを聴きながらいたるところでほっとしている、最近のぼくです。
 「ブラックバード」、「カーニヴァルの朝」、「さらばジャマイカ」、「スカボロー・フェア」、「虹のかなたに」、「マイ・ボニー」・・・どれもほろりとさせられます。
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by jazz_ogawa | 2007-01-11 21:43 | MHR | Trackback(2) | Comments(4)
 昨日の夕方、無事にニューヨークから戻ってきました。帰国の当日は華氏で70度になるとニュースで報じられていましたが、午前中のうちに出てしまったので、結果はどうだったんでしょう? こんなに暖かい冬は、25年間ニューヨークで年越しをして初めてでした。ニュースによれば、1月5日の華氏70度は1950年の72度以来の記録だということです。最終的に何度だったかは未確認ですが。

『Wilson Pickett/The Midnight Mover』(Atlantic/Collectibles)
e0021965_2028893.jpg ウィルソン・ピケットのアトランティック作品の中で、このアルバムだけCDで持っていなかったものです。これまでCD化されていなかったのかもしれません。このCDは去年アトランティック系のコレクター御用達レーベルであるコレクティブルズ・レーベルから出たものなので、ひょっとしたらこれが初CD化かもしれません。1966年の録音で、ウィルソン・ピケットが絶頂期のときの歌が10曲聴けます。ぼくは「デボラ」が好きで、高校時代から大学時代にかけてよく聴いていました。あと、このアルバムなら1曲目の「アイム・ア・ミッドナイト・ムーヴァー」とか「トラスト・ミー」とか、シャウト系シンガーの面目躍如たるヴォーカルが彼らしくていいです。

『Percy Sledge/Shining Through The Rain』(Varese Sarabande)
e0021965_20282915.jpg ウィルソン・ピケットと同じアトランティック系ソウルの人気者パーシー・スレッジが10年ぶりに吹き込んだ2004年の作品です。よくある、「昔の名前で出ています」的イージーな作りではなく、バックにはJakob Dylan、Paul Jones、Phil Upchurchなどが参加していますし、Bee Geesからオルタナ・カントリー系の大御所Steve Earleやホワイト・ブルースのBarry Goldberg、はてはCarla Olson、Jackie Lomax(懐かしい!)、Mikael Rickforsといったひとたちの曲(書下ろしを含む)などを収録。現役ばりばりのソウル・シンガーぶりで、元気なところを聴かせてくれます。先日ライヴを観たサム・ムーアにしろ、このひとにしろ、それから数年前にヴァージンから素晴らしいアルバムを発表したソロモン・バークにしろ、どうしてアトランティック系のひとたちは老いてますます盛んなんでしょう? アトランティック時代より迫力のあるソウル・シンガーになっているんですから驚きです。それに較べると、モータウン系は悲惨に近い状態ですね。

『O.S.T./DREAMGIRLS』(Sony)
e0021965_20284511.jpg 先日観た映画のサントラ盤です。やっぱり全曲吹き替えなしで、出演者が歌っていました。それにしても、みんな本当にうまい。感心したのはジェニファー・ハドソンですが、エディ・マーフィーのヴォーカルにもびっくりです。映画の最初のほうで登場する彼の「フェイク・ユア・ウェイ・ザ・トップ」なんか、ウィルソン・ピケットも真っ青なくらいのシャウトぶりで、何度聴いても飽きません。いい歌が満載なのもこのサントラの魅力です。映画の中でヒット・シングルとして紹介されている曲が多いこともあるのですが、どれも当時だったら本当にヒットしたんじゃないかと思うほど素晴らしい出来映えになっています。とくに前半はバックのサウンドも含めて丸ごと60年代ソウルの雰囲気いっぱいで、これまたぼく好みのアルバムでした。

『O.S.T./The U.S. VS. John Lennon』(Capitol)
e0021965_2029597.jpg 前回ニューヨークに行ったときに観たドキュメンタリー映画のサントラ盤です。もちろん、すでに持っているものですが、これはプロモ盤なので買いました。内容はまったく同じです。






e0021965_20293024.jpg 写真のように「FOR PROMOTION USE ONLY-NOT FOR SALE」と印刷されているところがマニアには重要です。音楽の仕事をしている立場上、こういうのは買っちゃいけないんですが、ぼくはそれ以前にマニアですから買っちゃいます。




『Paul McCartney/Standing Stone』(EMI)
e0021965_20295114.jpg ポールのクラシック作品ですが、これもちょっと通常のもとは違います。BMGが通販のみで扱っているCD Clubの商品なんですね。アメリカにはColumbia とBMGがCD Clubという通販をやっています。これは、カタログの中から好きなCDを8枚だか10枚だかを最初に選びます。それらはトータルで1ドルとか、正確には忘れてしまいましたが、とにかくとんでもなく安く買うことができます。その後は、2年間に最低2枚、クラブ・プライス(普通の価格)で買うことが義務づけられているといったシステムです。ぼくもしばらくは入会していました。
e0021965_2030585.jpg 写真のようにBMG Directとジャケットの裏やディスクにプリントされているだけのことですが、これもコレクションの対象になります。しかもPrinted in Canadaとなっているのも何やら珍しそうでいいです。それにしても、こんなものまで買って本当に馬鹿ですね(苦笑い)。


『Donovan/Barabajagal』(Epic)
e0021965_20302342.jpg ドノヴァンのエピック盤はなかなか日本でCD化されません。以前、担当者に「出して」と頼んだところ、「売れないから」と却下されました。ドノヴァンはイギリスのフォーク・シンガーですが、ぼくはなぜか彼の場合はアメリカ盤にこだわっているんで、国内盤が出ないならCDもUK盤よりアメリカ盤を買いたいんですね。ところがアメリカ盤はすべて廃盤なので、見つけたときに買うという状況でした。それで、これも見つけたので買っただけの話です。タイトル曲と「トルーディ」ではジェフ・ベック・グループがバックを務めています。

 以上、新品も中古もあるんですが、すべて10ドル以下だったので、まあいいかな、と。だだしこうやってどんどん物が増えていくことに対しては、そろそろ考えないといけないんですけどね。墓場には持っていけませんし。
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by jazz_ogawa | 2007-01-08 20:45 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(13)
 ニューヨーク滞在も今日で終わりです。今回は丁度2週間、ほとんど何もしないでだらだらした毎日を過ごしていました。別に観光をするわけでもなし、東京にいるより平凡な日々でした。ここ10年くらいはいつもこんな感じです。そこでニューヨークから最後のブログは、ねたもないので、街で気ままに写した写真でも紹介しましょう。

①UNIQLO SOHO NY@546 Brooadway
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 10月にニューヨークにきたときは工事中だったソーホーのユニクロがオープンしていました。売り場面積はここが一番だそうで、たしかに広いスペースにさまざまな商品がディスプレイされているさまは壮観です。目と鼻の先にある「Club Monaco」とか「Banana Republic」にはかなりの脅威になっているんでしょうね。

②Morrison Hotel Gallery@124 Prince Street
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 ロック・スターの写真を展示・即売しているソーホーのフォト・ギャラリーです。この前まで、入り口にはジミ・ヘンドリックスではなくドアーズの『モリソン・ホテル』に使われたジャケット用の写真が飾られていました。左側はミック・ジャガー、右はU2でしょうか。ロック・ファンなら一度は目にしたことがある有名な写真が、プリントしてもらうと1枚500ドルとか、高いものだと1500ドルくらいはするんじゃなかったかな?

③Apple Store@59th St. & 5th Ave.
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 ミッドタウンには滅多に行かないので知らなかったのですが、いつの間にかこんな店ができていたんですね。おもちゃ屋さんのシュワルツの前にありました。向かいのプラザ・ホテルは改装中で、一部はアパートになるとのこと。こんなところに一度は住んでみたいものですが、宝くじにでも当たらない限り無理ですね。

④お年玉袋?
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 大晦日にチャイナタウンで見かけたものです。

⑤Haveli@100 Second Ave.
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 イースト・ヴィレッジのカレー屋さんです。6丁目にあるカレー屋さん街のすぐそばですが、ぼくはこの界隈ではここが一番美味しいと思っています。値段も6丁目に較べると、倍とまではいきませんがちょっと高めです。
 最近はカレーより炊き込みご飯のビリヤニ(Biriyani)に凝っていて、どの店でもビリヤニです。ただしビリヤニに関しては、「Pomgal」(110 Lex Ave.)のほうが美味しいかな? 「Pomgal」はバスマチ・ライスを使っているのでご飯が美味しいです。ただしヴェジテリアンの店なので、ヴェジタブル・ビリヤニしかありません。でも、少ない体験の中で一番美味しいと思っている店は東京の青山にあります。「ブルーノート東京」の帰りは必ずそこでビリヤニを食べています。

⑥Love Saves The Day@7th St. & 2nd Ave.
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 上の「Haveli」のすぐそばにある50~70年代グッズの店。

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 ショウ・ウインドウのディスプレイはすべてビートルズ関連グッズです。店内はキッス関連のものも多いです。あとはプレスリーとか、とにかくいろいろなロック・スターのグッズ、古着なんかが所狭しと並んでいました。レコードも若干ありますが、これはどうでもいいものばかりでチェックする価値はありません。

⑦New York Eye And Ear Infirmary@14th St. & 2nd Ave.
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 留学中から、この前を通るたびにアルバート・アイラーの『ニューヨーク・アイ・アンド・イヤー・コントロール』というレコードのことを思い出していました。無関係でしょうが、いつも気になっていたので。場所はセカンド・アヴェニューと14丁目の交差点です。

⑧Hi Tek Hoop
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 昨日見たお馬鹿な車です。

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 ボンネットはこんな感じです。

⑨Cafe Guy & Gallard@459 Park Ave.
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 このところあちこちにオープンしつつあるカフェです。どこにでもあるデリ・タイプの店ですが、ちょっと気になったので。

⑩となりのウイントン
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 留学中に住んでいたアパートの入り口です。右側に「Bleecke Court」と書かれているのが見えると思いますが、そっちがマルサリス兄弟やアート・ブレイキーが住んでいたアパートです。
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 これがぼくの住んでいたアパート。ぼろいです。

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 こちらはウイントンたちのアパート。住居棟は入り口の左奥にあって、この写真では見えません。入り口にはコンシェルジェがいて、いまから25年前はかなり高級感が漂っていました。

 以上、どうでもいいことにおつき合いいただきありがとうございました。これで寝て起きたらJFKに行きます。次回は東京で。
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by jazz_ogawa | 2007-01-06 11:48 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(16)
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