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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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TEL: 078-265-6595

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 A problem has been detected and windows has been shut to prevent damage to your computer.

 先日、いつも使っているPCが突然ブルーバック・スクリーンになって、このメッセージが表示されました。調べてみたら、これは「Windowsが致命的な障害で停止していることを示している」そうです。
 しばらく前から調子が悪くて、そろそろ買い換えようかと思っていたところでした。たとえば突然シャットダウンしたり、それまでフリーズしたことなんかなかったのに、ちょくちょくフリーズするようになっていたんです。ワープロの単語登録も一部がなくなりました。
 ノートンでウィルス・チェックもしましたが、ウィルスは検出されません。そうこうしているうちに、iTUNEに入っていた曲の大半が消えてしまいました。HDには残っているのですが、10000曲くらい入っていたものが800曲くらいに瞬時にして減ってしまったんですからびっくりです。iTUNEから曲が消える現象は、ちょっと前に友人のPCでも起こったと聞きました。ただし、そのひとのPCは別にSTOPエラーにはなっていません。

 この画面になると強制終了して再起動するしかありません。それでも本来のデスクトップにたどり着く前にまたこの画面になることが何度もあります。それからアイコンがまったくないブルーの画面でストップすることもあります。たまたまデスクトップの画面まで行けても、ちょっと使っているうちにすぐSTOPエラーになってしまいます。そうこうしているうちに、終了ボタンをクリックしても何も反応しなくなりました。現在は強制終了する以外、PCの電源を切ることができません。

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 ぼくの場合、STOP CODEが「0x0000008E」、ERROR MESSAGEが「KERNEL_MODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED」というもののようです。マイクロソフトのHPには「原因不明」とか「解決法不明」とかも書かれていました。どうせ買い換えようと思っていたので、それほどショックではありません。
 ぼくはほとんどのデータを外付けのHDDと別のPCでも保存しています。ワープロを使うようになってから書いた原稿のすべてや、さまざまな資料やデータベースがこういう故障で失われてしまったら大変です。それで常に複数のメディアに保存するようにしてきました。

 書きかけの原稿がいくつか残っていましたが、それらも取り出すことができたので、差し当たって実害はなしです。あとはiPOD用の音楽ファイルを取り出す作業が残っていますが、これは新しいPCが届いたらそちらに移動しようと考えています。
 ただし何回かに一度は立ち上がるのですが、使っていてもすぐSTOPエラーになってしまいますから、音楽ファイルの移動がすんなりできるかどうかはやってみなければわかりません。
 このエラー、調べてみると修復方法もあるようです。でもPC音痴のぼくには何がなんだかさっぱりわかりません。いまのところこういうときのために用意しておいた安いPCでまったく不都合がないため、修理を急ぐ必要はありません。いずれ誰かに頼んで、直るものなら直してもらいたいとは思っていますが。そうなればもう一台iPOD用のPCが増えることになりますから、それはそれでグッドです。

 ぼくはほとんど毎日PCを持ち歩いています。それもたいていの日は勤務先から1時間は歩いて帰ってくるため、そういう際の振動も影響して故障が起こりやすいのでしょう。今回のPCは2年半ほど使いました。早い時点でDVD/CDが壊れて、外付けのスピードの遅いCDレコーダーで用を足していました。ほかにも不具合がいろいろ出てきたので、本当は昨年末に買い換えるつもりでした。
 ところがVistaが登場したため、しばらく様子を見ようと、いまのいままで買い換えずにいたわけです。そういうこともあって、直すことを考えるのは二の次にして、新しいPCをすぐにオーダーしてしまいました。せっかちですから。
 以前も書きましたが、複数のiPODを音楽ジャンル別に使っているため、その数だけPCが必要です。それもあってPCは常に複数を使っています。それとこういう使い方ですから、別に高いものは必要ありません。DELLで十分。以前はIBMが好きで何台か使っていましたが、いまはもっぱら安価なDELL専門です。明日には新しいPCが届くと、さっきメールが送られてきました。これで週末はPCのセット・アップに追われそうです。
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by jazz_ogawa | 2007-03-29 22:30 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(22)
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 昨日のことですが、ディスク・ユニオンに注文しておいた棚が届きました。前にも紹介しましたが、幅60センチで高さが180センチ、CDが600枚収納できるものです。紙ジャケットなら2400枚が収納可能と書かれていました。
 でも実際のところ、プラ・ケースひとつの厚みが紙ジャケの4倍あるとは思えません。ダブル・ジャケットもありますし、いいところ2~3倍でしょう。それでも1500枚分くらいは収納できそうです。
 この棚を、ぼくはディスク・ユニオンで買うと景品でついてくる特典ボックス専用にしています。高さにちょっと空きが出ますが、現在使っている棚はどれもボックスを入れるにはわずかに足らないので重宝しています。
 ただし写真をご覧になっていただければわかると思いますが、ほとんど満杯の状態です。これからもディスク・ユニオンは特典ボックスを作るでしょうから、棚は届いたものの早くも次はどうしようと嬉しい悩みを抱えています。

 実は、今回もうひとつ同じ棚を買いました。こちらにはディスク・ユニオン以外のボックス物を収納するつもりですが、まだ組み立てていません。部屋には置くスペースがないので、地下に借りているトランク・ルームに設置しようと考えています。こちらはまだスペースがあるので、あといくつかはこの手の棚が置けそうです。
 ところでこの棚、13000円はいい買い物だと思います。てっきり中国製かと思っていたら、箱にヴェトナム製と書かれていました。日本だと、この値段でこういうものは作れないんでしょうね。
 フレームを構成する測板や棚板はかなり頑丈です。大きなダンボールの箱に梱包されてきましたが、ひとりで持ち上げるのが大変でした。幅が60センチですから、そんなに重いものは支えません。その割に、棚板は十分過ぎるほどの厚さです。幅60センチというのも省スペースですし、いいものを買った気がします。

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 それでこの間はCDの棚を紹介しましたから、今日はレコードの棚をお見せしましょう。これがメインの棚です。ひとつの幅が1メートルくらいで5段あります。これをその昔8個ほど作ってもらいました。現在はリヴィング・ルームの壁一面に5個並べています。

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 これは反対から写したものです。部屋が大きくないので棚までの距離がとれず、全体像を写すことができません。それでもどんな感じかはわかりますよね。

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 これはその壁の向かいにある棚で、ここにはブルーノートの10インチLPを入れています。10インチLPは、プレスティッジやサヴォイやダイアルなどいろいろ持っていますが、手元に置いてあるのはブルーノートだけです。
 その下もレコード棚で、これは3段のものです。この形はひとつしか作りませんでした。リヴィング・ルームにあるレコード棚はこれで全部です。

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 これは最初に紹介した8個作ったうちのひとつで、玄関に置いてあります。残りの2個と、6段で幅が150センチくらいある大きな棚も作ったのですが、それらは知り合いの倉庫に、残りのレコードと一緒に置かせてもらっています。結局棚に入りきらないレコードが相当あるので、それらも段ボールに詰めて、その倉庫に保管しています。

 理想はすべてのレコードを自分の部屋に収納することですが、それは大きな家を作らないと無理な話です。ぼくは賃貸派なので、そういうことはとっくの昔に諦めました。
 それより、処分にかからないといけない年齢になってきました。そろそろ本気で段取りをしておかないと、残されたひとが困るでしょうし。いまでは寄贈するにしても、それなら置き場所まで提供しろといわれる時代ですから。
 そういうわけで、本当は棚なんか買って悦に入っている場合じゃないんですが。
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by jazz_ogawa | 2007-03-27 23:40 | マイ・コレクション | Trackback | Comments(19)
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 昨日は数えて13回目になる「Orcahrd Bar」での「ONGAKUゼミナール」をやってきました。テーマは先月の銀座と同じで、もすうぐ発売される『愛しのジャズメン』です。ご来場いただいたみなさん、サッカー、スケート、シンクロ、ボクシングなど、面白いテレビ番組がたくさんあった中、本当にありがとうございました。
 昨日はこれまでで一番お客さんの数が少なかったので、本当に嬉しかったです。しかも、初めていらっしゃってくれたかたが何人かいたので、それも嬉しかったですね。そのひとたちが来てくれなかったらと思うと、ぞっとします。
 それはそれとして、以下のような曲を聴きながら、そのアーティストにまつわる交遊録みたいなものを話しました。

1. Miles Davis/My Funny Valentine from『COOKIN'』(Prestige)
2. Wynton Marsalis/When You Wish Upon A Star from 『HOT HOUSE FLOWES』(Sony)
3. Oscar Peterson/It's Only A Paper Moon from 『WITH RESPECT TO NAT』(Limelight)
4. Benny Green/Testifyin' from『RALPH MOORE/WHO IT IS YOU ARE』(Savoy)
5. Curtis Fuller/Love Your Spell Is Everywhere from 『BLUES-ETTE PART II』(Savoy)
6. Harry Connick, Jr./But Not For Me from『WHEN HARRY MET SALLY』(Sony)
7. Chet Baker/My Buddy from 『CHET BAKER SINGS』(Pacific Jazz)
8. Tsuyoshi Yamamoto/Misty from『STAR DUST』(Three Blind Mice)

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 用意していったのは10曲でしたが、最初の2曲が終わったところですでに30分が過ぎていました。それから短めにまとめようと意識はしたのですが、それでも話はあちらこちらに支離滅裂に脱線していくため、とうとう2曲をカットするはめになってしまいました。
 いつものことですが、それにしても話が下手なのでいやになってしまいます。原稿を書くときと同じで、何も考えずに話していきますから、途中で思いついたことも随時挿入しちゃうんですね。それが失敗のもとです。

 原稿なら、あとで書き直したり順序を入れ換えたりして内容をまとめることができます。しかし話だとそうはいきません。ぼくの場合、原稿は最初にまず思いついたままを書き連ねます。とにかく最後までそうやって書いてしまい、そこから細かい直しをしていきます。最初の原稿が書き終わった時点では、50パーセントにも満たない完成度です。
 話もこれと同じなので、50パーセント以下の出来映えの話を聞かされることになります。これじゃお客さんも来ないはずです。中途半端な話なんか聞いたって面白くないでしょうからね。
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 そんな中途半端な内容ではありましたが、昨日紹介したエピソードは、今度出る本と、8月ごろに出版を予定しているその本の続編の中から選んで話をさせてもらいました。せっかちなぼくですから、1冊目がまだ出ていないというのに、もう続編の原稿も書き終わっています。
 今年はまだ1冊も本が出ていないんですが、現時点で4冊分が書き終わっています。そのうち2冊は4月と5月に出ます。あとは、書き終わっているだけで、これから何度かゲラで修正を行ないます。
 その後の本の話もいくつか出ていますので、それらの話を早くまとめて、また執筆にいそしみたいと思っています。こんなありがたい状況がいつまでも続くわけはありません。ですから、出せるときに出してしまおうという魂胆です。物事には常に終わりがあるものですから。
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by jazz_ogawa | 2007-03-25 10:26 | ONGAKUゼミナール | Trackback | Comments(10)
 毎回話が脱線気味なので、最初に書くべきことを書いておきます。今週の土曜日ですが、定例の「ONGAKUゼミナール」を開催します。今回のテーマは「愛しのジャズメン~パート2」です。先月銀座で行なった「パート1」の続編です。本は4月のはじめに発売の予定です。こちらもぜひよろしく。「ONGAKUゼミナール」の詳細は、このトップ・ページ左にある「Topics」、もしくはカテゴリの「Works & Information」をチェックしてください。

e0021965_102992.jpg それでは本題です。左は21日にユニバーサルミュージックから発売されたボサノヴァのコンピレーション『We Love Bossa Nova~Spring into Summer』のジャケットです。2枚組で全30曲。ぼくが選曲したのですが、なかなか気持ちのいい曲順で、このところ家でもウォーキングの最中でも、あるいはスターバックスで原稿を書いているときでも頻繁に聴いています。
 ぼくはボサノヴァが大好きなので、こういう仕事は嬉しいですね。ジャケットもお洒落で雰囲気が出ていると思いませんか? このイラストを見ているだけでも、ボサノヴァのリズムが浮かんでくるようです。

 これまでいろいろなコンピレーションを作ってきました。ボサノヴァ集も何枚かあります。今回はボサノヴァの名盤・名演がごろごろあるヴァーヴを中心に選ぶことができたので、どれを外すかで悩みました。とにかくどんな曲目か、紹介しましょう。

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【Disc1】
1. スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト/コルコヴァード
2. アストラッド・ジルベルト&ワルター・ワンダレイ/ある微笑
3. アントニオ・カルロス・ジョビン/波
4. スタン・ゲッツ/ビン・ボン
5. シャーリー・スコット/キャント・ゲット・オーヴァー・ザ・ボサノヴァ
6. コールマン・ホーキンス/デサフィナードDesafinado
7. アストラッド・ジルベルト/いそしぎ
8. ワルター・ワンダレイ/おいしい水
9. スタン・ゲッツ&チャーリー・バード/ワン・ノート・サンバ
10. ミルト・ジャクソン/ジャズ・ン・サンバ
11. チコ・ハミルトン/フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
12. マルコス・バーリ/ソー・ナイス(サマー・サンバ)
13. アントニオ・カルロス・ジョビン/メディテーション
14. バーデン・パウエル/詩人にぴったり
15. オスカー・ピーターソン/マシュ・ケ・ナダ

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【Disc2】
1. アントニオ・カルロス・ジョビン/イパネマの娘
2. スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト/ドラリセ
3. ゲイリー・マクファーランド/アンド・アイ・ラヴ・ハー
4. アストラッド・ジルベルト/ハウ・インセンシティヴ
5. ルイス・エンリケ&ワルター・ワンダレイ/ホーム・オン・ザ・レンジ
6. スタンリー・タレンタイン/チャオ、チャオ
7. セルジオ・メンデス&ブラジル’66/コンスタント・レイン
8. ルイス・ボンファ/トリステーザ
9. ロレツ・アレキサンドリア/リトル・ボート
10. ラムゼイ・ルイス/オルフェのサンバ
11. ジョアン・ジルベルト/三月の水
12. スタン・ゲッツ&ルイス・ボンファ/ジャズ・サンバ
13. ワルター・ワンダレイ/さよならなんか簡単さ
14. クインシー・ジョーンズ/ソウル・ボサノヴァ
15. アストラッド・ジルベルト/夢みる人

 このコンピレーション、実は同じタイトルの『第2集』です。最初のアルバムが去年出て好評だったことから、続編が作られることになりました。去年出た『第1集』はぼくの選曲ではありません。その時点で続編のことなど考えていませんから、選びたい放題というか、とにかく名曲・名演を30曲並べたものになっています。それでもまだまだ選びたい曲がありましたから、ぼくはまったく苦労せずに今回の30曲を決めることができました。
 こういうときに威力を発揮するのがiTUNEです。「Bossa Nova」のジャンルを選び、その中から好きな曲をプレイリストに入れていきます。次は曲順を自由に入れ替えて、気持ちのいい並びにします。このところコンピレーションの選曲をよく頼まれますが、すべてこのやりかたで曲を決めています。

e0021965_112363.jpg そうそう、ユニバーサルミュージックから同時にリリースされた『あの頃のジャズ』もぼくが選曲しました。こちらは団塊の世代向けで、「ルイ・アームストロング/この素晴らしき世界」、「サラ・ヴォーン/ダニー・ボーイ」、「ザ・プラターズ/煙が目にしみる」、「ホーギー・カーマイケル/スターダスト」、「ビング・クロスビー/枯葉」などが15曲並んでいます。ちょっと郷愁を誘う選曲になっているところがみそでしょうか。これもジャケットが好みで気に入っています。
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by jazz_ogawa | 2007-03-23 01:06 | Works | Trackback | Comments(6)
e0021965_19115076.jpg 釈然としない映画でした。何が釈然としないかというと、結末です。あんな終わりかたはずるいなぁと思いました。こんなことでいいのなら、どんな物語だって最後は似たようなことを考えれば解決してしまいます。
 力道山を思い出しました。相手に散々痛めつけられて、もうこれまでかというときに伝家の宝刀を引き抜くあの姿です。空手チョップで滅多切りにして、最後は勝つあのパターン。映画ではパフュームが伝家の宝刀です。香水をひと振りすれば、それですべてが思いのままになってしまうのはずるいなぁ、です。
 力道山の場合は、正義のヒーローで悪役をやっつける構図でした。それで、観ているほうもすかっとできます。ところがこの映画の主人公は正義のヒーローじゃなくて、若い女性を何人も殺した殺人鬼ですから、立場がまったく反対です。そんな人間に伝家の宝刀を持たせるのはルール違反じゃないでしょうか。

e0021965_19201889.jpg とんちんかんな感想を書いていますが、そう思ったんだからしかたありません。それにしてもこの映画、豪華なセットや衣装など、重厚な作りで最初のうちはかなり面白く観ていました。最後があんまり、というだけです。あとはパリが舞台なのに、英語でしゃべっていることに違和感を覚えましたが。字幕の嫌いなアメリカ人が作った映画だからでしょうか。
 かなりの予算を使った映画だと思います。その予算を使えば、もっと別の面白い作品だって作れたかもしれません。無駄遣いとはいいませんが、ちょっと勿体ないかなぁと。また、とんちんかんなことを書いていますね。

e0021965_19204060.jpg パフュームで思ったのですが、においのきつい香水はいやですね。エレヴェーターに乗ったとき、誰も乗っていないのに強いにおいが残っていると、どういう神経をしているひとが乗っていたんだろうと想像してしまいます。そういうひとと狭い部屋で一緒になったときは息が苦しくなってきます。そんなに多くはありませんが、たまにそういうひとと出会うと唖然とします。
 ほのかな香りというのは悪くないです。でも、野暮な男なので、無臭のほうがベターです。においって好みに個人差がありますから、自分の好きなにおいを身に纏うことについてはなにもいうことはありません。それでも一緒に同じスペースで時間をすごすときには、においのしないひとといたほうが心地いいです。

 ついでに書くなら、いつものことですが、煙草のにおいがいやです。タクシーに乗ろうとして、あまりににおいが強いので降りたこともあります。服や髪の毛ににおいがつくのもいやです。けむりより、そういうものについたにおいのほうが気持ち悪いです。
 Hi-Fiのイヴェントでも、できるだけ長居をしないで帰ってくるのですが、それでもにおいが体についています。心臓にもよくありません。帰りはたいてい心臓の調子がおかしくなります。煙草を吸う方はそのあたりのことにも気を使ってほしいなぁと思っています。
 それでも、煙草を吸うこと、および吸うひとに嫌悪感はありません。嗜好品ですから。ただし、そばにいるひとが迷惑に思っているかもしれないとは考えてほしいですね。風向きや空気の流れによって、こちらに煙が流れてくるようなことがあります。吸わないひとがそれを気にするのではなく、吸うひとがそれに気を使ってもらえると助かります。大半のひとはそうなんですが、周囲に無頓着なひともまだ見かけます。

 結局、今日も自分のことは棚に上げて、思いつきを書いてしまいました。愛煙家の方、申し訳ありませんでした。ぼくだって、ひとから見たら「とんでもないやつ」と思われているはずです。ですから、これは自分勝手なたわごとと思ってください。
 ぼくの周りにも煙草を吸うひとはいます。彼らも大切な友人です。煙草を吸うからといって、そのひとが嫌いになるわけじゃありません。そしてそういうひとは、全員がぼくの前では煙草を吸いません。ひとへの気遣いが有り難いです。優しくないぼくが、他人には優しさを求めているんですから、なんて自分勝手な人間なんでしょうね。


■おまけ(その6)
e0021965_19122966.jpg おまけ(その1)の別ヴァージョンです。出典はブルーノートの『ハンク・モブレー・アンド・ヒズ・オールスターズ』(BLP-1544)でしょうか? 譜面の代わりにモブレーが持っているのはレントゲン写真ですね。
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by jazz_ogawa | 2007-03-20 19:21 | 映画&DVD | Trackback | Comments(12)
e0021965_0142166.jpg 以前このブログで触れましたが、ようやくイギリスのGenesis Pubicationsからジョージ・マーティン著の『Summer Of Love(The Making Of Sgt. Pepper)』が届きました。去年のクリスマス・プレゼントとして自分用にオーダーしたもので、サイズは320mm x 250mm、176頁、写真約130枚で、限定2000部、価格295ポンドの豪華本です。

 Genesisではビートルズ関連の本を中心にストーンズやディランなど、さまざまなアーティストの豪華本を出しています。前回買ったのは、リンゴ・スターの『Postcards From The Boys』で、これは心臓病から回復した記念に買いました。
 これまでにジョージ・ハリソンやロン・ウッドの本などを含めて10冊以上は買ったでしょうか。嬉しいのは、著者やそのアーティストの直筆サインが必ず入っていることです。さすがにディランの本は本人ではなく著者のものでしたが。

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 それで今回はジョージ・マーティンが1冊ずつサインしています。ちょっと雑なサインですが、何しろ直筆ですから、文句はいいません。リンゴの本にはリンゴ、ジョージの本にはジョージのサインが入っていました。ジョージの『Live In Japan』には、ジョージのほかにエリック・クラプトンのサインも書かれています。ロン・ウッドの本には、サインのほかに小さなリトグラフもついていました。
 しかも毎回豪華な装丁とデザインで、眺めているだけでも楽しくなってきます。リンゴの本は、他の3人が世界中から送ってきた絵葉書のレプリカを集めたものですが、その本を入れたケースが真っ赤な金属性のポストを模したものでした。これ、かなり重いです。

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 『Summer Of Love』はグリーンの布袋に入って梱包されてきました。

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 その中に同じ色の箱が入っています。

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 箱を開けると、ご覧のような本が入っていました。表紙も綺麗だし、全体の仕上がりも非常に美しいものになっています。いつものことですが、各ページも本当に綺麗な印刷で、開くのがもったいないほどの出来映えです。

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 これは表2と表3です。綺麗な色使いでしょ? 価格的にはかなり高価なものですが、その値段に見合った豪華な仕様で、ぼくは毎回満足しています。いまのところページをペラペラとめくってため息をついているだけで、まだ読んでいません。内容は『サージェント・ペッパー~』の録音秘話を中心に1967年という時代を振り返ったもののようです。

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 この時代、ファッションや音楽を含めて文化が大きな広がりを見せました。ぼくがもっとも興味を持ち、懐かしく思っているのが1960年代後半です。ピーコック革命とかフラワー・チルドレンとかいっても、もうわからないひとが大半でしょうが、その時代をこの本はまるまる再現しているようです。
 この写真の色使いなんかサイケデリック調で、あの時代の雰囲気をそのまま再現した感じです。こういう写真やイラストが満載されたこの『Summer Of Love』、またぼくの宝物がひとつ増えました。

 Genesisの本は限定2000部前後のため、人気アーティストの本はしばらくすると売り切れてしまいます。ぼくが持っている本も『CONCERT FOR GEORGE』以外はすべてソールドアウトになりました。ちなみに、この本にはジョージの死を追悼して開催されたコンサートで配られたプログラムとオリヴィアのサインがついています。
 次はどんな本が出版されるんでしょう? もういまから楽しみにしている、せっかちな小川でした。


■おまけ(その5)
e0021965_017135.jpg これはジョアン・ジルベルトですね。
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by jazz_ogawa | 2007-03-18 00:23 | マイ・コレクション | Trackback | Comments(14)
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 ほとんどの壁がCDとレコードの棚で占められているわが家ですが、まだ若干のスペースがあります。そこで、小さな棚を3つ、通販で買ってみました。高さが80センチで幅が60センチ。それを上の写真のように並べて、紙ジャケットとDVDを収納しています。

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 それでも、まだかなりの数のCDが置き場もなく床や台所の棚に放置されたままです。ぼくが住んでいる部屋にはかなりの収納スペースがあります。それらと靴箱やキッチンの食器棚から、お風呂場の棚まで、すべてがCDだらけです。しまいには、お風呂場にも置く羽目になりかねません。
 そういえば大先輩の評論家で、お風呂場にまでレコードを置いたため、夫婦そろって銭湯通いしていたひともいます。ぼくもその域に近づいてきました。それは困ると、焼け石に水なのはわかっているんですが、最後の抵抗とばかりに小さな棚を購入した次第です。

 あと、今月下旬にもうふたつ。紙ジャケットが綺麗に入る棚が届くことになっています。こちらはディスク・ユニオンがそれ用に作ったもので、ひとつで2400枚(!)入れられるみたいです。
e0021965_1152487.jpg 幅が60センチと狭いので、ちょっと荷物をどかせて、ひとつは寝室に置けるように算段しました。もうひとつは、地下に借りてあるトランク・ルームに置くつもりです。この棚は、ディスク・ユニオンで紙ジャケCDをセット買いするともらえるBOXがぴったり入るサイズで設計されています。
 このボックスも溜まってきたのですが、サイズがほんのわずか大きいため、ぼくが持っている棚には入りません。そこで、現在はまとめて収納スペースに入れてあります。でも、こういうのも綺麗に並べておきたいじゃないですか。

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 いま使っているCDの棚は、20年くらい前に建具屋さんに作ってもらったものです。大小合わせて4つあります。全貌を写すことはできませんが、棚は13段です。合計すると1万枚近くは収納できる計算でした。それでも一杯になるのは時間の問題です。
 そこでプラ・ケースを捨てて、ビニール袋に入れるようにしました(上の写真でわかりますか?)。これで厚さが3分の1くらいになり、つまり3万枚くらいは収納できるようになりました。それでも、しばらくのちには許容量をオーヴァーしてしまいましたが。

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 これは4つのうちのひとつで、ビートルズとストーンンズ関連専用です。この棚のCDはプラ・ケースのままです。ビートルズとストーンズに関しては、プラ・ケースも買ったときのままにしておきたいからです。特別なケースではありませんが、そこは妙なコレクター心理が働くんですね。

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 2年前に引っ越をして、それで壁面積が増えました。そのときに買ったかなり大きなCD用の棚がいまは玄関においてあります。全部で14段あって、幅は100センチちょっとでしょうか。これには紙ジャケットを入れることにしましたが、この棚を買った時点ですでに満杯の状態でした。その後も順調(?)に紙ジャケットが増えて、いまや収拾がつかない状況です。それを改善すべく、今回いくつかの棚を購入したのですが、焼け石に水であることはわかっています。

 墓場まで持っていけるわけじゃないので、そろそろ処分することを考えなければいけないのですが、購買意欲はいっこうに衰えません。でも、そういう気持ちがあるってことは、まだ人生に前向きなのかな? とも思います。人間、欲がなくなったらおしまいですから。ただし、その欲の対象がCDとかレコードっていうのが情けないというかせこいというか。恥じてはいませんけれど、いい年をしてちょっとみっともない気もします。

■おまけ(その4)
e0021965_9329100.jpg 今回は、チャーリー・ワッツとソニー・ロリンズみたいです。だんだん全貌が見えてきました。
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by jazz_ogawa | 2007-03-16 11:10 | マイ・コレクション | Trackback(1) | Comments(27)
 高知の飛行機事故、全員無事で本当によかったですね。乗客・乗員、そしてご家族のみなさんは気が気じゃなかったと思います。それにしても機長の腕前は見事でした。乗り合わせていたかたがたも冷静だったようで、そういうことも無事に着陸できた要素になっているんじゃないでしょうか。
 このところ航空機の事故が続いているようで、気がかりです。以前ほどではありませんが、年に何度か飛行機を利用しているので、こういうことにはちょっと過敏になっています。そして事故が報道されるたびに思い出すことがあります。
 あれは医師の国家試験に合格して、医局に入るまでの休みを利用してニューヨークにいったときのことです。ぼくは出来が悪かったので、大学の卒業が半年延期になって、秋の国家試験を受けました。以下は、1年ほど前に出した『ブルーノート・コレクターズ・ガイド』からの引用です。

e0021965_19371496.jpg 最初に行ったときより外国は身近になっていた。しかし3週間の滞在となれば費用もかさむ。ところが世の中うまくできているもので、6歳上の兄が脱サラをして旅行会社を経営するようになっていた。聞けば、格安のチケットが手に入るらしい。ただしキャンセル待ちのチケットだから、直前になっていつ出発するかが決まるという。
 こちらはどうせ休みだし、いつでも大丈夫だ。宿も、兄の旅行会社に勤めていたひとが結婚してマンハッタンに住んでいるので、差し当たってそこに泊めてもらい、そのひとに長期滞在者用のホテルを探してもらうことでプランが出来上がった。
 今度は以前よりレコード店の情報もあるし、何より現地に住んでいるひとがいるから心強い。出発したのは11月4日である。キャンセル待ちで、しかも格安のチケットだ。往復で15000円くらいだったと思う。当然、直行便に乗れるはずもない。まずはハワイに行き、そこで入国審査を受けてロスに飛ぶ。ロスからニューヨークまではナイト・フライトといって、夜に出て明け方に着く、これまた一番安い便を予約した。

 ところがハワイの入国審査で問題が起こった。ここで係官から「アメリカで働く気はあるのか」と聞かれた。これには「ノー」と答えなければならない。観光ビザで入国して不法就労するのはご法度だ。ハワイは1年中暖かいから、しばらくアルバイトをして資金を溜めて本土へわたるヒッピーまがいが当時は多くて社会問題になっていた。
 そんなことも知らないぼくは、「アメリカで仕事ができるなら最高だ」などと、いつものように深く考えずに「イエス」と答えてしまった。それからが大変だった。言葉もほとんど通じないから、係官がなにかを問題にしているのは気がついたものの、こちらにはどうすることもできない。しばらくすったもんだをしたところで、日本語ができる職員が呼ばれて、ぼくの勘違いというか誤解を解いてもらった。
 これでアメリカには入国できたが、もうひとつ問題があることに気がついた。ロス行きの飛行機との接続時間が非常に短かったのだ。入国審査でかなり時間を食ったのと、国際線と国内便のターミナルが違うのとで、危ないところでロス行きの便に乗り遅れるところだった。それも何とかクリアしたが、今度はもっと大きなピンチが襲ってくる。
 ロスからニューヨークに行く便にはスムーズに乗れたのだが、飛び立ってすぐに大騒動が起こった。何気なく窓から夜のロサンジェルスを眺めていた。するとエンジンのひとつから花火のように綺麗な火花が散ったのである。次の瞬間、その火花が猛烈な勢いの火炎となり、エンジンが燃え始めた。その途端、今度は飛行機ががくんと傾いたのだ。
 そのころまでには多くの乗客が異常に気づき、騒ぎ始めていた。飛行機は傾きながら旋回して空港に戻ろうとしている。離陸してから1分も経たないうちのアクシデントだったから、そのまま無事に着陸して、ぼくたちは筒状の滑り台みたいなもので地上に降りた。地面に足をつけたころには、消防車が爆発したエンジンの消火を終えていた。この間、おそらく10分もかかっていないと思うが、ぼくは生きた心地がしなかった。

 こういうときは走馬灯のように、これまでのことがフラッシュバックされるとよくいわれる。しかし、実際に死の恐怖に直面したぼくにはそんな現象は起こらなかった。エンジンの炎上を目の当たりにして思ったのは、「ああ、ようやく国家試験を通ってこれから新しい人生が始まるのにこれで終わりか。でも、仕方ないや」というものだった。嘘のようだが、本当にそんな考えしか浮かばなかったのである。こういうときでも諦めが早いのだ。
 2004年に心筋梗塞の発作で倒れて救急車で病院に運ばれたときも、似たような気分を味わっている。このときは走馬灯ほど早くなかったが、ゆっくりと自分の過去のことが思い出され、「そんなに悪い人生じゃなかったし、やりたいことはまだあるけれど、ここで死んでも悔いはない」などと考えていた。
 小心者のくせに諦めは早い──。しかし、不思議なことにレコードには執着心が極めて強い。ある友人がぼくのことを(レコードに関しては)“欲望の塊”だといっていたが、たしかにその通りだと思う。

 これは1977年のことです。そして、そのときにニューヨークの「ヴィレッジ・ヴァンガード」でビル・エヴァンス・トリオを聴きました。聴いているうちに、生きていてよかったという感慨がこみ上げてきたんです。鈍いというか、ひと晩がすぎて緊張感が解けたというか。こういうのも最近はやりの「鈍感力」でしょうか?

 実は子供のころに、もうひとつ死にそうな体験をしたことがあります。ですから、ぼくは3回死に損なったことになります。悪運が強いんでしょうね。ここまで生き延びればあとはおまけのような人生で、せいぜい楽しくやっていこうと思っています。
 今日はCDの棚のことでも書こうと思っていたのですが、急遽思いついて、こんな体験を紹介してしまいました。

■おまけ(その3)
e0021965_19364167.jpg 看護師のディジー・ガレスピーです。注射を打たれているのはコルトレーン?
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by jazz_ogawa | 2007-03-14 19:43 | 平凡な日々 | Trackback(2) | Comments(12)
e0021965_1037711.jpg 昨日は恵比寿駅のすぐそばにある「恵比寿East Gallery」で小僧comの創立1周年記念パーティに行ってきました。この手のものに出るのは苦手なんですが、まあつき合いですから、仕方ありません。でも案の定、知り合いもほとんどいないため、人見知りのぼくは、ただその場で立ち尽くしているしかありませんでした。
 こういうときに、気安く知らないひとにも平気で話せるひとっていいですね。ぼくなんかこの年になっても、自分からバリアを張ってしまうというか、こちらから見ず知らずのひとに近づいていくことができません。損な性格です。
 立食(ほとんど食事はありませんでしたが)のパーティっていうのも苦手で、スイングジャーナルが毎年1月に行なう「ジャズ・ディスク大賞」発表のパーティにも10年くらいは行っていないんじゃないでしょうか?
 選考委員のひとりなので本来は出席しなくちゃいけないんですが、行くと、選考委員ということで造花のブローチみたいなものを胸につけられます。そういうのも恥ずかしくて居心地のいいものじゃありません。知っているひともたくさんいるんですが、みなさん次から次へと新年も兼ねての挨拶をしていくので、誰かと落ちついて話すこともできませんし。

 で、昨日のパーティでもすることがないので、ステージの写真を撮ってきました。

e0021965_10372335.jpg これはよしたかさんといって、テレビ・ドラマの「TRICK」でも監修(?)だと仰っていたと思いますが、そういうことをしている方の手品です。よしたかさんとは、去年の小僧comの忘年会でもぼくの目の前でいろいろな手品を披露してくれましたが、なかなか飄々としていていい感じです。

e0021965_10373657.jpg こちらは南部直登さんです。日本生命のトップ・セールスマンとして伝説的なひとだそうですが、それ以前からプロのミュージシャンとしても活動していて、1970年代にはレコード・デビューもしたそうです。現在もライヴ活動をしているそうで、それも年間150本というから驚きです。本業の実績もすごいですし、二足の草鞋を履くものとしてはおおいに尊敬に値します。
e0021965_1038314.jpg それで、この1月にはテイチクから「盛春歌」というシングル盤を出してこともあって、この日はその曲などを聴かせてくれました。その後、劇団・四季で『オペラ座の怪人』や『Cats』などに出ていた女性が登場。こちらも大変お上手でした。南部さんが弾いていたギターもちょっと気になりました。

 小僧comはひょんなことから関係するようになったんですが、関係するようになったからには大きく発展していってほしいです。「小僧が楽しめることをする会社」というのが基本コンセプトだと思っていますので、そういう楽しめる企画をどんどん立ててほしいと思います。そういうことをやってくれる会社だと思ったので、ぼくも応援しているんですから。

■おまけ(その2)
e0021965_10505875.jpg こんなひともいます。
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by jazz_ogawa | 2007-03-11 10:42 | 平凡な日々 | Trackback(2) | Comments(10)
 ここしばらく、本業と原稿書きと5月に出る『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』(仮)の初稿をチェックする日々で、ほとんどほかのことはやっていません。この本は、昨年8月に出した『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』の続編にあたります。1年も経たずに2冊目が出せるというのは大変嬉しいことです。この勢いで、年内に3冊目まで出せそうな雰囲気になってきました。

e0021965_095053.jpg それから、今日はもうひとつ嬉しいことがありました。家に帰ってみると、『ジャズ面白雑学事典』(ヤマハミュージックメディア)が届いていました。この本、2001年に出したものですが、なぜか売れています。
 今回送られてきたのは、11刷になったからです。自分でいうのも何ですが、ジャズの本で11刷なんて聞いたことがありません。必ず毎年2月か3月に増刷になります。いったいどなたが買ってくれているのか? 不思議です。
 書店にもこの本はあまり置かれていません。ヤマハですから、ヤマハ音楽教室に来る生徒さんにでも売りつけているのでしょうか? それは冗談としても、本当にいったいどういう方がどういうところでお買い求めてくださっているのか、不思議でなりません。

 それはそれとして、ここのところ映画も観に行かなければライヴにも行っていません。そういうわけで、今回も帯つきLPをいくつか紹介することにしました。ほとんどコメントがもらえていないので、みなさんには退屈なのかもしれませんが、これはこれでぼくには大切なコレクションです。今日は40年間以上聴き続けてきたボサノヴァのレコードをいくつか。

②『ゲッツ/ジルベルト』(日本グラモフォン SMV-1023)
e0021965_010536.jpg ぼくの出発点です。中学2年の春、1964年のことですが、銀座の「テイジン メンズショップ」にVANのマドラス・シャツを買いに行きました。すると店内でこのレコードが流れていたんです。当時はヴェンチャーズからビートルズに興味が移行しつつあったロック少年でした。アイヴィー・ルックに憧れていたロック少年のその後を変えたのがこのレコードです。
 お店のひとにどこで買ったかを教えてもらい、マドラス・シャツは買わずに近くのヤマハでこのレコードを手に入れました。ただし、そのとき買ったのは輸入盤です。まだ国内盤は出ていませんでした。
 それで、その輸入盤をそれこそ溝が磨り減るまで聴いて、次に買ったのがこの国内盤です。「来日記念盤」となっています。ゲッツはは1965年7月に初来日しますが、これはそのときに合わせてリリースされたものでした。ちなみにメンバーとしてこれまた初来日を飾ったのがゲイリー・バートンです。

③『ゲッツー・オー・ゴー・ゴー』(日本グラモフォン SMV-1016)
e0021965_0101994.jpg ぼくは『ゲッツ/ジルベルト』ですっかりボサノヴァにはまってしまいました。そこで何枚かスタン・ゲッツのレコードを買います。翌年買ったのがこのアルバムでした。そのときも、最初は輸入盤を買っています。ぼくはゲッツのことをてっきりボサノヴァのミュージシャンだと思っていました。ところがこのレコード、半分はジャズの演奏だったんです。それで、初めてゲッツがジャズのテナー・サックス奏者だとわかった次第です。そしてここから少しずつジャズを聴くようになっていきます。
 ちにみにこのレコード、半分はアストラッド・ジルベルトをフィーチャーしたボサノヴァで、半分がゲイリー・バートン入りのグループによるジャズでした。

④『アストラッド・ジルベルト/ルック・トゥ・ザ・レイボウ』(日本グラモフォン SMV-1070)
e0021965_0105443.jpg 初めて買ったアストラッドの単独LPです。それまでに『ゲッツ/ジルベルト』、『ゲッツー・オー・ゴー・ゴー』で彼女の歌に魅了されていましたから、次はこのアルバムを買うのが順序として当然でした。帯のコピーは「ジルベルトとギル・エヴァンスの魅力的な顔合わせ!」。当時のぼくはまだギル・エヴァンスが誰だかわかりません。

⑤『スタン・ゲッツ(ts)とチャーリー・バード(g)/ボサ・ノバ』(日本コロムビア VL-1065)
e0021965_0115062.jpg スタン・ゲッツのボサノヴァはこのアルバムから始まりました。録音は1962年2月。日本盤の発売が1962年12月。かなり早いです。現在は『ジャズ・サンバ』とオリジナルのタイトルで呼ばれていますが、最初の邦題は『ボサ・ノバ』だったんですね。これまでの3枚は日本グラモフォン盤ですが、その前は日本コロムビアにヴァーヴの国内発売権がありました。帯のデザインもこちらのほうがかっこいいですね。「話題の新リズム、ボサ・ノバの本命盤!」。時代を物語るコピーです。ライナーノーツは児山紀芳さん。ボサノヴァがほとんど知られていなかった時代にかなりきちんとしたことを書いています。さすが児山さんです。


■おまけです
e0021965_0121741.jpg これ、何だと思いますか? これから少しずつ全貌を明かしていきますので乞うご期待!
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by jazz_ogawa | 2007-03-08 00:23 | マイ・コレクション | Trackback(1) | Comments(33)
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