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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
TALK EVENT■
小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
3.26: 関西国際文化センター
コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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 ミッキー・ロークの復活、アカデミー賞ノミネーション、ゴールデン・グローブ賞受賞とか、多くの話題に包まれている『レスラー』を土曜日に渋谷の「シネマライズ」で観てきました。

 年末・年始に行ったニューヨークでも封切られたばかりで大きな話題になっていましたが、そのときはなんだかミッキー・ロークの姿が痛々しそうなので、観るのを敬遠してしまいました。しかしいいタイミングで時間が空いたので、思いついて観てきました。

 胸を揺さぶられた映画ですが、最後は行き場のない虚しさ、みたいなものを覚えました。娘との確執もひとつの軸ですし、心臓病を押して最後の大勝負に向かう心情もわかる気がします。「老いる」ことがどういうことか、それをストレートに自分の前に突きつけられた映画でした。

 それだけに、重い余韻を引く映画です。彼の人生とは違いますが、一歩間違えれば似たような境遇にもなりかねません。そんな思いと、先日の三沢光晴さんの死とが重なり、映画館を出るときの足取りは重かったです。でも、こういう思いを強く心の中に生じさせる映画はそうそうありません。「救いのない映画」のように思えましたが、あとになってジーンとしてくるかもしれません。

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 昨日六本木ヒルズの「TOHOシネマズ」で観た「愛を読むひと」も重い映画でした。時代に翻弄された女性と、その女性に生涯心を寄せていた年下の男性。最後は悲しい結末になりますが、そういう思いを抱くことができた主人公はある部分で幸せだったんでしょう。ぼくはそう思いたいです。そうでなければ、あまりに辛い人生です。

 一緒に観た友人とそのあとにいろいろ話をしました。で、一致した意見が「一般に男は女性よりロマンチックな生き物」ということ。人ってさまざまな思いを引きずって歳を重ねていきます。

 ぼくにもいろいろな思いがあります。いい思い出、悲しい思い出、切ない思い出、ほろ苦い思い出、幸せな思い出・・・。悲喜こもごもです。でもそれらをすべてひっくるめていまの自分があるんでしょう。とくに最近は強くそう思っています。だから思い出は自分にとってすべてが大切な宝物です。

 映画の主人公はずっと離れ離れになっていますから、自分たちの思いを伝えることはできません。それがなおさら思いを増幅させるのかもしれませんね。ほら、郷ひろみの「よろしく哀愁」に《逢えない時間が、愛育てるのさ》という歌詞があるじゃないですか。こういう心情、とてもよくわかります。

 翻って、現在は携帯電話やメールがあって、ぼくもそうですが、思いを瞬時に伝えることができます。これはこれで互いの気持ちや思いをすぐに確かめることができて、せっかちなぼくには便利なツールです。

 男と女に限りませんが、人間関係って不思議です。互いを思いやっていても気持ちが伝わらないもどかしさ。『レスラー』や『愛を読むひと』ではそれがいくつも重なっていました。

 気持ちのすれ違いはよくあります。ぼくにもすれ違ったまま終わった人間関係がいくつかあります。そのすれ違いに何十年ぶりかで気がつくチャンスってめったにないと思いますが、それがわかったときのハッピーな気持ち。何十年も離れていた友人といろいろな話をしていて、そういうことがわかったときは嬉しいですね。胸につかえていたものがスッと消えていく心地のよさ。これが人生の醍醐味かもしれません。

 気持ちが分かり合える友人とは、その友情を大切にしていければ、残りの人生がもっと豊かになるかなと思っています。この歳になるとそういう関係、とても大事です。なんてことを思うようになった自分に、ふとした瞬間、驚いたりしています。若いころはそんなことまったく考えもしなかったですから。
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by jazz_ogawa | 2009-06-29 11:40 | 映画&DVD | Trackback | Comments(4)
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 朝、目が覚めたらマイケル・ジャクソンが病院に運ばれたというニュース。すぐに死亡の報道が出て、びっくりしました。いまだに狐につままれた感じです。

 それほど強い思い入れはありませんが、ジャクソン・ファイヴ時代から好きな曲はたくさんあります。ソロで歌った「ベン」のうまさにびっくりし、「スリラー」の強烈なダンスに目が釘付けになったことを思い出します。来日コンサートのときは、主催者に頼まれ、関係者用の医者としてバック・ステージで待機し、ステージ横でマイケルの歌と踊りが目の前で観れたことも懐かしいです。

 とくにファンというわけじゃなかったですが、ぼくの人生の何ページかは飾ってくれたスターだけに、死去の報道にびっくりし、その反面、妙に納得しているのも事実です。こういうカリスマ的なひとは老衰みたいな死に方はしないんだろうな、という気持ちです。

 忌野清志郎、三沢光晴、ファラ・フォーセット、ボブ・ボーグル、そしてマイケル・ジャクソン。なにかひとつの時代が終わった感じで、ちょっとした虚無感を覚えています。

 さて、少し気を取り直し、昨日丸の内の「コットン・クラブ」で観てきたテイラー・アイグスティとジュリアン・レイジのデュオについて。

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 テイラー・アイグスティは24歳のピアニストで、ジュリアン・レイジは21歳のギタリスト。テイラーは8歳でデビュー、14歳で最初のCDを出し、2006年にはグラミー賞で2部門にノミネート。最新作は去年出した『レット・イット・カム・トゥ・ユー』で、そこでジュリアンと共演しています。

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 ジュリアンはゲイリー・バートンのCDで聴いたのが最初です。そのとき16歳。ぼくがライナーノーツを書いたので、それ以来、ほかの新人よりは気になっていた存在です。それで、今年の4月に初リーダー作の『サウンディング・ポイント』が出ました。

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 ステージは「アイ・ヒア・ア・ラプソディ」から。これ、ビル・エヴァンスとジム・ホールのデュオ作品『アンダーカレント』でも取り上げられていたスタンダードです。テイラーとジュリアンのデュオも同じようなムードで展開されていました。というか、頭の中に刻み込まれている『アンダーカレント』の「アイ・ヒア・ラプソディ」とどうしても重ね合わせながら聴いてしまいます。

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 最近、ギターを練習しているので、目と耳はジュリアンのプレイに引きつけられます。ハーモニーとかコード・チェンジとかがわかっている曲を聴くと、どうしても自分がギターを弾いている気分で観てしまいます。

 「カム・サンデイ」、「リル・ダーリン」、「イン・ア・メロー・トーン」、「オール・ブルース」、「キャラヴァン」と、知っている曲をたくさんやってくれたのもよかったです。覚えている曲も忘れてしまった曲もありましたが、解釈や展開の仕方など、真似したいところがいろいろありました。

 今日は、少し時間に余裕があるので、あとでギターを弾いてみようかな。といっても、まったく弾き方を忘れていて、コードのポジションもコード・ブックで確認しないと間違えたりするほどの駄目さ加減ですが。

 でも、夜はマイケル・ジャクソンのニュースを観てしまうかもしれませんし、彼の冥福を祈って久しぶりにジャクソン・ファイヴとか『スリラー』とかを聴くことにしようかしら。
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by jazz_ogawa | 2009-06-26 10:18 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(20)
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 別々に発売されるのかと思っていましたが、どうやら同時に発売されたようです。パッケージが通常のDVDより1.5倍くらいの厚さで、重量もそこそこあります。開けてびっくり、6枚組になっていました。ただし、CD-Rなのでちょっとチープな感じです。それぞれが1時間で、ほぼ10話ずつ、ひとつのエピソードが6分台とか7分台の長さになっています。

 それをiPodに入れて、時間のあるときにいくつか聴くいてみました。自分が書いた文章を他人の声で聴くのは不思議な気分です。というか、恥ずかしいことこの上ありません。というわけで、聴いてみたいのはやまやまですが、恥ずかしくて途中でやめてしまいました。

 オーディオ・ブックになることを想定して書いた文章じゃありませんから、声を出して読まれると違和感があります。まだまだぼくの文章はだめですね。声を出して読んでも自然な文章でなくては。

 オーディオ・ブックの販売は日本じゃ難しいかもしれません。どのくらいの需要があるのでしょう? アメリカではオーディオ・ブックがビジネスになっています。大手の書店では、著名な筆者を招いて新作の朗読会も開かれます。ひとが読むのを聴く、という文化が定着しているんでしょう。

 子供のころは親に童話を読んでもらって寝ていたのに、いつの間にかそういう習慣を卒業し、大きくなってからは朗読会や読書会とは縁遠くなっているひとが多いんじゃないでしょうか。ぼくもそうです。以前見た映画で『ジェーン・オースティンの読書会』というのがありましたが、日本でもこういう活動がもっと広がると、活字離れが減るかもしれません。

 市販のオーディオ・ブックではありませんが、ときどき各地の図書館から「視力障害の方用に朗読したテープやCDを作っていいでしょうか?」という話が来ます。ぼくの本が読みたいというリクエストを受けてのことだそうで、これはこれで大変嬉しいです。

 先日も名古屋の舞鶴中央図書館から、1月に出した『プレイバック! 10大ニュースで綴るモダン・ジャズの世紀』の音声化に関する許諾を求める依頼が版元に来ました。もちろんOKです。ぼくごときの本で少しは楽しい時間をすごしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。
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by jazz_ogawa | 2009-06-24 12:30 | Works | Trackback | Comments(4)
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 このブログでもさんざん宣伝していますが、もういちど悪あがきを。

 5月に出した『ブルーノート大事典 1500番台編』の発売記念イヴェントがあと2週間と迫りました。今回は、自由が丘にある「ギャラリー悠」での開催です。トップの写真が入り口です。

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 自由が丘の改札口を出て、ロータリーの右角にあるみずほ銀行と「蜂の家」の間の道をずっと歩いていくと、右側にあります。最初のうちは商店街ですが、だんだん住宅地に入っていきます。「まだかなぁ」、「こんなところにあるの?」と思い始めるまで歩いてください。右手に2台分の駐車スペースがありますから、それが目印です。

■『ブルーノート大事典』発売記念トーク・イヴェント
日時:2009年7月5日(日) 15:15開場 15:30~17:00
会場:STAGE 悠
   〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-23-16
   TEL & FAX:03-3724-5877
   東急東横線・大井町線自由が丘駅正面口より徒歩7分
料金:3,500円(「ブルーノート大事典」1冊+1ドリンク付)
   ※「ブルーノート大事典」ご持参の方、500円(1ドリンク付)、ご家族でのご参加の場合は本1冊+その他の方のドリンク代
お問い合わせ:東京キララ社(TEL & FAX 03-3233-2228)担当:前島さん
参加ご希望の方は、当日直接お越しいただいても大丈夫だとは思いますが、上記東京キララ社前島さんまでご予約いただければ幸いです。

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 8月は初めて東京以外で「ONGAKUゼミナール」を開催します。
テーマは、いまのところ「1960年代マイルス」を考えています。先月から
駒場東大前の「ORCHARDバー」で始めた「60年代音楽」シリーズの番外編といったところでしょうか?

「ONGAKUゼミナール in 京都」 8月1日(土)午後7時~
会場は映画監督の林海象さんが経営する「バー探偵」。

日時:2009年8月1日(土) 午後7時~9時
会場:「バー探偵」
   〒606-8212 京都市左京区田中里の内町26 Tel/ 075-334-5418
http://www.bartantei.blogspot.com/
※京都大学の少し北側。東大路通りとミカゲ通りの角の田中里の前交差点からすぐです。
料金:1,500円(1ドリンク付)

 このあとは9月に「ORCHARD バー」での「60年代音楽シリーズ」の2回目(「ボブ・ディラン~プロテストの時代」)、そしてローテーションより1ヶ月遅れますが、10月に「le sept」での「ONGAKUゼミナール」(テーマ未定)と続きます。
 どなることやら、ですね。
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by jazz_ogawa | 2009-06-21 11:19 | ONGAKUゼミナール | Trackback(2) | Comments(11)
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 ずっと前からニール・ヤングはオタクだと思っていましたが、その集大成のようなボックスが出ました。ボックスが大げさです。こんなに大きくしなくてもいいのですが、Amazonから送られてきたときは、梱包している箱の大きさを見て、こんなもの注文したっけ? と思ったほどす。

 ニール・ヤングの未発表音源を多数収録したこのボックス、3つのフォーマットで出ています。
①CD8枚組BOX(16-bit / 44 kHz stereo PCM)
②DVD 10枚組BOX(24-bit / 96 kHz stereo PCM)
③BLU-RAY 10枚組BOX(24-bit / 192 kHz stereo PCM)

 で、ぼくが買ったのは②です。DVDといっても、イメージ映像や写真やデータとかが収録されているだけです。それで、ブルーレイなら当然高音質、高画質なんでしょうが、値段のことを考えたら通常のDVDで妥協しました。だって、どのみちデモ・テープとか記録用のライヴとかがいろいろあるので、元の音がそれほどいいとは思えなかったからです。ぐっと安いCDにしなかったのは、DVDにはこれまで市販されていなかったドキュメンタリー映画『Jouney Through The Past』がついているからです。

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 それで上蓋を開けるとこんな感じでした。右から、ブックレット、ポスター、DVDボックス、黒いボックスが挿入されています。

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 中にはDVDが10枚入ったボックス。

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 二つ折りにもできます。

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 取り出すと、デジパック使用のDVDが10枚。すでに発売されているものが何枚かあります。

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 このブックレットが凄い! 表紙の装丁はなめし皮を思わせる作りで、236ページ。

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 自筆の歌詞や新聞の切り抜き、貴重なプライヴェート写真満載です。ニール・ヤングのおたくぶり全開ってところでしょうか。ただし、ボックスから取り出しにくいのが難です。

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 ポスターはどうってことありません。折りたたんだのを伸ばすと、幅は2メートル近くあるのかしら。

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 最初、このボックスがあることに気がつきませんでした。ピンボケですいません。

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 開けると、既発のDVDと、MP3のダウンロードができるプラスチック製のカードとメモパッドが。このメモパッド、絶対に使わないでしょうね。

 それでこのボックス、要約すると以下のようになります。

NEIL YOUNGが自ら監修する“NEIL YOUNG ARCHIVE”シリーズの第1弾。

地元カナダのハイスクール在籍時に組んでいたTHE SQUIRES時代を含む、1963年から72年にかけて録音されたニール初期の貴重音源を集めたもので、CDヴァージョンは16-bit / 44 kHz stereo PCMで収録されています。

注)CDヴァージョンは、Blu-ray版/DVD版で言うところのDisc 0とDisc 1の2枚を1枚に収録,また映画『Journey Through The Past』を収録したDisc 9はセットに入っていません。更に、236ページのフルカラー小冊子ブックレットではなく、ノーマルブックレットとなり、ポスターなども付属されません。

■各ディスクは、下記タイトルが冠されています■
Disc 0 EARLY YEARS (1963-1965)
Disc 1 EARLY YEARS (1966-1968)
Disc 2 TOPANGA 1 (1968-1969)
Disc 3 LIVE AT THE RIVERBOAT (TORONTO 1969)
Disc 4 TOPANGA 2 (1969-1970)
Disc 5 LIVE AT THE FILLMORE EAST (NEW YORK 1970)
Disc 6 TOPANGA 3 (1970)
Disc 7 LIVE AT MASSEY HALL (TORONTO 1971)
Disc 8 NORTH COUNTRY (1971-1972)
Disc 9 JOURNEY THROUGH THE PAST - A FILM BY NEIL YOUNG

BD版とDVD版には、初のパッケージ化となる映画『Journey Through the Past』(73年公開/サントラ『過去への旅路』は72年発表)を収めたディスク『JOURNEY THROUGH THE PAST - A FILM BY NEIL YOUNG』もプラスされます。同ディスクは5.1chサラウンド・サウンドを特徴としており、映画本編に加え、トレーラーやラジオ版スポット広告ほかも収録されています。

 しかも、これVol.1です。このあとはどうなるのでしょう?
 秋にはビートルズのボックスも出ますし、ストーンズもストーンズ・レーベルの再発が進行中ですし、またまた今年も散財しています。
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by jazz_ogawa | 2009-06-18 22:21 | マイ・コレクション | Trackback(2) | Comments(6)
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 無事におととい終了しました。ご来場のみなさん、主催のHMO商会、そして会場を提供してくださった「le sept」のみなさん、どうもありがとうございました。

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 今回は、今年がブルーノート創立70周年ということで、レコード会社にも言わず、勝手に《70周年記念》と銘打ち、「これがブルーノートだ!」というタイトルでやってみました。これまであちこちでブルーノートについては話をしてきましたが、「le sept」では一度もやっていなかったので、ブルーノート関連の本も出したし、ちょうどいいかなと考えてのことです。

 内容はいつものように自分の体験談です。創立者のアルフレッド・ライオンとのことを絡めながら、あっちに飛び、こっちに飛びの四方山話といったところでしょうか。用意しておいたメモを家に忘れてきたため、ただでさえ話が支離滅裂な方向に進むのに、どうなるるかと思いましたが、1曲をカットし、ほんの少しの時間超過でなんとか終わりました。

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【曲目】
1.Cavalcade Of Boogie(Meade Lux Lewis, Albert Ammons, Pete Johnson) from「From Spirituals To Swing」(Vanguard)
2.Twos And Fews(Albert Ammons, Meade Lux Lewis)
3.Round Midniaght(Thelonious Monk) from「Genious Modern Music Vol.1」
4.Maiden Voyage(Herbie Hancock) from「Maiden Voyage」
5.Recado Bossa Nova(Hank Mobley) from「Dippin'」
6.Cool Struttin'(Sonny Clark) from「Cool Struttin'」
7.Moanin'(Art Blakey & The Jazz Messengers) from「Moanin'」
8.Mack The Knife(Jimmy Smith) from「Crazy! Baby」
9.Smile(Dexter Gordon) from「Dexter Calling」

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 それにしても、改めてライオンとブルーノートの素晴らしさがわかりました。本当はもっとライオンの人柄に触れたかったのですが、話べたのぼくでは2時間じゃ無理です。話せば話すほど違うことを話してしまうもどかしさ。ほんと、ぼくは話がだめですね。

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 それもあって、本を一所懸命書いているんですが、文章も下手で、もうどうしようもないです。このところ少し自己嫌悪に陥っていて、一昨日はさらに傷を深めてしまいました。でも、気を取り直し、7月5日の出版記念イベントではもう少しまともな話をしないと。

 その前に、ひとつ、ひょっとするとぼくにとっては楽しくなるかもしれないインタヴューが予定されています。ひとに話を聞くのは大好きで、とくに自分が知らない時代や世界の話って、興味があるじゃないですか。先方も乗り気とうかがっているので、ちょっと怖いような、それでわくわくしているような不思議な気分をいま味わっています。

 自分としては、このインタヴューで立ち直ることができろのでは、と思っています。そうなるといいなぁ。でも、ちょっとわけがあって、そのインタビューについてはブログで紹介できないかもしれません。来年開かれるコンサートのチラシとかプログラムとか、主催者のHPとかには掲載されますので、時期が来たらお知らせしますね。

 土曜日にお越しのみなさん、本当にありがとうございました。
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by jazz_ogawa | 2009-06-15 10:02 | ONGAKUゼミナール | Trackback(1) | Comments(21)
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 オーディオブックのパンローリングという会社から『愛しのジャズメン』が発売されました。Amazonでも注文できます。同時に『2』も制作しているので、近々そちらも出ると思います。下記URLでも注文とサンプル視聴ができます。なおダウンロード版とCD版があります。AmazonではCD版のみ、下記URLでは両方が買えるようです。

[オーディオブック] 愛しのジャズメン
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048056200003

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[オーディオブック] 愛しのジャズメン2
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048056900002

 以下は出版社のコピーです。

愛すべきジャズメン50人の素顔のストーリー

1981年、ぼくはニューヨーク大学の大学院に留学した。本書はそれがきっかけで知己を得たミュージシャンや関係者との交流を綴ったものだ。
ニューヨークに住むまで、ジャズ・ミュージシャンは雲の上の存在と思っていた。ところが素顔は想像していたものと全く違っていた。
素顔のミュージシャンや関係者とのエピソードをおすそ分けすることで、みなさんにもジャズや彼らのことがより身近に感じられるのではないだろうか?
本書は自分が体験したそんなエピソードをまとめたものである。

登場アーティスト
アート・ブレイキー、カルロス・サンタナ、キャノンボール・アダレイ、ジャコ・パストリアス、ジョー・ザヴィヌル、ジョアン・ジルベルト、チャーリー・ワッツ、トニー・ウィリアムス、ハービー・ハンコック、マイルス・デイヴィス、マルサリス兄弟など豪華メンバー総勢50人

 さっきサンプルを聴いてみましたが、こういう形になるとちょっと恥ずかしいですね。

 それで、明日というかもう今日ですが、銀座で「ONGAKUゼミナール」です。今回も満員となりました。ありがとうございます。あとは当日のキャンセルがないことを祈ります。
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by jazz_ogawa | 2009-06-13 00:23 | Works | Trackback(1) | Comments(4)
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 高校時代の友人たちがときどき銀座の「ケントス」で懐かしいソウル・グループを聴きに行っているので、ぼくもこの間から仲間に入れてもらいました。それで、今回がスタイリスティックスに続く2回目の参加です。

 シュープリームスは、ダイアナ・ロスがいた時代はそれほど好きじゃなかったんですね。というのもあのころはスタックス系のオーティス・レディングやサム&デイヴやウィルソン・ピケットやエディ・フロイドやアレサ・フランクリンなどが──書き出したいくらでも名前がでてきます──大好きで、そちらのサウンドにはまっていたからです。

 どういうサウンドかっていうと、リズム・セクションとブラスが力強くて、歌と一緒にシャウトするような感じといえばいいですか。泥臭い、いかにもソウル・ミュージックという響きに魅了されていました。

 ところがモータウンはストリングスも多用し、都会的な雰囲気のサウンドに特徴がありました。若かったぼくは「こんなにスウィートな音楽はソウル・ミュージックじゃないや」と思い、耳からシャットアウトしていた時期があります。

 それでも1968年にスティーヴィー・ワンダーとマーサ&ヴァンデラスが来日したコンサートには行っているんですから、いい加減です。いまそのライヴ盤のジャケットを見たら、「TMALA-MOTOWN FESTIVAL TOKYO '68」となっていました。このときはリズム・セクションだけアメリカから同行し、バックのオーケストラはシャープス&フラッツだったと思います。渋谷公会堂の実況録音。ぼくの拍手も入っています(はずです)。

 バックのリズム・セクションもスティーヴィーとヴァンでラスではメンバーが違います。妙なところに凝っていたんですね。しかもヴァンデラスでギターを弾いているのはデヴィッド・ウォーカー。たぶんデヴィッド・T・ウォーカーでしょうね。そんなことも知らずにステージを観ていたぼく。ちょっと間抜けです。でも、当時なら仕方ないですか。

 それで、シュープリームスを観たのは7日の日曜日。ステージの前はダンスフロアになっていて、かぶりつきに近い場所で最初から最後まで観てきました。メンバーには、聞き間違いでなければリンダ・ロウレンスとシェリー・ペインがいました。ふたりはダイアナ・ロスが抜けて、ただのシュープリームスになってから少しあとに入ってきたひとたちです。

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 1973年に来日して、そのときもぼくは聴きにいきました。そのライヴ・アルバムをステージ上でかざしながら、左上の写真を指して「これがわたしよ」といったのはリンダ・ロウレンス。あれから36年経つとこうなるのか、と妙に納得したわたくしです。でも、3人とも声は出ていました。

 それで「恋はあせらず」とか「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」とか「キープ・ミー・ハンギン・オン」とか、懐かしい曲のオン・パレード。一緒に行った女性のひとりは昔ぼくたちがやっていたバンドのシンガーで、「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」もレパートリーにしていました。

 最近、彼女はまた歌い始めて、先日38年ぶりにこの歌をひと前で歌いました。というわけで、彼女は本当にかぶりつきで、その振り付けを見ていましたから、次回は本家の振り付けとともにこの歌が聴けることでしょう。

 それでこの日一番よかったのがアレサ・フランクリンの「リスペクト」。おいおい、モータウンなのに、スタックス系(アトランティック系)の歌をうたっていいの? と思いましたが、そんなこと彼女たちには関係ないんでしょうね。で、今年はモータウンが創立50周年で、ブルーノートが創立70周年。 関係ないことですが、今度の土曜日はそのブルーノート70周年を勝手に祝し、銀座で「ONGAKUゼミナール」を開きます。
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by jazz_ogawa | 2009-06-10 09:01 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(2)
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 昨日、渋谷の映画館で観てきました。これ、NHKで放送された連続ドラマの続編という形でしょうか。NHKのドラマも、毎回ではありませんが大半を観ていたので、その後の鷲津(主人公)の虚無的になっていた心情とかがわかり、興味深く観ました。

 でも、TOBとかホワイト・ナイトとか、会社の買収がゲームのようになるあり方ってぼくには入っていけない世界です。それが経済活動であるのはわかっていますが、会社を売り買いする考えはぼくの人生感にありません。

 日本の基幹産業のひとつ、大手の自動車メーカーに買収を仕掛ける中国系ファンドと天才ファンドマネージャーの鷲津政彦が繰り広げるマネー戦争がテーマです。従業員とか、車に対して夢を持っている幹部とかの思いはまったく無視され、金額だけで動いていく社会って、夢がなくていやですね。ただし、映画では主人公たちにそれぞれに夢があったということで気持ち的に決着しますが。

 でも夢を追うだけでは生きていけませんし。そこが、規模の大きくなった会社の辛いところでしょう。たとえば、昔のソニーやホンダは夢を実現することで企業を大きくしました。しかしその後は会社の業績を維持するため、夢を見てはいられない状況に追いやられます。その結果、すぐに壊れる商品やほしいとは思えない車がたくさん登場しました。

 それも仕方がないことだと思います。そんなことを考えると、いまだに夢を追いかけていられる自分は幸せだなぁと思います。しがらみはいろいろありますが、企業に入らず一匹狼でやってきたお陰で、自由気ままに生きていられます。

 映画の最後近くに、「お金のない不幸もあれば、お金のある不幸もある」というセリフが登場します。ぼくは、そんなにたいしたものは買えませんが、ほしい服やCDや、せいぜい贅沢をしても車くらいまでは、なんとか買うことができます。もちろんとんでもなく高価なものは買えません。そういうものが買える大金持ちにはなれなかったけれど、十分満足しています。

 稼ぎたいと思えば、美容整形をやればそうなれるかもしれません。でもぼくは絶対にそういう道には進みませんね。自分がやりたい仕事じゃないですから。企業に入っていれば、そうもいきません。先日DVDで観た『酒とバラの日々』の主人公みたいになったら、なんのために生きているのか、その目的意識まで奪われかねません。

 だから自分で自分の責任は持つ仕事を選びました。ぼくはお世辞とか心にないことをいうことができない性格です。ですから、会社に入って誰かの下で仕事をするのは最初から無理と思っていました。そういうこともあって、サラリーマンにはならなかったんですが、それで正解だったようです。

 この映画を観て、改めて思いました。自由な人生はなんて素晴らしいんだろうと。それから、ぼくはたとえお金があったとしても、投資でさらに増やしたいとは思わないってことです。これ以下の生活だとちょっといやですけど、これ以上の生活も望んでいません。そりゃあ、お金があればいいとは思います。ですがどうせろくなことに使わないでしょうし、いまの生活ぐらいでもぼくにはちょっと出来すぎなので、無理をしないで現状が維持できれば、それで不満はひとつもありません。

 そうそう、この映画館が入っているビルの3階に野菜中心のレストランがありました。店員の段取りがあまりいいとは思えなかったんですが、渋谷にはしょっちゅう行くのでときどき使ってもいいかなと思っています。

 へんな話になってすいません。今日はこれから銀座の「ケントス」でシュープリームスを観てきます。オリジナル・メンバーはいるんでしょうか?
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by jazz_ogawa | 2009-06-07 16:12 | 映画&DVD | Trackback(2) | Comments(4)
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 と思ってから、ずいぶん時間が過ぎました。右腕の痺れと握力の低下で、ピッキングがうまくできません。それならと、指で弾こうとしても思うように力が入らず、強弱がつけられません。ぼくの専門ですが、頚椎性の神経症状とはやっかいなものです。しかも治せないから情けない(苦笑)。

 それでもっぱらギターを磨いているんですが、これじゃぁ腕は磨けません。それで、ギターでどんな曲を弾こうか、最初はボサノヴァにしようかなんて思い、アコースティック・ギターを出したんですが、弦がボロボロで、現在知人に頼んで「これは」というやつを調達中です。それと、ちょっと試しにボサノヴァを弾いてみたんですが、親指のしびれが強いのでベース・ランニングが思うように弾けません。というか、それ以前にほとんどギターが弾けないほど腕がさびついていましたが。

 トップの写真は1967年ごろに買った手作りのクラシック・ギターです。小学校の3年生から5年間本格的にクラシック・ギターを習い、その後にボサノヴァにはまった時期があり、小遣いと親の援助で、当時としては相当いいギター(これのこと)を買ったのが高校2年のとき。そのころはフォーク・バンドもやっていたので、そちらでも活用しました。

 大学に入ってからボサノヴァの弾き語りやジャズのバンドでもボサノヴァを弾くことがけっこうあったので重宝しました。自分でメンテナンスをして、そのあと友人が調達してくれる弦を張ろうと思っているので、現在は弦を外しています。

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 ジャズ・ギターは大学の入学祝いにヤマハのギターを買ってもらい、それから本格的に始めました。しかし根っからの凝り性なので、すぐに物足りなくなりました。そういうわけで、バンドで稼いだお金をすべて注ぎ込み中古で買ったのがこのGibsonのD-175。1971年のことで、このモデルは1960年代初頭に作られたものだそうです。

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 いまではヴィンテージ・ギターなんでしょうが、当時はただの中古でした。でもさすがにギブソン。ぼくのへたくそな腕前でもいい音を出してくれました。

 不思議なもので、いいギターを持つと仕事のお呼びもいろいろとかかってきます。それで今度はそのお金を貯めて、憧れのFender Twin Reverveを買いました。GibsonのギターとFenderのアンプ。これでケニー・バレルにも負けない道具が揃ったんですが、ギターはうまくなりません。当たり前の話ですが。

 のちに音楽の仕事をすることになって、ケニー・バレルにインタヴューしたときです。ギターとアンプのコントロール(ヴォリュームなどの目盛りをどのくらいにするかとか)を教えてもらい、家でその通りにやってみたのですが、やはりケニー・バレルの音は出ません。

 後日その話をしたら、「君は整形外科医だから、わたしが死んだら、わたしの指を移植するといいよ」といわれました。ですから、指折り数えてその日が来るのを待ってます(嘘です!)。

 中学のころからやっていたロックも、大学になって本気になりました。ジャズでもあちこちで演奏していたんですが、ロックもいくつかのバンドを掛け持ちして、中には相当イケてるバンドもありました。

 そのバンドでオーディションを受けまくり、ライヴ・ハウスやディスコに出ていたのが21~22歳のころ。あのころは若くて夢もいろいろあって、楽しい時代でした。レコードを出す話もあったんですよ。

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 それで買ったのがFenbder Telecaster。当時は(いまもそうでしょうが)FenderならStratcasterが主流でした。このMaple Neckモデルを買ったのは、大好きなスティーヴ・クロッパーが使っていたからです。彼はこのギターとFender Twin Reverveの組み合わせを使っていました。でもケニー・バレルのときと同じで、スタックスのギター・サウンドはやはり出なかったですね。

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 最後のこのGibson。これは凄いです。医者になって2年目のころでしょうか。もう、ずいぶん前にギタリストの道は諦めていたのですが、ある雑誌でエリック・クラプトンのギターをコレクションしているひとの紹介記事を読み、胸が騒ぎました。何本かは売ってもいいと書いてあたったので、急にほしくなって、そのひとから譲り受けたギターです。というわけで、これはクラプトンが弾いていたギターです。

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 これ、昔のポルシェと同じで扱いずらいです。いまはぜんぜん楽になりましたが、古いポルシェはクラッチが固くて、運転していて足がつったことが何度かあります。このGibsonも弦の張りが強いというのでしょうか、とにかくかなり力を入れて押さえないと綺麗な音が出ません。そのかわりうまく弾ければ本当にいい音がします。それだけに、このギターに合う弦を探すのがなかなか大変なので、これも目下調達中です。

 このギターは、医者になりたてでほとんど毎晩のように当直をしていたぼくのよき相棒でした。急患の処置をしたあと、ほっとひと息ついたときなんかに、それこそクラプトン気取りでブルースなんかを弾いていました。

 緊急の手術で、準備が整うまでの時間、気持ちを落ち着かせるために弾いていたこともあります。このギターがあったから当直も辛くなかった。そんな恩のあるギターに、ぼくは不義理をしていました。これからはその分も含めて可愛がってあげなくては。

 そういうわけで、昔、弾いていたギターが4本、手元にあります。長いこと手入れをしていなかったので、それぞれがいまのところいい音で鳴ってくれません。こちらの手の障害もあるので、リハビリを兼ねて少しずつ弾いていこうと思っています。
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by jazz_ogawa | 2009-06-05 01:04 | マイ・コレクション | Trackback(1) | Comments(26)
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