半年振りくらいでしょうか? 久々に駒場で「ONゼミ」をする気分になりました。今回はある目論見があっての再開です。この10年くらい、いつか1960年代の音楽について総括的なことを書きたいと念じてきました。それで、いくつかの原稿はたまたまそういうテーマで頼まれたこともあって、場当たり的に書いてきました。
それを、そろそろきちんとした形にしたいなぁ、ということです。これまでの『マイルス・デイヴィスの真実』や『ブルーノートの真実』のようにかなり細かく書きたいと思っています。そこで、まずは自分の考えを整理するため、「ONゼミ」でそれをやってみようと思い立ちました。
これまでにも「ストーンズ特集」や「アトランティック系R&B特集」などをやってきました。そういうテーマで駒場ではやっていこうと思います。ですから、ジャズはその一部になります。あとはどこまでテーマをわけるかです。ジャズだって60年代にはさまざまなスタイルがありました。軽く10項目くらいにはわけられます。ロックとなればその数倍です。2ヶ月に一度の開催ですから、そんな風にやっていたら10年以上かかってしまいます。
そういうわけで、系統だってやるのは非現実的なので、そのときどきでやりたいテーマでいきたいと思います。基本的には自分の体験とオーヴァーラップさせていきたいので、かなり個人的な好みが出てくるでしょう。そのあたりはいつものことで、やってみないとわかりません。でも、知らないことをさも見てきたような顔で話すことはできませんから。
で、1回目は「ザ・ヒット・パレードの時代」。ぼくの初期の洋楽体験がこの番組でした。「ザ・ヒット・パレード」についても一度でまとめるのは不可能ですが、延々とやっても仕方ないので、洋楽カヴァーの歴史みたいなことを自分なりの体験と照らし合わせて紹介していく予定です。
イヴェントの詳細は以下のとおりです、
5月29日(金)
『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽』(第1回:ザ・ヒット・パレードの時代)@駒場東大前Orchard Bar 20:00~21:30 チャージ1500 円(w/1 drink)
問い合わせ:03-6410-8324(
http://blog.livedoor.jp/nobby2jack/archives/cat_50015795.html)