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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
TALK EVENT■
小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
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TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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2009-07-05 「扉をたたく人」@「恵比寿ガーデン・シネマ」
2009-07-05 「扉をたたく人」@「恵比寿ガーデン・シネマ」_e0021965_9351132.jpg
 昨日観てきました。このところ重い映画ばかりが続いています。今回は少しほのぼのできるかなと思ったのですが、予想に反してこれまた重い内容でした。

2009-07-05 「扉をたたく人」@「恵比寿ガーデン・シネマ」_e0021965_9352877.jpg
 妻を亡くし世捨てびとのようになっていた大学教授が、ひょんなことからミュージシャンでシリア人の青年と知り合います。彼が演奏するのはジャンベというアフリカの打楽器。人生を諦めているようなところのある教授が、やがて少しずつ心を開き、この青年からジャンベを習い、一緒に公園で演奏するまでになります。

 ところがこの青年があるとき逮捕されてしまいます。その結果、不法滞在であることから拘留され、シリアに強制送還されてしまいます。逮捕劇にしても、木で鼻をくくるような移民局のオフィサーにしても、ニューヨークならさもありなんという感じです。

 ニューヨークって優しい反面、非常に冷たいというかひとを突き放すようなところがありますから。とくに9.11以降のニューヨークは外国人に対し、以前にも増して冷たくなった気がします。

 このシリアの青年も犯罪につながる悪いことはひとつもやっていません。不法滞在なので強制送還はいたし方ないところですが、教授が移民局のオフィサーに向かって「アンフェア!」と叫ぶ気持ち、とてもよくわかります。

 救いは、教授とシリア青年との、不器用だけれど心の通った友情、それと青年の母親(未亡人)と教授のプラトニックな恋愛感情が、映画をあと味のいいものにしていたことです。

 宣伝によれば、アメリカで公開されたときは最初4館だけで、その後270館に拡大され、6週目にはトップ10に入ったそうです。「アンフェア」な気持ちをどこにぶつけたらいいのかわからない辛い映画でしたが、心に残る作品でもありました。

 留学時代からの知り合いに、ニューヨーク在住のピアニスト、なら春子さんがいます。彼女もジャンベの魅力にとりつかれたひとりで、毎年のようにアフリカに行ってはジャンベを習っています。先月には東京でコンサートもありました。彼女からこの楽器の魅力を教えてもらっていたこともあって、「扉をたたく人」には特段の興味を覚えました。

 ただし、邦題の意味がよくわかりません。原題は「The Visitor」。これはアメリカの市民以外の滞在者を指しての言葉だと思います。邦題は原題をそのまま訳したのかしら?

 最後は息子を追って母親もシリアに帰ってしまいます。そうなれば、彼女もアメリカには戻ってこれません。教授とのほのぼのとしたロマンスもこれでおしまい。しかし、数年後に戻ってきて、アパートの扉をたたくのかな? これでハッピーエンドになるのかな? とか思いながら観ていたのですが、映画はふたりがわかれて終わってしまいました。ぼくとしては、そうなってほしいなと思いながら映画館を出たんですが。

 さて、今日は自由が丘でのトーク・イヴェント。あんまり集まりはよくないようですが、とにかくみなさんと楽しめたらいいなと思っています。ひとつ、すごい秘密兵器も仕込みましたし。
by jazz_ogawa | 2009-07-05 09:42 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(6)
Tracked from メガ放談 at 2009-07-12 00:54
タイトル : The Visitor @Ebisu Garden Ci..
友人のMaxさんが叩いてるジャンベ(アフリカのドラム)が出て来る映画を観た。これは東京新聞の映画予告欄で発見し、絶対観ようと思った。というのも、「バーン・アフター・リーディング」で知った万年脇役俳優のリチャード・ジェンキンスが主演しているからだ(彼にとって初主演)。彼は後付けで知ったのだが、コーエン兄弟の作品の常連で、「偉大な普通の人」という異名を持っている。ちなみに本作で彼は2009年のアカデミー主演男優賞にノミネートされていた(TVで観てたんだけど気づかなかった、あ、彼自体を知ったのが今年...... more
Commented by Tony at 2009-07-05 20:08 x
小川さん、

今日の自由が丘のブルーノートのトークイベント楽しく参加させて頂き、ありがとうございました。ところで、今日使用の機会を逸した(笑)秘密兵器やブルーノートのオリジナル盤を思い切り良い大きな音で聴ける、そんなイベントをやって頂けたらなー、などと強く思った一日となりました。

Commented by jazz_ogawa at 2009-07-05 22:49
Tonyさん、本日もお越しいただきありがとうございました。
イヴェント終了後、キララ社の社長が、そういうイヴェントをオーディオ・メーカーと提携するとかして実現させましょう、といっていました。うまくいくかどうかわかりませんが、近いうちに実現させたいと思います。その節はまたよろしく。
Commented by Tony at 2009-07-05 23:32 x
そのイヴェント、是非やってください。期待しています。"True Blue"のオリジナル盤なんかをガツンと聴いてみたいものです。
ところで「Blue Note Collector's Guide」とても面白いですね。「コレクターの心得10カ条」唸ります。僕も今日自由が丘でとっくに店をたたんだレコード屋があったところまで「マメに通って」しまいました。(笑!)
Commented by jazz_ogawa at 2009-07-06 08:52
Tonyさん、ぼくも自由が丘には何軒か通ったレコード屋さんがあります。最近はほとんど行きませんが、実家が近いので懐かしい場所ではあります。「5スポット」には入りびたりでした。
イヴェント、実現したいと思っています。
Commented by megawatt at 2009-07-14 09:27 x
小川さん、おはようございます。
最近、思うところあり他所さまへのコメントを自粛しており、TBで私の記事を送らせて頂きましたが、是非観てもらいたいブログ記事があるので、紹介させて下さい。

上の私のTB記事にもでてくる友人のMaxさんの記事です。
小川さんはNYCにもアパートをお持ちなので、何度も目にしているかもしれませんが、白いプラスチックバケツのドラムパフォーマンス、映画にもストリートパフォーマンスが出て来ますが、これ超凄いですよね。それらをMaxさんが数点選んでくれました。中には教則ビデオ風になっているのもあり楽しめました。
お時間がありましたら、是非。
d.hatena.ne.jp/gmaxlab/20090713/1247502903
Commented by jazz_ogawa at 2009-07-14 14:33
megawattさん、拝見しました。ぼくも、このパフォーマンス実際に観てびっくりした口です。
コメントの自粛、ちょっと寂しいですね。ぼくのところだけでも、ってわけにはいきませんよね(苦笑)。
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