考えてみたらジョージ・デュークにきちんとした形でインタビューしたことはこれまで一度もありません。簡単なコメントなんかはもらったことがありますが、インタビューの形では先週末にしたのが初めてでした。といっても、これも15分くらいの短いものですから、コメント集のようなな感じです。
この模様はそのうち「Jazz Conversation」で放送できるでしょう。内容的には、過去に放ったヒット曲、スタンリー・クラークとのこと、ブラジルでミルトン・ナシメントと行なったレコーディング、そしてもちろんマイルスの話。当然、最後の話題で盛り上がりました。
ミュージシャンには寡黙なひともいますが、大半のひとは饒舌でサーヴィス精神旺盛。ジョージさんも話し始めたら止まらないタイプです。それにしても、マイルスの物真似は絶品でした。これまでにいろいろなひとがマイルスの声色を真似してくれましたが、ジョージさんのはトップ・クラス。マイルスとの面白エピソードも番組でぜひ紹介したいです。
ところで、ジョージさんから番組用のIDをもらったんですが(Hello, this is George Duke・・・・・ みたいなもの)、帰りにレコード会社の方から指摘されました。「マイルスの声色でやってもらえばよかったのに」って。ぼくにはまったくその発想がなかったんですが、考えれば考えるほど残念に思えてきました。次回は絶対にそうしましょう。
それから、次の機会にはぜひじっくりといろいろなお話をうかがいたいですね。ジョージさんはサンフランシスコで花開いた60年代のロック・シーンとも繋がりがあるみたいです。ぼくはその時代のことに興味津々なので、フランク・ザッパのことなども聞いてみたいと思っています。