
ついこの間、次回の「Jazz Conversation」の紹介をしたと思ったら、もう明日の分を紹介するタイミングになってしまいました。今週は、前半に楽しい出来事が続いたので、それも時間の経過の早さにつながったのかもしれません。
月曜日は作家の平野啓一郎さんと、彼の友人でニューヨーク在住、クリスティーズで日本・韓国部門の責任者である山口桂さんと会食。
山口さんとは初対面。最初から通じるものがビンビン感じられ、人見知りのぼくにしては非常に珍しいことですが、すぐ打ち解けてしまいました。平野さんと出会ったときも同じで、親近感を覚えるひとっているんですね。
この日のことは山口さんのブログで紹介されています。彼のブログ、これが実に面白い。興味のある方もない方もぜひどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/art-alien/20100601/1275356319
そして翌日は、旧友というか畏友の行方均さんと赤坂で焼き鳥を食べてきました。彼こそ、ぼくを音楽の世界に引き入れた張本人のひとりです。いまではEMIミュージックジャパンのストラテジック部門っていうんでしょうか、そこのプレジデントなどという偉そうな肩書きがついています。
昔話に花が咲き、SJ誌の休刊を嘆き、これからやってくる老後の楽しみを語り合った4時間半。まさに、あっという間に深夜になってしまいました。昔は、そこからさらにあちこち回って夜明けまで付き合うことしばしばだったんですが、いまのぼくにそんな体力はありません。次の日も朝から本業ですし。
でも、行方さんは会社に戻っていきました。さすがプレジデント。ひとの手本には逆立ちしたってなりたくないひとが、いまでは部下への思いやりも示しています。本人は、「昔からそうだった」と主張するでしょうが、ぼくから見れば「変われば変わるもんだ」です。ナメも大人になりました。

そして水曜日は、前回のブログで触れたように、サリナ・ジョーンズとの会食。1年ぶりにお会いしましたが、元気はつらつ。ぼくより年上ですが、若い! 今回のレコーディングはJ-Popのヒット曲をジャジーに歌うという企画で、とても張り切っていました。
彼女も話し始めると止まらないタイプです。大勢のひとがいたので挨拶だけのつもりでしたが、日本のメロディに英語の歌詞を乗せて歌うことの面白さから時差ぼけ解消法まで、いろいろと興味深いお話を聞かせてもらいました。これ、インタヴューしておきたいなぁと思ったのは、ぼくの性ですね(苦笑)。
さすがに3日続けて外食となれば、やはり心臓によろしくありません。こういうときも脂っぽいものは避けるようにしているんですが、残りの日々は節制に努めています。

昨日は家でサッカー観戦のつもりでしたが、急遽「ブルーノート東京」でマイク・スターンとリチャード・ボナのインタヴュー。ついでにライヴも観せてもらいました。なので、サッカーはビデオに撮って、帰宅後に観戦。いつものことですが消化不良の内容でした。でもW杯、楽しみにしています。

で、すっかり明日の番組についてのことを書きそびれてしまいました。プログラムだけお知らせしておきますね。
Jazz Conversation #023(2010.6.6.放送)
①【16:00:ボーン・トゥ・ビー・ジャズ(ニューオリンズ・ジャズ特集)】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第23回:ハード・バップの萌芽)】
③【17:00:Meet The Star(第21回:TOKU)】
④【17:30:男性コーラス・グループ】

ゲストで来てくれたTOKUさんのことについても書きたいけれど、それはいずれということにしておきましょう。それにしても彼の声、かっこいいです。気になるなぁと思ってくださった方は、明日の16時から2時間、Inter FMもしくはPCで番組をお聴きください。番組宛のメールやこのブログへのコメントも待っています。