
今回は、番組史上、といってもまだ始まって半年強ですが、一番の大物ゲストが登場します。もうすでにブログでも書いていますがTak MatumotoことB'zの松本孝弘さん。しかもあのミスター 335のラリー・カールトンと一緒の登場です。

ふたりが共演作『Take Your Pick』を発表したのが6月のこと。その発売に合わせ、6月から7月にかけて国内ツアーを行ない、最後に登場したのが「ブルーノート東京」でした。
マイルスはさすがに例外ですが、ジャズ・ミュージシャンならたいていの場合、わりと簡単にインタヴューができます。しかし、そこはロック系の超人気者、B'zのTakさんです。マネージメントのしばりがきつくて、インタヴューのオファーもダメもとで出してみました。
ジャズの番組だし、彼のファン層とはほとんど無縁でしょうから、Takさんサイドにとってメリットがあるのかどうか? あっさり断られると思っていたのですが、どういう風の吹き回しか、先方は実に好意的にこちらのオファーを受け入れてくれました。
しかもラリーさんとの2ショット・インタヴューです。すでに各種雑誌などでふたりのインタヴューは紹介されていますが、ぼくの知る限りではいずれも個別のインタヴューです。ふたりが同席してのインタヴューは見たことがありません。

それにしてもTakさんもマネージメントの方々も、こちらにとても気を遣ってくれました。前日にはライヴにも招待してくれて、翌日のインタヴューもきちんと時間どおりにスタート。Takさんもラリーさんも気さくに当方の質問に応じてくれましたし、気持ちよくインタヴューをすることができました。
大きな仕事をしているひとたちには、こちらが想像しないような大変なことがたくさんあると思います。「ブルーノート東京」に出演するといっても、通常のジャズ系ライヴとは違い、スタッフも多ければ関係各位も多岐にわたっているんじゃないでしょうか。
そんな忙しい中、きちんと時間を作ってくれて、しかも行き届いた手配までしてくれたスタッフの方々、そしてもちろん主役のおふたりに深く感謝したいと思います。こういうひとたちと出会えることもこの仕事の喜びです。相手の気持ちに思いをめぐらす。忘れがちなこの気持ち、久々に身に沁みました。ありがたいことです。
それで最後になりましたが、本日のメニューです。

Jazz Conversation #028(2010.7.11.放送)
①【16:00:若くしてデビューしたジャズマン~日本人アーティスト編】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第28回:ホレス・シルヴァーとの共演)】
③【17:00:Meet The Star(第25回:ラリー・カールトン&松本孝弘)】
④【17:30:楽器別特集(第7回:トロンボーン)】
内容については番組ブログでディレクター氏が紹介してくれるでしょうから、そちらを参照してください。では本日も午後4時に!