最近、あるひとから「声に元気が出ている」といわれました。自分ではこれまでと同じと思っていますが、どうでしょう? でも、そういわれると嬉しいです。声は健康のバロメーターですから。
具合の悪いときに収録したテレビ番組では声がまったく出ていませんでしたし、トーク・イヴェントでもひところは後半になると「声が出ていない」と主催者からいわれました。自分では気がつかなくても、そうなんでしょうね。
それはそれとして、明日の内容です。
Jazz Conversation #073(2011.5.29.放送)
①【16:00:今月の新譜】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第73回:『ブラックホークのマイルス・デイヴィス』の重要性】
③【17:00:Meet The Star(第61回:フィル・ウッズ)】
④【17:30:アーティスト特集(第17回:ダイアナ・クラール)】
個人的にはフィル・ウッズに感激しました。彼の来日は震災直後のことです。「キャンセルするならしてもいいですよ」というプロモーーターの呼びかけに対し、「ひとりでも予約が入っているなら行く」といって来日してくれました。メンバーにも「行きたくないなら来なくていいよ」といったそうですが、全員が「行きます」と。ただし、ツアー・マネージャーだけ来なかったそうですけど(苦笑)。
今年80歳になる超ヴェテランが「ブルーノート」で元気いっぱいの演奏を聴かせてくれました。その姿にも感激しました。
「引退は考えないんですか?」との質問(考えてみれば失礼千万な質問でした)には、「こんなにいい商売はやめられない。だって1年中旅行して、おいしいものが食べられるんだから」とのことでした。
この番組には80歳を超えたひとにも何人か出演してもらいました。皆さん、お元気です。そういう姿に触れているからぼくも元気でいられるのかもしれません。