それにしても暑くなってきました。熱中症には本当に気をつけてください。さすがのぼくも、ウォーキングをする時間帯、考えています。
しかしこの暑さに負けず、明日の放送もクールにやりたいと思います。
ラインアップはこれ。
Jazz Conversation #082(2011.8.14.放送)
①【16:00:1981年8月、ニューヨーク】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第82回:ハービー・ハンコックが参加)】
③【17:00:Meet The Star(第70回:稲葉国光)】
④【17:30:楽器別特集(第20回:チェロ)】
冒頭の特集、番組ブログをご覧にならない方にはなんのことかわからないと思います。いまからちょうど30年前の1981年8月3日、ぼくは留学のため、ニューヨークに飛び立ちました。わくわくする気持ちもたくさんありましたが、不安も同じくらいいっぱい。
そんな思いの中でもジャズ三昧。これだけはやめられません。勉強も必死でしたが、ジャズも一所懸命に聴きました。それがいまのぼくの生活に深く結びついています。あのときは思ってもみなかった人生です。不思議な出会いもいろいろありました。
留学時代のことは、NHK出版から出した『となりのウイントン』に書きましたが、この本、いまは絶版です。でも、電子書籍としてジャズ・イーブック・ドット・ジェイピーjazz-ebook.jp(
http://jazz-ebook.jp)でお買い求めいただけます。興味のある方は、ぜひどうぞ。
その最初の1ヶ月で聴いたライヴを振り返りつつ、そのときのアーティストによる演奏を、できるだけその時期に近いものから選んで聴いていただくというのがこのコーナーです。
まったく私的な思い出を語らせていただきます。当時の日記も紹介します。これが結構辛口、しかもこのころはお酒も飲んでいたんですね。忘れてましたが。
ゲストの稲葉国光さんは、日本のジャズ界を代表するベーシストの重鎮。1960年代末から70年代初頭にかけて「ヒノテル・ブーム」が起こりましたが、その時期の日野皓正クインテットでベースを弾いていたのが稲葉さんです。
「Jazz Conversation」でお馴染みのやまちゃんこと山本剛さんとのコンビも有名ですし、アン・バートン、アビー・リンカーンなどとの共演でも知られている稲葉さん。
キャリア60年近くの稲葉さんが今年になってようやく初めてのリーダー作『BASSIN'』を発表しました。その話題を中心に、いろいろとこれまでを振り返っていただく30分。シャイな方なのでどこまで迫れるか。ぼくもシャイですし。シャイ同士の話っていうのも面白いかもしれません。
てなわけで、明日の日曜、午後4時は「JazzConversation」です!