気になるので封切直後に観てきましたが、ぼくにはよくわからない映画でした。何を伝えたいのか? 視点がはっきりしないというか、それともぼくの理解力が貧困なのか。カンヌで賞を取っているくらいですから、素晴らしい映画なんでしょうけれど。
キリスト教について無知・無関心だから理解できなかったのかしら? 延々と続く環境ビデオのような映像。実に美しいのですが、そんなに必要? あるいはジュラシック・パークのようなシーン。そこに地球誕生からその後のことと、ブラッド・ピット演じる一家の歴史をオーヴァーラップさせているんでしょう。映画のタイトルもそういう意味だと思います。なんとなくわかるんですが、ぼくにはピンと来なかったです。一緒に観た友人なんか怒っていました。
ショーン・ペンの役もどうだかなぁ。ふたりとも大好きな役者さんなので、もったいない使われ方の印象があります。ぼくが思っていたものとまったく違う内容でした。最初からそういう内容の映画と思って観ていれば印象も違うんでしょうね。
最後の三途の川のようなシーンも意味がわからなかったです。製作者側の思い入れが強すぎる映画なのかなぁ。といっても、これは単なるぼくの感想です。ご覧になった方はみなさんが「素晴らしい」というかもしれませんし。
それより、予告編で観たブラッド・ピットとショーン・ペンの映画(それぞれの主演作)が面白そうです。あと、来年は『ボーン・スプレマシー』の4作目が公開されるんですね。やっぱり彼は死んでいなかった(当たり前か)。まだまだ面白そうな映画が登場してくるみたいです。
20日から公開される渡辺謙が出る『シャンハイ』も観にいかなくちゃ。