今月25日(日)にNHK総合1チャンネルで放送される『NHKアーカイヴス』(13:50~15:00)の収録が昨日ありました。
「アーカイヴス」ですから、過去に放送された番組の掘り起こしですね。ただし過去の番組を単に再放送するのではなく、そこに新たなコメントを加え、より立体的な形にしようというのが、毎週日曜日の午後に放送されている『NHKアーカイヴス』です。ぼくは、元の放送に出演したサックス奏者の菊地成孔さんと一緒にゲストとして呼ばれました。
タイトルは『ジャズの帝王~マイルス・デイヴィス没後20年』。
内容は、2007年に菊地さんがナヴィゲーターとなってマイルスの足跡を辿った番組『ETV特集/疾走する帝王~マイルス・デイヴィス』を45分ほど再放送し、あとは桜井洋子アナウンサーの進行で、ぼくたちふたりがマイルスについて語るというものです。
収録場所は勝手知ったる高田馬場「コットン・クラブ」。ひところは毎週のようにジャズ関係者と入り浸っていました。オーナーの茂串さんとは同世代。このところ久しく行っていませんでしたから、ぼくにとっては懐かしい場所であります。
菊地さんは頭脳明晰な理論家でもありますから、鋭い指摘に本領を発揮。ぼくは、いつものようにいい加減。うまくかみ合っているかどうかは編集次第でしょう。
ついでにもう1本、10月1日に放送される『マイルス・イン・トーキョー 1973』用のオープニング・コメントも収録しました。こちらはふたりの掛け合いで1分程度。
そんなことより『マイルス・イン・トーキョー 1973』です。これ、長らく紛失していたテープが最近になって発見されました。コンプリート・ヴァージョンではありませんが、デジタル・リマスターされ、1時間にわたって放送するというもの。25日の番組にも一部登場しますが、10月1日の放送は必見、必エアーチェックです。ぼくもします! こちらは総合1チャンネルで午前1時40分から1時間。
てなことをしながら、高田馬場での夜は更けていきました。夜になってももまだ暑い! おかしいぞ、ニッポン。