この映画、30日の日曜日に観て来ました。
「もうひとつのシンドラーのリスト」などと呼ばれているみたいですが、たしかにそのとおり。非常に重いテーマの映画で、戦時下の究極を描いた作品として心に響く内容でした。
戦争の狂気とでもいえばいいでしょうか。幸いにしてそういう状況に置かれたことがないのでなんともいえませんが、そこまでひとがひとの命を粗末にしてまうことなどあってはならないはず。
改めて平和な時代に生を受けてよかったと実感しました。
ときどき思うのですが、戦争を経験していないぼくの世代は日本の歴史の中で一番幸せな時代をすごしてきたのかもしれません。しみじみと戦争の恐怖がないいまの日本にいられる幸せを感じました。
放射能のことやもろもろの社会問題、あるいは政治的な課題が山積していることは重々承知です。ですがそれを考えた上でも、やっぱり相対的に日本人は幸せだなと、単純でノー天気なぼくは思ってしまいます。ということは、そう思えるぼくが幸せなんですね。「問題意識の欠如」と叱られるかもしれませんが。