
最近のぼくには珍しいことですが、はしごをしてしまいました。
まずは、6時から「代官山蔦谷書店」でのソロ・ライヴ・ミニ・コンサート。同店のお客さんを対象にした30分ほどのライヴが、サロンというかカフェというか、2号館2階にある「Anjin」で開かれました。

ラーシュがソロ・ピアノを聴かせてくれるのは非常に珍しいことだそうで、ぼくも初体験。現在ツアー中のレパートリーからソロを聴かせてくれたのですが、実に穏やかで和やか。それでいて創造性もほとばしる内容で、短いながらもいいライヴでした。
【出演メンバー】
Lars Jansson(p)
2012年11月9日 「Anjin@代官山蔦谷書店」

その後は場所を移し、今度はトリオで代官山の「レザール」に登場。これは今回のツアー・スケジュールには含まれていないシークレット・ギグのようなものでしょうか?
このお店はいつもそうですが、お客さんとミュージシャンが一体になれるので、この夜も大盛り上がり。目の前で繰り広げられるスリリングなプレイは、ジャズを聴いてきて良かったとしみじみ思える内容でした。
ラーシュのお人柄もあり、私的なパーティを思わせる和気藹々とした雰囲気も最高。トリオのメンバーが張り切ったプレイを繰り広げるのも、そうしたムードが狭い店内に充満していたからでしょう。
こういうライヴを実現させてくれた関係者各位に感謝です。演奏だけでなく、さまざまな意味で「ジャズを聴いてきて良かった」一夜になりました。
【出演メンバー】
Lars Jansson(p)
Thomas Fonnesbaek (b)
Paul Svanberg(ds)
2012年11月9日 「代官山 Lezard」 ファースト&セカンド・セット