
昨日の午後、六本木にある「ビルボードライブ東京」で開催されたコンベンションに行ってきました。出演したのはホセ・ジェームスと社長に就任したドン・ウォズ。

ジャズの名門ブルーノートは新体制の元でさらなる発展を遂げようとしています。

常に新しい動きを紹介してきたブルーノートですから、ドン・ウォズを社長に迎えたことでどのような変化が生じるのか? そこに期待しています。

なにせアーロン・ネヴィルの新作『マイ・トゥルー・ストーリー』では、プロデューサーにキース・リチャーズを迎え、全曲で彼のギターが聴けるという、ブルーノートとしては考えられないアルバムを作ってしまったドン・ウォズ。

社長に就任して1年、そろそろ体制固めと方針がはっきりしてきたのではないでしょうか。そんなことを実際に肌で確かめることができたのが昨日のコンベンションでした。

最初に、お馴染みの行方均さんが出てきてブルーノートの概略を紹介。

続いてドン・ウォズが紹介され、今後の予定など。

その後は行方さんがインタヴューアーになって、ドン・ウォズからさらなる具体的な計画を聞き出してくれました。

最後はミニ・ライヴを披露するホセ・ジェームスもステージに呼び上げて紹介。

ステージでは先月移籍第1作として発表された『ノー・ビギニング・ノー・エンド』からの曲を数曲。

ゲストのエミリー・キング(初来日)とも2曲をデュエット。

この『ノー・ビギニング・ノー・エンド』は日本でもヒット中。

ホセ・ジェームスは来月、バック・バンドの日本人トランペッター黒田卓也のリーダー作をプロデュースするとのこと。しかもこのアルバム、ブルーノートから発表されるというのですから素晴らしい!
そして、来年はチャーリー・ワッツのオーケストラ作品がブルーノートから登場予定とか。さすがストーンズのプロデューサーでもあるドン・ウォズ。今後のブルーノートはこれまで以上に期待大です。
【出演メンバー】
Jose James(vo)
Emily King(vo, g)
黒田卓也(tp)
Corey King(tb)
Kris Bowers(key)
Solomon Dorsey(b)
Richard Spaven(ds)
2013年2月15日 「六本木 ビルボードライブ東京」