
デンゼル・ワシントンのファンなので封切り早々に観てきました。彼が演じるパイロットはある点で魅力的ですが、どうしようもない人物でもあります。アルコール依存症は周囲がいくら心配しようがアドヴァイスをしようが意味ありません。本人の自覚なくしてそこからの脱却はほぼ無理でしょう。
日常的にいろいろな患者さんを診ていますが、すべての病気やケガも同じです。いくらこちらが治療の説明をしても聞く耳をもたないひとや、甘く考えているひとがいます。自分の体は自分でなおすしかありませんから、こちらはそれを精一杯サポートするだけ。とても非力です。
そんなことを思いながらこの映画を観ていました。けっこう長い映画でしたが、飽きません。最後はホロリときました。いい映画です。さすがロバート・ゼメキス。

ぼくは彼の『抱きしめたい』という映画をだいぶ前にWOWOWで観たのですが、これDVD化されないでしょうか? もう一度観たいなぁ。