
初日の日曜日、ファースト・セットを観てきました。後ろのバーや壁まで椅子を出しての超満員。ジョン・マクラフリンへの期待の大きさがわかります。

今回は、彼がここしばらく結成しているザ・フォース・ディメンションでの初来日。2009年にチック・コリアとのファイヴ・ピース・バンドで来日して以来でしょうか。そのときも相変わらずのマシンガン・ギターぶりでしたが、今回は自分のグループということもあって、火の吹くようなギター・ワークを前回以上に堪能しました。
面白かったのがキーボードのゲイリー・ハズバンドが曲によってドラムスも叩いていたこと。といってもツイン・ドラムスという形ではなく、ふたりのドラマーが交互にソロを叩き合うような形でのフィーチャーでした。

アンコールでは「ジャン・ピエール」のフレーズも飛び出し、わかるひとにはわかるといった感じで受けていました。そして最後はスタンディング・オヴェージョン(といっても全員ではないですが)。
ぼくにとってのギター・ヒーローですから、彼が相変わらず超絶技巧を駆使してバリバリとギターを弾きまくっている姿に接することができて大満足。

翌日(一昨日です)はステージが始まる前にインタヴューをさせてもらいました。貴重な話がいろいろ聞けてよかったです。

インタヴューのメイン・テーマはマハヴィシュヌ・オーケストラの『内に秘めた炎』。いずれラジオの1時間枠で紹介する予定です。
【出演メンバー】
John McLaughlin(g)
Gary Husband(key、ds)
Etienne Mbappe(b)
Ranjit Baro(ds)
2014年3月23日 「南青山 ブルーノート東京」 ファースト・セット