昨日、最終公演のファースト・セットを観てきました。
ふたりともぼくにとってのギター・ヒーロー。最高のステージを堪能してきました。やっぱりライヴはいいですね。
前回ふたりのステージを観たのが1998年ですから、17年ぶりの再来日です。「ジャン・ピエール」のメロディが1曲目から出てくるとは思いもよりませんでした。しかもその次の曲はマイルスのヴァージョンにほぼ忠実な形の「TUTU」。
クリームのアレンジに準じた「クロスロード」もよかったし、ふたりのギタリストの個性が浮き彫りにされた「ルーム335」も最高でした。
彼らが並んだ姿からは17年前の記憶がまざまざと甦り、そのうえで円熟した味わいを強く感じました。
あの時点でどちらも押しも押されもせぬトップ・ギタリストに名を連ねていました。それからさらに経験を重ね、表現に磨きをかけてのユニット再結成。
こちらもその間にさまざまな音楽体験を重ねてきました。そうした末の出会いというかライヴ体験。音楽を聴き続けてきたからこその感激やしみじみとした思いを味わうことができた一夜となりました。
音楽以外にほとんど趣味のないぼくですが、だからこその喜びがあります。昨晩のライヴもそんなひとつでした。
【出演メンバー】
Larry Carlton(g)
Steve Lukather(g)
Jeff Babko(key)
Travis Carlton(b)
Keith Carlock(ds)
2015年2月3日 「南青山 ブルーノート東京」 ファースト・セット