明けましておめでとうございます。昨年はこのブログを読んでいただきありがとうございました。非常に個人的な雑感や、自分の記録用として読者の方には無関係な話も多々書かせていただいたと思います。このブログはそうした性格なので、今後ともよろしく見守ってください。不精者ですからいつまで続くかわかりませんが。
ニューヨークに来て1週間以上が経ちました。ここ何日かはほとんど何もせずにぶらぶらしています。先日も久しぶりにジャズ・クラブに行こうとしましたが、予約の電話を入れたらソールドアウトということでやめました。
そんなこんなで、ウォーキングと読書と食事と、あとはテレビを観たりして過ごしています。こういうだらけた生活、実は年に10日もないと思います。根が貧乏性なので、何かしていないと落ち着きません。用事を作っていないと不安になってくるんですね。
ひとからは「少しゆったりしたら」と言われますが、そうするとそれが却ってストレスになってしまう損な性格です。「今年は少しのんびり行こう」と新年に際して誓ってもみたのですが、もうこのブログを書いている始末です。ぼけっとしていられないんですね。
昨日は大晦日でした。しばらく前から不調だったDVDプレイヤーがついに壊れたのでグリニッチ・ヴィレッジまで買いに行き、ついでにチャイナタウンのマッサージ屋さんにも行きました。朝に少し雪が降り、一度やんだのですが夜はまた雪の天気予報です。3時過ぎに再び降り始め、それも大粒だったため、これは積もるかなという感じでした。
帰りが大変だと思っていたんですが、マッサージが終わって5時ごろ外に出たら雪はあがっていました。タイムズ・スクエア周辺には、カウントダウンをしようと100万人が集まるとテレビで放送しています。雪が降ったら辛いだろうなぁなどと思いつつ、ここ数日のうちでは一番寒く感じられる夕方、家路を急ぎました。
夜はテレビでカウントダウンを観ていました。すると、ウイントン・マルサリスがインタビューを受けているではありませんか。市長と一緒にカウントダウン用のミラーボールのスイッチを押す役になったとのことです。ハリケーン・カトリーナの救済に対しての貢献が評価されたんでしょう。
相変わらずウイントンはニューオリンズなまりで滔々と話しています。変わらないなぁと思いながら別のチャンネルにしたら、タイムズ・スクエアの特設スタジオからマライア・キャリーのライヴが中継されていました。これはABC-TVの『Dick Clark's New Year's Rockin' Eve』という番組の目玉です。5分くらいで数曲のメドレーを歌っただけですが、露出狂の面目躍如たる衣装で、これはこれでえらいと思いました。だって、気温は氷点下前後のはずですから。
てなわけで2005年も終わり、2006年の元旦を迎えました。今日も、明日も何にもしないで、明後日の飛行機に乗ります。その前に、ある程度ジェフ・ベックのライナーノーツは書いておこうかなどと、また貧乏性のぼくが顔をのぞかせていますが。
今年も、こんな感じで行きますので、どうぞよろしく。皆さんはどんな年末年始をお過ごしでしょう?