
今日は朝から晴れて、気温も上がりました。ですが、ものぐさのぼくは朝から外に出るようなことはしません。朝食後はアパートで『愛しのジャズメン2』のゲラのチェックです。
お昼になったところで、家の近くにある「Au Bon Pain」でスモーク・ターキーのサンドイッチを食べることにしました。ここはハーフ・サイズもあって、量も少なめで手ごろです。好みのパンや野菜などを備え付けのシートにマークして係りに渡すと、その通りに作ってくれます。
腹ごしらえをしたあとは、マディソン・アヴェニューでバスに乗り、70丁目まで行きました。グッチのデザイナーだったトム・フォードが独立して最初の店をオープンしたというニュースを、今月初めに聞いていたからです。

ブティックは70丁目とマディソンの角にあって、かなり広いスペースを使っていました。落ち着いた内装と同じで、デザインもクラシック調というか、基本はオーソドックスだけど斬新、みたいなイメージです。色もシックなものが大半を占めていますが、ニット類には明るい色調のものもありました。
何か買おうかなと思っていたのですが、ぼくのテイストではないなということで何も買わずに店を出ました。靴もいいと聞いていたのですが、こちらもデザインが大げさな気がしてパスです。

それで70丁目を隔てた向かいにあるプラダに行きました。トム・フォードが駄目ならプラダがあるさ、というわけです。ここしばらくプラダにはまっていたので、ちょっと浮気がしたくてトム・フォードを覗いたのですが、やっぱり戻ってきてしまいました。
結局ここで靴とシャツを買って、今回のお買い物はおしまいです。服も買い出すときりがありません。それに値段も張りますから、自主規制しなくては。今回はこれでおしまい。もうどこのブティックにも行きません。

帰りにぶらぶら歩いて5番街に入ったら、セントラル・パークの「子供動物園」の入り口にぶつかりました。ということは61丁目でしょうか。留学時代に何度も子供を連れて遊びにきたところです。小さな動物園ですが、マンハッタンの中にあるっていうのが気に入って、たまには「ブロンクス・ズー」にもいったんですが、普段はもっぱらここに来ていました。
一度家に戻ったあと、ウォーキングをしなくちゃということで、再び外に出ました。今度は南に下りて、まずはグリニッチ・ヴィレッジを目指します。

途中の10丁目にある「Academy LPs」でレコードをチェックしましたが、何もありません。昨日も何ヵ所かCD屋さんに行きましたが、そこにも何もなくて、今回は収穫ゼロの予感がします。
新譜にもほしいものがないし、中古も、廃盤になっているものにもこれといったものがありません。このままだと「何か買いたい病」が悪化しそうです。その前に、何か買わないと。

「Academy LPs」の並びにこんなアイスクリーム屋さんができていました。「SUN DAEZ & CONES」というお店で、中はかなり広いです。アイスクリームも大好きですが、乳製品は心臓病によろしくないということで、ここがぐっと我慢しました。
その後、近くのスターバックスでゲラのチェックを1時間半くらいやって、ウォーキングの後半戦開始です。さらに南に下がってチャイナタウンまで行くことにしました。途中のデランシー・ストリートにある「Webster Hall」を覗いてみたら、こんなポスターが貼られていました。

バート・ヤンシュ。懐かしいです。まだ活躍していたんですね。

ペンタングルで同僚だった、これまた名ギタリストのジョン・レンボーンもぼくは大好きで、学生時代に『ザ・レディ・アンド・ザ・ユニコーン』の曲を一所懸命コピーしたことを思い出しました。
このLPジャケットにもユニコーンの有名な絵が使われていますが、マンハッタンの北にあるクロイスターズ修道院にもユニコーンの有名なタペストリーが展示されています。いまから30年近く前の話ですが、そのタペストリーを観にクロイスターズまで行ったこともあります。
話がそれましたが、その後にチャイナタウンで中国製の安いビデオなどをチェックして、そのままソーホーまで戻りました。これで夕食の時間です。

今日は、スプリング・ストリートにあるタイ料理屋さん「Kin Khao」です。このところシーフードを食べていないので、「CHU CHEE SALMON」というサーモンのレッド・カレーをこの店で初めて食べることにしました。いつもはシュリンプ・カレーを注文しますが、たまには違うものを、ということです。

これは「NUEA PAD PRIG SOD」といって、いつも頼むビーフのソテーです。この料理に使われるビーフは赤味で、脂が一切といっていいほど含まれていません。ぼくのために用意されたようなメニューです。タイ・バジル、オニオン、フレッシュ・チリと一緒にソテーされています。

これまた必ず頼むソテード・グリーン。

忘れちゃいけないのが、スティッキー・ライスです。料理には普通のご飯もついてくるのですが、ここではこれを頼みます。
なんだか食事ブログのようになってきましたが、今回は食べることぐらいしかやることがないので、これも自然の結果ということでしょか。