
ちょっと前にAmazonから立て続けに届いたのがこれらのボックス・セットです。開封するのがもったいないのでこのままとっておこうかとも思いましたが、やっぱり中が見たいし、ディランは音も聴きたいので、意を決して開けました(笑)。

こちらがボブ・ディランのボックスで、『Bootleg Series Vol.8:Tell Tale Signs』というもの。早いもので、このブートレッグ・シリーズも8作目になったんですね。今回の内容が一番豪華です。通常版はCD2枚組ですが、こちらは完全初回限定生産の3枚組。Amazonの商品紹介によれば、こういうものです。
1989年から2006年の間に録音されたレア音源・未公開音源を収録した『Tell Tale Signs』。The Bootlegシリーズ第8弾の3枚組デラックス・エディション。『Tell Tale Signs』は、未公開音源や『Time Out Of Mind』、『Love And Theft』、『Modern Times』、『Oh Mercy』など、過去20年にわたる活動の中で名作の誉れ高いアルバム収録曲の別ヴァージョンなど珠玉の27曲を2枚のCDに収録していたが、今回のデラックス・エディションは12曲を収録したボーナス・ディスク、彼が今までにリリースしたシングルのジャケット写真をまとめた150ページのハードカバー・ブックレット、そしてさらにエッセイや写真を掲載した60ページの特製ブックレット付き。

そのブックレット2冊がこれですす。

左側のブックレットを開くと、裏表紙がこういう感じで開き、各ページに1枚ずつCDが挿入されています。

右側のブックレットがジャケット写真集で、各国盤のシングルが実物大の大きさ(たぶん)で登場します。

そしてこちらがマイルス・デイヴィスの『Kind Of Blue:50th Anniversary Collector's Edition』の中身です。1枚目のCDにはこのときの未発表テイクも含めて全部で14トラック、2枚目のCDには『1958マイルス』や『JAZZ TRACKS』などで発表されていた1958年5月26日(でしたっけ?)の演奏全5曲に、なぜかラストにこれまで海賊盤で出ていた「ソー・ホワット」が加えられています。ここにこの演奏を入れる必然性は感じませんが、ともあれこれでこの曲も公式発表された演奏ということになります。自分で作っているマイルスのディスコグラフィーにも書き加えておかなくては。

以下はHMVの紹介記事です。
マイルス・デイヴィスが残した、ジャズ史、更には音楽史に燦然と輝く、1000万枚を越えるセールスを記録している、モード・ジャズの金字塔『Kind Of Blue』の50周年記念コレクターズ・アイテム。完全未発表テイクも追加し、特大ポスターや未発表写真を掲載した60ページに及ぶ豪華ブックレット、180グラムの青盤カラーLP(アナログ)など、コレクター心をくすぐる仕様。

LPジャケットはオリジナル盤と違ってダブル・ジャケットで、それをひらくとこういう感じになっていました。

こちたはハードカヴァー仕様のブックレット。写真もいろいろ使われています。

プロモーション用の写真6枚と小冊子、それにビル・エヴァンスが書いたライナーノーツの手書き原稿がひとまとめになって、左端の袋に入っていました。

エヴァンスの原稿もきちんと保存されていたんですね。
さて、次はどんなボックス・セットが登場するか。物欲が強いので、こういうものを買うのが楽しみで日々生きています。