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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


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2008-12-16 映画『シャイン・ア・ライト』
2008-12-16 映画『シャイン・ア・ライト』_e0021965_1565657.jpg
 一昨日の日曜に六本木の「TOHOシネマズ』でマーティン・スコセッシが監督したストーンズの『シャイン・ア・ライト』を観てきました。

2008-12-16 映画『シャイン・ア・ライト』_e0021965_157823.jpg
 春にニューヨークのIMAXシアターでもIMAXの超大型画面によるこの映画を観てきましたし、アメリカで出たDVDも持っています。でも、やっぱりもう一度映画館のスクリーンで観たいと思い、一昨日行ってきました。

 六本木ヒルズにある「TOHOシネマズ」はよく行く映画館です。この日は、いつもと少し違って、服装から察してストーンズ・ファンとおぼしき、ぼくと同じような世代のひとが目につきました。もちろん若いひともたくさんいて、ストーンズが世代に関係なく愛されていることを実感しました。

 何度かこのブログで書いているとおり、ストーンスは本当に若々しいいですね。とくにミックが若々しいです。キースは年齢を超えてしまった仙人のような風格で、仙人といえばチャーリー・ワッツもそうです。相変わらずやんちゃ坊主のまんまなのがロン・ウッドでしょうか。

 改めてジーンときたのは「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」が歌われたときです。キースとロン・ウッドがアコースティック・ギターを弾き、ミックがじっくり歌います。40年くらい前の曲ですが、この曲には個人的にいろんな思いがあります。そんなことを思い出していたら、歌じゃないですが、ほんとに涙が出そうになりました。それにしてもいろんなことがあったなぁ。

 ストーンズだって想像もつかないような栄光と苦難と、さまざまなトラブルを乗り越え、この歌をいまうたっているんだなぁ、なんてことも頭に浮かびました。人生、辛いこともあるから楽しいことがある。大げさにいうなら、いまこうしてストーンズの映画を楽しんでいられるのも、これまでの人生があって、その結果なんだってことです。ほんとにオーヴァーにいえば、ですけど。

 キースのコメントで個人的に受けたのは、彼とロン・ウッドに対するインタヴューの答えです。「どっちがギターがうまいと思う?」という質問に対し、ロン・ウッドは「もちろん自分」と答え、キースは「どっちもヘタクソだけど、このヘタクソふたりが揃うと最高のロックになる」って答えたんですね。思わず「キースに座布団一枚」といいたくなりました。

2008-12-16 映画『シャイン・ア・ライト』_e0021965_1573414.jpg
 若いころのミックに、誰かが「60になってもロックをやっているか?」と質問するくだりがあります。彼は「もちろん」と答え、現在のステージが映し出されたシーンも、アイディアは凡庸ですが、ストーンズの場合は説得力があります。

 1960年代のぼくは未来の自分ことなんかまったく考えていませんでした。毎日が楽しくて、楽しむことだけで精いっぱいでしたから。しかしもうすぐ60に近くなる自分を客観的に見ると、なんにも考えていなかったあのころの自分ですが、こういう現在に満足しているんじゃないでしょうか。きっと無意識のうちに、いまの自分のような将来を描いていたんだと思います。

 上を見たらきりがありませんし、下を見ても同じです。いまの自分が一番いいと思えることが幸せなんだと思います。ストーンズの映画を観ながら、どうしてこんなことを考えていたのか、わかるようでよくわかりませんが、まあいいでしょう。

 このところちょっと気になることがあって、それがなかなか解決しないんでジリジリしているんですが、その分、一昨日の映画も含めて、このところささやかな幸福感もいくつか味わえていて、自分の中では帳尻があっているようです。
by jazz_ogawa | 2008-12-16 15:10 | 映画&DVD | Trackback | Comments(8)
Commented by Tony at 2008-12-16 21:52 x
小川さん、こんばんわ。僕も土曜日、新宿の武蔵野館で”Shine A Light ”観て来ました。小僧の日記にも書いたのですが、僕も"As tears go by"のミックの顔を捉えたシーンが一番印象に残りました。最初は自分で歌うのが恥ずかしいから他の人に歌わせたなんていった後で、もう何のてらいもなくまっすぐに歌うMickを観てやはり何とも言えない感情の高まりを覚えました。彼らと自分のもう随分と長くなってしまったこれまでの人生をオバーラップした感情のようなものかも知れません。が、このことも自然に受取れるようになった自分がいました。曲の最後でMickが「いい曲だろ」と言ってステージから去るところも良かったです。Tony
Commented by kiku at 2008-12-16 22:53 x
小川さん、こんばんは。
キースのコメントは「ロックン・ロールっていうのはそういうもんだ」って言われているようで感動します。「へたくそ」でも「2人そろえば最高になる」というところがなんかいいですね。 辞書で「Rock n' Roll」を引くと「キース・リチャーズ」と書いてある、というジョークを聞いたことがありますが、そんなキースらしい答えですね。
 年末の休みになったら『シャイン・ア・ライト』観に行ってきます!
Commented by jazz_ogawa at 2008-12-16 23:36
Tonyさんもやっぱりそうでしたか。ぼくたちの世代にはこのシーンがシンパシーを感じさせるんじゃないでしょうか。
歌い終わり、ミックとキースが肩を叩き合うときに見せた、ふたりの笑顔も最高によかったです。長年の友情を強く感じ、こういう友情って羨ましいなぁと思いました。
Commented by jazz_ogawa at 2008-12-16 23:41
kikuさん、その辞書で「Jazz」を引くと「Miles Davis」って出てくるらしいです(笑)。
ところでこの映画を観るなら、なるべく前のほうがいいです(前から5~10列目くらいがベスト?)。ライヴ感に圧倒されますよ。
Commented by yuricoz at 2008-12-18 16:10
>上を見たらきりがありませんし、下を見ても同じです。いまの自分が一番いいと思えることが幸せなんだと思います。

ですよね~。勉強になります!!
うちの旦那さんも、日曜日に1人で観に行ったようです。次回は、二人で観に行く予定ですが、場所は、新宿で満席に近かったとか。私的には、ガラガラの映画館で見たいのですが、ストーンズでは無理ですね♪笑
Commented by jazz_ogawa at 2008-12-18 23:22
yuricozさん、背伸びしないで等身大の自分でいたいと常々思っています。このご時勢ですから、いまはますますそう思っています。
『シャイン・ア・ライト』ですが、まだしばらくは満員かもしれませんね。でも映画館で観ることを強くお薦めします。
Commented by yuricoz at 2008-12-30 10:32
昨日、見てきました!!
客席には、30人ほど。。。大変見やすく家で見たものとは別物でした!!
字幕も、確認できるのでうれしかったです♪
また、お正月に観にいくようです。^^;
Commented by jazz_ogawa at 2008-12-30 10:55
yuricozさん、観てきましたか。やっぱりスクリーンで観るといいでしょう。そろそろ空いてきたんですね。
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