ある方から、フレディ・ハバードの話と食事ブログを一緒にするのはどうなんでしょう? とのご指摘を受けました。いわれてみればその通りなので、別々にアップすることにしました。軽率なぼくにはこういうご指摘とても有り難いです。そういうわけで、以下はフレディ・ハバードの部分です。
それに伴い、Tonyさん、Isisさん、それとFさんのコメントが消えてしまいました。お三方には本当に申し訳ありません。どうかお許しください。
sou-unさんのコメントにもありましたが、フレディ・ハバードが心不全で12月29日にカリフォルニアの病院で亡くなりました。11月30日から入院していて、1週間くらい前ですか、重態のニュースが伝えられていただけに、持ち前の不屈の精神を発揮することなくこの世を去ってしまいました。
写真は25年前に写したものです。遅刻の常習犯で身勝手なところのあったフレディですが、それでも天真爛漫な彼を多くのひとが受け入れ、愛していました。会えば、いつも向こうから人懐っこい笑顔で「元気ですかぁー」と日本語で声をかけてくれた優しさを思い出します。
アルフレッド・ライオンが「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」のリハーサルをしているスタジオに現れたときは、真っ先にその姿を見つけ、一目散に駆けよったのがフレディでした。そして抱きつくやいなや、あのぎょろりとした目をむき出しにして大粒の涙を浮かべていた姿が忘れられません。このときのライオンは、15年ぶりくらいにニューヨークにやってきたはずです。
やがて、その場にぼくがいるのに気がつき「恩人のミスター・アルフレッド・ライオンだよ」と紹介してくれ、ライオンには「本当にボスですよね?」と、今度は茶目っ気を発揮しておどけてみせた姿も脳裏に焼きついて離れません。