UAではほとんどの場合、「あんまり観たいものがないなぁ」といったラインアップです。今回もそうでした。何しろ、最初に観たのが「WALL-E」ですから。映像自体は面白いんですが、内容が物足りなかったですね。もう少しメッセージ性のあるものかと思っていたんですが、ドタバタに終始して、ぼくにはいまひとつでした。ただし、「Village Voice」紙では2008年度のベスト1に選ばれていましたし、年末のテレビでも「今年のベスト10」みたいな括りで必ず入っているほど評価は高いです。
「Henry Poole Is Here」は、ある理由から世捨て人(まだ若いですが)みたいになっている主人公が、隣人との交流を通しひととの触れ合いに目覚める、みたいな話です。期待していなかったんですが、こういう内容の映画は好きです。
もう1本、クリーヴランドのロック・バンドの話、「The Rocker」を観て、行きの飛行機の映画鑑賞はおしまい。この映画も割と面白かったです。
帰りの便の1本目は「The Duchess」。18世紀の公爵夫人の話で、これは主役を演じたキーラ・ナイトレイの魅力で最後まで飽きずに観てしまいました。
「最後の初恋」はリチャード・ギアとダイアン・レインが主演の恋愛映画です。さもありなんの話で、最後はああいう結末にならないと終われないだろうなという予測どおりの展開。
ウディ・アレンが監督したというので観たのが「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ」。音楽はよかったですが、ウディ・アレンの屈折した恋愛論を見せられているようで、わかる気もしないではありませんが、こういう面倒な関係は遠慮したいなぁ、といったところでしょうか。
今回はこの6本。あとは食事以外は寝ていたんで、時差ぼけもなく、帰国した翌日から普通に本業をやってます。といっても、まだ2日目ですが。