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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2009-02-22 ジェフ・ベック&エリック・クラプトン
2009-02-22 ジェフ・ベック&エリック・クラプトン_e0021965_1122634.jpg
 いやぁー凄いものを観てしまいました。先行予約でチケットを手に入れてから、指折り数えて待っていたかいがあったというものです。その昔、さんざん憧れたふたりが同じステージに立っている。それだけで感激です。しかも、ふたりしてギターまで弾くんですから。って当たり前ですが。

 昨日は埼玉スーパー・アリーナで行なわれた初日のコンサートに行ってきました。それにしてもジェフ・ベックには感動しました。エリック・クラプトンもよかったですが、ギタリストの共演という視点で観るなら、ぼくは圧倒的にジェフ・ベックがよかったですね。やっぱりギター一本40年以上のひとと、途中でシンガーに転向したギタリスト(とぼくは思っています、でもこれはこれで最高ですが)との違いでしょうか。

 共演は、クラプトンのバンドにジェフ・ベックが客演する形で行なわれました。つまり、クラプトンのレパートリーでふたりがソロを繰り広げるスタイルです。他人のレパートリーを演奏しても、ジェフ・ベックはすべての曲で趣向を凝らした独特のプレイでクラプトンを圧倒しました。

 クラプトンも悪くはありません。ただ、どの曲のソロも同じに聴こえました。クラプトンはそれで自分のスタイルを完成させているので、それはそれで満足です。いわゆるクラプトン節ってやつですね。でもそこにジェフ・ベックが加わってくると、どうしても元ギタリストとしては聴き比べてしまいます。

2009-02-22 ジェフ・ベック&エリック・クラプトン_e0021965_1103074.jpg
 このふたりのプレイに出会ったのは40年以上前のことです。クリームを聴いてそのプレイに度肝を抜かれたぼくですが、そのクラプトンが現在のようになるとは当然のことながら思ってもいませんでした。

 というより、将来はどんな音楽をやるんだろう? なんて考えることは誰もしていなかったと思います。クラプトンはあれ以来自分の音楽を発展させ、現在のスタイルになりました。いまのクラプトンからクリーム時代の彼を結びつけるのは難しいです。

 ところがジェフ・ベックは昔のまんま。もちろん彼の音楽もいまだに発展しています。しかしイメージは昔のまんまです。初めてライヴを観たのは、ベック・ボガード&アピスの来日公演です。これだって35年以上前でしょうか? あのとき武道館で聴いたジェフ・ベックと昨日の彼とはイメージがほとんど同じです。実際はまったく違っているはずなんですが、そこが面白いと思いました。

 コンサートは一部がジェフ・ベック、二部がクラプトン、そして三部が両者の共演の構成。言い換えれば、オープニング・アクトがジェフ・ベックで、メイン・アクトがクラプトン。その後半にジェフ・ベックが参加という形です。

 なんだかもったいなくて、共演の一曲目で終わりにして、あとは大事にとっておきたい、みたいな妙な思いにもとらわれました。もちろん全部観たいんですが、全部観ちゃったらいけないような気がしたんですね。こんなに凄いものを観ていいんだろうか、

 演奏がどうだとかといったことは関係ありません。といいながらさんざん思いのたけを書いてしまいましたが、究極をいわせてもらうなら、ふたりが並んでいるだけで100点満点の試験にたとえるなら100点あげてしまいます。あとは至福の時間を楽しむだけでした。

 アンコールも面白かったですね。スライ&ファミリー・ストーンの「アイ・ウォント・テイク・ユー・ハイヤー」。この曲ではクラプトンも歌わず、ギタリストに徹しました。

 こんなにワクワクしたコンサートはめったにありません。ありきたりですが、こんな言葉しかありません。生きててよかった。

 それで、今晩はあがた森魚さんのコンサートに行ってきます。嗚呼、この節操のなさよ。
by jazz_ogawa | 2009-02-22 11:02 | ライヴは天国 | Trackback(1) | Comments(17)
Tracked from 新・新黒猫館通信・番外編 at 2009-02-23 23:47
タイトル : ジェフ・ベック > エリック・クラプトン
2009-02-22 ジェフ・ベック&エリック・クラプトン 適切なご意見、TBさせていただきます。... more
Commented by cyubaki3 at 2009-02-22 12:15 x
小川さん、BBAのライヴ観たのですか!
あれはもう今となっては伝説ですよね。
2枚組ライヴ・アルバム昔よく聴きました。

Commented by jazz_ogawa at 2009-02-22 12:39
cyubaki3さん、あのころの武道館で行なわれたコンサートは100パーセントすべてに行っています。BBAのライヴで「Sweet Surrender」を聴き、さっそく翌日からバンドのレパートリーにしたことも懐かしい思い出です。
Commented by peugeot505 at 2009-02-22 14:45
残念ながら私は行くことは出来ませんでした。おそらく小川さんは行かれるのでは?と思っていましたが、やはり至福の時間を過ごされたわけですね。昔はクラプトンが大好きでしたが、ヴォーカルがメインになってきてからはベックを聞く事のほうが増えました。たぶん私が楽器をプレイするからでしょうか。あ、私はギタリストではありませんが、この二人は若い頃から大好きですし、尊敬しています。
Commented by funkytop at 2009-02-22 14:52 x
ハンドルネームが違っている事に送信してから気が付きました。↑のコメントはfunkytopでした。すみません。
Commented by jazz_ogawa at 2009-02-22 15:15
funkytopさんもぼくと似たようなテイストをお持ちなんですね。嬉しいです。いまのクラプトンも大好きですが、多くの曲でセカンド・ギターにソロを弾かせて自分は歌に専念というのは、やっぱり昔からのファンとしては寂しいですよね。
Commented by megawatt at 2009-02-22 21:48 x
小川さん、こんばんわ。
へえ、行かれたんですか。私は同じ頃、このライブに勝手に張り合っていた知り合いの弾き語りライブに行ってました。本人曰く、「渋谷とさいたまでオーディエンスが二分した」(笑)。5組のミュージシャンが出たのですが、上手いギタリストを発見しました。真辺雄一郎という人です。彼は、ほりぶんじという人のバックで出てきたのですが、途中、ビートルズの曲(デイトリッパー、レディマドンナ)を自らアレンジしたインストのコーナーがあり、安定感のあるギタリストだなあと思いました。ひょんなところで得した気分でした。

さて、私は20日にNHKBShiでベックの2007年ロニースコッツでのライブを観ました。確かにベック変わっていないですよね。進化はしているんだけど変わっていない。服装や髪型もそうです。クラプトンは音楽的にも、見た目もすごく変遷していって、対照的ですね。
Commented by jazz_ogawa at 2009-02-23 00:04
megawattさんが行かれたライヴも面白そうですね。ぼくもよく渋谷のライヴ・ハウスで数組のグループを纏めて聴いています。ときどきいいギタリストにも出会えて、これはこれで楽しいです。
いまのクラプトンも好きですが、昨日はやっぱりジェフ・ベックの尖ったプレイに耳目を奪われました。それにしても、遠目から見るとルックスも若いですし、何より雰囲気が変わっていません。できるなら、このまま日本に居て、ロッド・スチュワートとも共演してほしいです。
Commented by yuricoz at 2009-02-23 13:36
このライブは、昨日もあったのでしょうか?実は、昨日新宿西口の危ない(笑)CD店めぐりをしていたら、これからこのライブに確実に行くな!と思われる方々がたくさんいて、北海道からわざわざ来た方に、私もこれから行くのかと思ったと初対面ですが言われました。というのも、似たような店を梯子したのですが、皆さんも同じなので、また会いましたね~みたいな!!笑
3年前のストーンズの埼玉スーパーアリーナ公演時に仲良くなったイギリスのおじちゃんとも偶然再会しました!!仕事で、東京に来ると西口にお買い物に来るそうです。「ストーンズオンリー」と言っていました♪
Commented by jazz_ogawa at 2009-02-23 15:19
yuricozさん、昨日もありました。
ぼくも西口の危ない店に週に何度も出入りしていましたが、いまは卒業しました。OBです。でもときどき訪問したくなります。くわばらくわばら、です。
Commented by hiro at 2009-02-24 18:48 x
企画としては安直でも、やはり嬉しい共演でしたね。
厳しい見方をしてしまえば、「ショービジネス」の人になってしまったクラプトンと、生涯ギター・バカのベックとの違いが出ていたようにも思いました。
クラプトンは、昔ながらのブルース・ロックでなくても、本気出せば『ジャーニーマン』(これももう20年前のアルバムなんですねぇ…)のように凄いことができる人だと思いますが、クラプトン・セットの前半(最初の6曲ぐらい)に覇気がなさすぎて、少し残念でした。
ベックの方は、トレモロ・アームの使い方がまた一段巧くなっていたし、アヤカ・ウィルソンのように可愛い顔してアンソニー・ジャクソンばりのベースを弾くタルちゃんを筆頭に、バンド全体のグルーヴも良く、改めてベックを好きでいて良かったと思った次第です。
Commented by めいこ at 2009-02-24 19:05 x
小川さん、良かったですねぇ!!!
私は、クラプトンが大好きで、毎回行っていました。しかし、この不況で・・・
今年は、コンサート情報をみつけても躊躇してしまっています。
今回は、ジェフベックも参加だなんて!!!
以前、小川さんがおっしゃった『ライブは、一期一会』という言葉。
すっごく実感しています。回数は減りましたが、全身でライブの感覚を九州したいと思って聞きに行っています。

今回のライブレポ、嬉しかったです。ありがとうございました!!!


Commented by jazz_ogawa at 2009-02-25 00:22
hiroさんぼくも同感です。でもクラプトンはクラプトンで大好きですし、いまも新譜が出れば発売日に買います。それはそれとして、ジェフ・ベックの「生涯ギタリスト」みたいな姿勢には強い憧れを覚えます。そういうわけで、この共演はぼくの宝物になりました。
Commented by jazz_ogawa at 2009-02-25 00:25
めいこさん、ぼくだって見逃して地団太を踏むような悔しい思いをしたことが数限りなくあります。これって仕方のないことなんで、自分の懐具合とか時間の都合とかに見合ったものを観るのが一番いいんじゃないでしょうか。
Commented by ゆうこ at 2009-02-25 09:34 x
クラプトン好きです。
よく聞いていたころを思い出します。
Commented by jazz_ogawa at 2009-02-25 10:30
ゆうこさん、コメントありがとうございます。いまのクラプトンも渋くなって、味わい深いですよね。ぼくは、あの節回しと声が好きですね。
Commented by めいこ at 2009-02-25 20:21 x
小川さん、ごめんなさい!
九州だなんて・・・吸収ですよね。。。PCで、こんな当て字使っちゃうなんて恥ずかしいです。

でも、「自分に見合ったものを観る。」というお言葉。
今の私には、素直にそうしようと思います。
2月に貞夫さんのライブ2日続けて行った時、
「もったいないよ。」と言われてしまいました。(笑)

Commented by jazz_ogawa at 2009-02-25 23:42
めいこさん、変換ミスなんてぼくもしょっちゅうですから問題ないですよ。
ライヴに行くのは、無理せず楽しめる範囲で十分だと思います。
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