決まり文句のようで使うのはいやですが、「早いもので」今年も前半終了。でもこれ、実感ですから。
4月から2時間枠に戻って丸3ヶ月ですか。ディレクターによれば9月までは放送が保証されているそうです。そのあとはわかりません。最近は番組へのメールも極端に減っていますから、どうなることやら。
でもわが「Jazz Conversation」は、まさしくピーター・バラカン執行役員が目指している「ラジオで音楽の魅力を再発見する」(っていう表現はしていませんが、たぶん彼はこういうことを考えているんだと思います)番組ではないでしょうか。
ぼくは「オールナイト・ニッポン」や「パック・イン・ミュージック」で育った世代です。あの時代、音楽の楽しさを教えてくれたのがラジオでした。去年ビーチ・ボーイズが出した『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ』でもそのことがテーマになっています。
ラジオのマジック。
ぼくはそれを体験した世代です。ラジオが楽しみだった時代。そんな思いをリスナーの方に持っていただけたら嬉しい。「Jazz Conversation」を始めたときに思ったのがこのことでした。ビーチ・ボーイズより先だよ(エッヘン)。
とはいうものの、どうやればいいのか皆目見当がつきません。苦し紛れの結論は、自分が楽しめる放送。そうやってこれまでやってきました。スタートして3年半。よくぞ続いている、というかたいしたもんだ(エッヘンx2)。
ということで(どういうことだかよくわかりませんが)、今度の日曜日もいつものようにマイ・ペースでやります。
特集は「アメリカの有名・人気バンドに参加した日本人ミュージシャン」。
ゲストはアメリカでの生活が20年近いピアニストの宮本貴奈さん。彼女もシンガーのニーナ・フリーロンのバックを5年間務めていたそうですから、特集と連動しています。最近ではTOKUさんの作品にも深くかかわっているのでご存知の方も多いでしょう。
宮本さんの本邦デビュー作『オン・マイ・ウェイ』が26日に発売になったので、まさにグッド・タイミング。
番組でお馴染み代官山「レザール」でソロ・ピアノを収録させていただきました。新作からの曲を演奏しています。
Jazz Conversation #179(2013.6.30.放送)
①【18:00:アメリカの有名・人気バンドに参加した日本人ミュージシャン~パート1】
②【18:30:マイルス・デイヴィスの真実(第153回:『ビッチズ・ブリュー』と1969年のジャズ)】
③【19:00:Meet The Star(第131回:宮本貴奈)】
④【18:00:アメリカの有名・人気バンドに参加した日本人ミュージシャン~パート2】
それでは今度の日曜日、18時にInterFMでお会いしましょう。
【おまけ】
前回の放送の特集は「孫と聴くジャズ」。
娘からこんな写真が届きました。4歳になるわが孫は、誰にいわれるでもなく自主的に正座して聴いていたそうです。
孫自慢でした。